『機巧少女』ヒロイン夜々役の原田さんは○○○○が好き!?

アニメ

更新日:2014/3/28


 10月7日から放送が始まった秋アニメ『機巧少女は傷つかない』(以下『機巧少女』)。そのヒロイン役を演じる声優の原田ひとみさんに話を聞いてみました。前回はアニメやOP、EDの話でしたが、今回はさらにディープな話に……それではどうぞ!

――OPとED、それぞれのカップリング曲について教えてください。

原田:「Anicca」のカップリングの「Burnt Red」は、スマートフォン用ゲーム『機巧少女は傷つかない Facing “Burnt Red”』のタイアップ曲です。どちらかと言うと夜々と真逆でドSな感じの歌で、すごく楽しかったです(笑)。こちらも激しい曲ですよ。

――両方の曲とも激しい曲なんですね。

原田:私の曲で静かな曲ってあんまりないんですよね(笑)。ライブも大変ですが、頑張ります。

――EDのカップリング「夢見サンライズ」はいかがですか?

原田:「回レ!雪月花」が3人のOP曲とするなら、こちらはEDという感じで。こちらはミドルテンポの曲ですが、すごくかわいくて私は大好きです。

――OPのPVも拝見しました。素朴な疑問ですが、どちらで撮影されたんですか?

原田:千葉県の美術館みたいなところですね。

――かっこよく仕上がっていましたが、PVで持っていたのは鞭ですか?

原田:そうです。現場に行ったら乗馬用の鞭を渡されて。最初は衣装も清楚で、場所もそういうところだし、「激しく動くタイプではないPVにする」と聞いてたのでそういう風に想像していたのですが、現場に行ったらなぜかトカゲと鞭があって……(笑)。トカゲを触ったのも初めてでドキドキしましたが、意外とかわいかったです。そんな感じの撮影でしたが、仕上がったものを観るととてもかっこよかったですね。

――ラジオも9月から配信されていますが、そちらはどんなものですか?

原田:ラジオは下野紘さんとめぐたん(高本めぐみさん)と私がパーソナリティでやっています。数年前に1、2回やったラジオよりも相当パワーアップしていて、めぐたんがグイグイくるようになってくれました。

――原田さんもわりとグイグイいくほうだと思いますが。

原田:そうですかね? ただふたりとは長年付き合いがありますが、やはりめぐたんがあそこまで進行とかしてくれるようになって、すごくうれしいです。「何様なんだ」って話ですけど(笑)。最初のころはめぐたんの声が掻き消えてしまいそうな感じでしたが、今はとてもバランスがいいと思います。



――ここからは原田さん自身についてお伺いします。まず歌を歌うのはお好きですか?

原田:元々大好きでしたが、まさかプロとして歌わせて頂けることになるとは思っていませんでした。声優を目指していたらなぜかこういうことになっていた、という感じです。しかも声優を目指したときもディズニーのような海外アニメだったり、海外ドラマだったりをイメージしていて表に出ないと思っていたので、「意外と表に出てきたな」と。ただ小さいころから歌が好きで、たとえばテレビの中の歌のお姉さんと一緒に歌ったり、ディズニーアニメで歌っているシーンで声色を真似て歌ったり、今でもそういったことが役に立っているなと思います。

――カラオケとか行かれますか?

原田:昔はよく行ってました。今でも歌のお仕事がないときなどにたまに行きます。

――人生で一番歌った曲は?

原田:『リトル・マーメイド』のアリエルの歌ですね。小さいころからよく歌っていました。

――小さいころから特にディズニーアニメが好きだったんですね。

原田:そうですね。実は大人も楽しめるアニメを観始めたのは大人になってからで、まずは『少女革命ウテナ』とかあの辺を借りて。吹き替えからアニメの声優のオーディションを受けるようになってからもまた色々と観るようにもなりました。お芝居の作り方とか全然世界が違っていて、最初はすごく戸惑いました。

――お好きなアニメはありますか?

原田:最近だと『惡の華』ですね。

――どちらのヒロインが好きですか?

原田:私は佐伯さんですね。「仲村さん恐い」とずっと言ってました。ただ、うちのプロデューサーは仲村さん推しで、そこで意見が割れるんです(笑)

――変わったアニメでしたよね。

原田:普通にファンとして楽しんで、Twitterで「面白い面白い」と呟いてたら作品プロデューサーに話しかけられたり。「なんかすいません」という感じですけど(笑)。そんなこともあって、自分が出た作品以外だと『惡の華』ですね。

――では自分が出られた作品で特に印象深いものは?

原田:全部思い入れがあるのでひとつは難しいですね! ただ強いて挙げるなら『ささめきこと』です。初めてオーディションで受かった地上波のアニメで、私の中の色々なことを変えた作品です。それまでの自分の芝居論を1回打ち壊さなければならなかったですし、臨機応変でないとテレビのアニメーションは務まらないと思わされました。すごく悩んだ時期でもありますが、自分の転換期でもあるので、やはり『ささめきこと』は印象に残っています。

――目標にしている声優さんはいますか?

原田:目標という意味では特にいません。声優やタレントってそれぞれ唯一無二だと思うし、たとえば私の演じる夜々とほかの人が演じる夜々は別物になるはずです。なので自分の中の一番を目指したいな、といつも思って演じています。ただ、ご一緒させて頂いた時に、好きだなと思ったのは沢城みゆきさんですね。沢城さんの空気感が好きです。



――最後に、今後10年でやりたいことや目標を教えてください。

原田:今より大きなところでライブを開催することですね。それを実現するには、歌を聴いてくださってる人や認知してくださる人が増えてるっていうことですから。こうして表舞台に出させて頂いているなら、大きな舞台でみんなで幸せになれたらいいなと思います。

――そのためにも、まずは年末のライブを成功させる必要がありますね。

原田:そうですね。年末のディファ有明は寒そうですが、コミケ帰りに足を運んでほしいです(笑)

 2回に渡ってお届けしてきた原田ひとみさんへのインタビュー、いかがでしたか? そんな彼女は秋アニメでは『機巧少女は傷つかない』の夜々、そして2014年1月放送開始の『マケン姫っ!通』では二条秋役として出演します。更にソーシャルゲーム「アイドルマスターシンデレラガールズ」の十時愛梨、「ガールフレンド(仮)」の望月エレナなど、彼女が演じる唯一無二のキャラクターがどんな風になっているか、ぜひチェックしてみましょう!

(文=はるのおと、撮影=山本哲也)

機巧少女は傷つかない

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OPテーマ「Anicca」



歌:原田ひとみ
そのほかカップリング、各off Vocalを含む全4曲を収録予定
2013年11月6日(水)発売
価格:1,260円(税込)

EDテーマ「回レ!雪月花」



歌:歌組雪月花 夜々(原田ひとみ) いろり(茅野愛衣) 小紫(小倉唯)
そのほかカップリング、リミックス、各off Vocalを含む全5曲を収録予定
2013年11月27日(水)発売
価格:1,260円(税込)