抱き枕の月子ちゃんと秋葉原を本気デート!抱き枕のある素敵な新生活!
更新日:2014/6/29
抱き枕ーー。
オタクグッズは数あれど、抱き枕ほどキャラクターへの愛の結晶とも言える究極かつハードルの高いグッズはないかも知れない。
フィギュアやタペストリーは買えるけど、抱き枕はちょっと……、と二の足を踏んでいる諸君のために、抱き枕のある素敵な新生活を提案したいと思う。
ややストーリー仕立てになっているが最後までお付き合い頂けると幸いだ。
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■目が覚めるとベッドに俺の嫁が……。
朝起きるとそこに天使がいた。
何度も何度も夢見たシチュエーション。しかもお相手は僕の大好きな筒隠月子ちゃん。
「月子ちゃん、おはよう。」
そう挨拶すると彼女はそっと微笑んだ……。 ように僕には見えたんだ。
月子ちゃんは大事な表情を笑わない猫像に取られちゃったけど、僕だけに見せる、僕だけが知っている微笑み。それはまぎれもない「天使の微笑」だよね。
僕は「彼女いない歴=年齢」の寂しい男。このまま一人でもいいかなーと人生を諦めつつ、心の奥底ではやっぱりカワイイお嫁さんとラブラブな新婚生活にも憧れちゃうよね。
最近、あまりの寂しさに独り言も多くなってきたある日、行きつけの居酒屋に招き猫を見つけて試しにお祈りをしてみたんだ。
「どうか僕にぐうかわなお嫁さんが来ますように」と。
そうしたらどうだろう!本当にお嫁さんができたのだ。「変猫。」の主人公・横寺陽人は、抱き枕のバーバラさんを猫像にお供えしたけど、僕の場合、自分の伸びきったベルトを捧げた(居酒屋に置いてきた)ら、こんなにカワイイ、お嫁さんがやって来たよ。
月子ちゃんファンのみんな、ごめんね。彼女は僕を選んだみたいなんだ。俺の嫁がこんなにかわいいわけがないってね(笑)
やっぱり嫁っていいな。二次元より三次元に限る!だね。だって、こんなにギュってすることもできるんだよ。も〜う、月子ちゃんってカワいいー!ギュギュギュギュッー!
■初デートはドキドキの連続だね♪
友達のいない僕はもちろん休日に予定なんかあるわけがないよね。だから、いつもは憂鬱な土曜日の朝も、今日はまるで違う並行世界にいるような気分。これってもしかして夢?白昼夢? でも何回も自分をビンタしてみたけど、普通に痛いだけだったし……。
あ、そうだ。せっかくだから一緒にお出掛けしよう!そしてみんなに僕のかわいい嫁を見てもらおう!
でも、もしかして、これって世に言うデ、デートでは? まさかリアルでデートをする日が来るとは思わなかった。しかも相手は学園で一二を争う美少女。
一瞬、月子ちゃんの姉の「筒隠つくし」の顔がチラついたけど……、愛さえあれば関係ないよね。いずれは僕の義姉になるわけだし。
まずは出かける前にお着替えをしようね!そのままだとパンツが見えちゃうし……。今日もお気に入りのミニスカートでいいかな? もぉ!一人でお着替えも出来ないなんて月子ちゃんは甘えん坊さんなんだから。
さてと、どこ行こうかな……。デートと言えば、やっぱり公園でしょう!
あ、あんなところに滑り台がある。
ヒャッハーッ!
滑り台って楽しいね!月子ちゃんといると、なんでも楽しくなるなー。
さてと、次はどうしようか? え、秋葉原に行ってみたい?
■秋葉原では、美人な嫁に鼻高々!
月子ちゃん、ここが秋葉原だよ。僕のホームタウン。
さすがに人が多いね。みんな月子ちゃんの可愛さに(目を見開いて)驚いているよ。振り返られるほど美人のお嫁さんがいるって、最高だな〜。
あ!クレープ屋さん発見!
どの味にしようか? え?肉まん味? そんなクレープはないよー! アハハハ。
はい、お口を開けて、あーん。もぐもぐ、おいしい? 僕もひと口いいかな? あ、間接キスしちゃった。
■結婚して初の共同作業にチャレンジ!
せっかくアキバに来たんだから、記念にプリクラ撮ろうよ。
え、月子ちゃんプリクラ撮ったことないの? じゃあ、初・体・験だね。
じゃあ並んで撮るよー、まばたきしたらダメだからね。
よーし、いろんなポーズでハイ!チーズ!!
パシャ!
どうだい?これが僕らの愛の結晶だよ!
今までひとりでしかプリクラ撮ったことがなかったから大満足だよ。ほんと、デートって楽しいね。
え?お腹がすいた? じゃあごはんでも食べにいこうか。ちょっと歩くけど、いいかな。
ほんと、秋葉原っていい街だなぁ。制服を着た怖い人も声かけて来ないし。それだけ僕らは超お似合いのカップルに見えるってことかな?
■今日はパスタ記念日だね!
さて、カフェについたね。何食べようか? パスタがいい? オーケー!デートにはやっぱりイタリアンだよねっ。
はい、月子ちゃん、あ〜ん。え?なんだって?(難聴) 恥ずかしい? さっきもあ〜んって、してたじゃーん。
あ、そうこうしているうちにもう夕方だね。楽しい時間はあっという間。ん?まだ帰りたくない? そんなわがまま言わないの。これからもずーーーーーーーと一緒なんだから、また来ようと思えばいつでも来れるよ。今度は、お台場に観覧車に乗りに行こうね!絶対だよ♪
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いかがだっただろうか。抱き枕のある生活にドン引きしてしまっただろうか? それとも最高に幸せものに見えただろうか?
抱き枕のある生活は楽しいの一言に尽きる。このように持ち歩く必要はないが、近くに存在しているだけでいつもの日常とは異なる潤いのある毎日が送れることだろう。
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(取材・文・写真=武藤徉子、モデル=橋本商店)