大人気アニメ『のんのんびより』のような“田舎あるある”を調査してみた!

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更新日:2013/11/5


※のんのんびよりの聖地を特定したような紹介がございましたが、正しくは【特定しない田舎】です。お詫び申し上げます。(編集部)

「にゃんぱすー」「○○のん?」という可愛い言動で人気急上昇中の2013年秋アニメ、「のんのんびより」。このアニメは日本の田舎町が舞台となっており、そこに住んでいる旭丘分校の生徒たち4人(+1人)が主要人物となっている。“鍵をかけない”、“バスが2時間に1本”、“小学生と中学生が一緒に授業を受ける”等、都会っ子には信じがたい日常の連続。父親の仕事の都合で東京から来た女の子「一条蛍」は、日々その田舎っぷりに驚きを隠せないでいる。

こんなのんのんびよりの世界を、田舎に住んでいる人はどう見ているのだろうか。実際に田舎に住んでいる皆さんに調査を行い、“田舎あるある”を集めてみた。

■「人・生活」編
・噂が広まるのがやたら早い
・近所付き合いが濃い
・鍵どころか、家の扉も閉めないところがある
・井戸水しかなく、水道代がタダ
・近所で山菜採るのは当たり前
・発売日が遅い
・チャンネル数が少ない

近所との交流が頻繁でお互いをよく知っていて、その限られた人以外はあまり見かけない、という状況があるからなのだろうが、鍵をかけない、という意見が多発したのには驚いた。それどころか、ツバメが家の中に巣を作るからドアも閉めない、という家もあるそうだ。のんのんびよりの越谷夏海たちが言っていたのは本当だった。
また、自然に恵まれているため、山菜等を普通にその辺で採ったり、井戸水を使用していて水道代がタダだったりと、自然と密接に関わっている。
ちなみにチャンネルは、民放が2つしか映らず、“表”“裏”という呼ばれ方をする地域もある。


■「交通事情」編
・家から駅まで徒歩30分とか当たり前
・駅の待合室が豪華
・駅のまわりに何もない
・バス停じゃなくてもバスが止まってくれる
・空港が県内にない

田舎に住んでいて最も不便だと感じることは、やはり交通の便ではないだろうか。最寄駅がもはや全然最寄ではないなど、よくある話だ。電車は1時間に1本、基本的に一車両、駅のまわりには何もない。JRの終電が22時台。そんなことは普通なのだそうだ。その代わり、駅の待合室がやたらと豪華で、中にはテレビまであることもある。バスに至っては、1日2本しかないバスもあった。しかし、バス停じゃなくてもバスが止まってくれる、というのはすごい。運行スケジュールにも、乗車する客にもゆとりがあってこそ可能なことだろう。


■「建物・景色」編
・駐車場がやたら広い
・お店が基本単体(ビルがない)
・9時すぎると真っ暗
・地下施設が皆無(デパートも地下がない)
・2階建て以上の建物が少ない
・コンビニが24時間営業じゃない
・エロ本の自販機がある
・コテージ仕様の、もはやホテルではないラブホが多い
・卵の自販機がある。野菜の無人販売所がある

田舎は土地の価格が安いことから、建物が縦ではなく横に広がる傾向にあるようだ。そして同じ理由から、駐車場が非常に広い。中には、コンビニの駐車場面積が店舗の10倍、なんてこともあるらしい。
また、様々な方面に自販機が大活躍しているそうで、飲み物やお菓子だけではなく、卵や野菜、エロ本まで買えるとのこと。中には自販機ですらなく、野菜等を無人状態で売っている無人販売所があるそうだ。聞くところによると、ザルやかごが置いてあり、その中にお金を入れて野菜を持ちかえるらしい。

他にも、探せばいろいろな違いが見つけられそうだ。都会の便利で合理的な生活に慣れてしまっていると、「それ大丈夫なの?」「不便そう……」と感じてしまうが、地域内の信頼関係がしっかりしているからこそ、こういう生活が可能なのだろう。

のんのんびよりでも、まだまだ様々な驚きや発見がありそうだ。どのキャラクターも魅力満載で思わず表情が緩んでしまうが、美しい背景や田舎独特の生活習慣にもぜひぜひ注目してみよう!

(文=月乃雫)

のんのんびより

・公式サイト
http://www.nonnontv.com/

・公式Twitter
@nonnontv

<原作情報>
『のんのんびより』は、現在MFコミックス アライブシリーズより6巻まで刊行されている。


(MFコミックス/あっと/\550)

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