聖地が多数集まる埼玉のアニメイベント「アニ玉祭」の模様をレポート

アニメ

公開日:2013/10/27

 秩父市の『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』や川越市の『神様はじめました』、久喜市の『らき☆すた』など、多くのアニメの舞台となっている埼玉県。2013年10月19日(土)、20日(日)、それらの作品を始め、多くのアニメ&マンガ関連イベントが一同に介するアニ玉祭が大宮ソニックシティで開催された。

 今回のイベントは大宮ソニックシティの25周年を記念して行なわれたものだけに、同会場の多くの場所がアニメやマンガのイラストだらけになっていた。玄関代わりの鐘塚公園は、痛車フェスタの会場。色とりどりの痛車&痛ボート(!)で来場者を歓迎していた。


▲繁華街を歩いていたら、いきなり多数の痛車がお出迎え。かなりの存在感


▲イマドキの痛車は内装にも凝っているようです!


▲こちらは鷲宮商工会による痛ボート「ワシロス」。埼玉は海なし県なのに……

 イベント広場にある野外ステージでは、アイドルや「踊ってみた」人達によるライブや、ミスコンなどが開催。当日はあいにくの雨模様ではあったが、それぞれの熱心なファンが暖かく見守っていた。


▲アニソンDJユニットのアニメーションラボラトリーの4人。野外で「 Show you guts cool say what 最高だぜ!」などを爆音で流していて、非常に盛り上がっていた

 ビル棟ではさまざまな企画が行なわれていた。もっとも盛況だったのが埼玉を聖地とするアニメ関連の出展者が集ったアニ玉マーケット。ここではご当地アニメのグッズがたくさん!


▲アニ玉マーケットで販売されていた、すーぱーそに子が描かれた草加せんべい。実はすーぱーそに子、このイベントの公式マスコットキャラクターです


▲『鉄道むすめ』のひとり・栗橋みなみと、そのコスプレをしたミスくりはしのツーショット


▲会場にはアニメ関連キャラクターのコスプレをした人もチラホラ


▲『ヤマノススメ』も飯能市を舞台としたアニメでした

 またビル棟内ではアニ玉企画展として上記したアニメに加え『ファンタジスタドール』(これも川越市が舞台のアニメですね)などの原画などを展示。さらにメイドカフェHoney Honeyの出張営業も行なわれていた。


▲大宮にも支店があるメイドカフェHoney Honeyも、休憩スポットとして満員状態が続いていました

 さまざまなアーティストがライブを行なってきたホールでもイベントは実施。小ホールではアニソンスマイルminiと題されたイベントを開催。アニソンアーティストの松本梨香さんや高橋秀幸さんらによるアニソンライブ、キャラクターショー「ケロロ エコ活動で侵略大作戦!であります。」で多くのファンを楽しませていた。なおアニ王祭のトリを飾た、大ホールで開催の「埼玉アニメトーク&ライブ」については別記事でその模様を紹介する予定だ。


▲『ケロロ軍曹』のショー。おなじみのキャラクターに加え、エコゲリオン(中央の黄色いロボット)が登場し、さらに暴走するというわりと際どめの内容で、会場内は爆笑


▲左から高橋秀幸さん、松本梨香さん、埼玉出身のアーティスト・ACKOさん

 残念だったのは先述したとおり雨天だったため、場外のイベントスペースがやや寂しい人出だったこと。それでも2日間で合計約6万人も来場者がいたそうで、こうしたイベントの需要は十分にありそうだ。今回は大宮ソニックシティ25周年を記念してのイベントではあったが、5年後、10年後と言わず毎年開催してほしい!

(文=はるのおと)