『生徒会役員共*』にハマった方に贈る、“下ネタ”アニメのススメ!

アニメ

更新日:2014/1/28

 いやぁ、これほど“ひどい(褒め言葉)”というフレーズが似合うアニメはない、と改めて思い知らされましたね、『生徒会役員共*』! 相変わらずのマシンガンな下ネタっぷり、気合いの入った作画、申し訳程度(失礼!)に入るラブコメ要素のステキさ……と、1期と変わらぬ男らしい姿勢に、ネットでも「やべぇ」「しょうもない(褒)」「椎名へきるを何だと思ってるんだ!」と評判は上々です。

『生徒会役員共*』は週刊少年マガジン(講談社刊)で連載されている『生徒会役員共』のアニメ版。2010年7月から第1期が放送されましたが、好評だったこともあり、この冬から第2期が始まりました。

 この作品の舞台は、女子校から共学になったばかりの桜才学園。主人公の高校生・津田タカトシは入学した直後に生徒会長の天草シノに誘われ、女の子だらけの生徒会に入ります。

 これだけ書くと「なんだハーレムアニメか」となりそうですが、生徒会メンバーを含め、生徒の多くがボケ(おもに下ネタ)大好き。数分に一度は必ずピー音やモザイク――たとえば3話では19回!――が入り、タカトシの表現力豊かなツッコミとともに、視聴者もため息や乾いた笑いを思わず漏らしてしまいます。まぁ、下ネタ4コマ界の雄・氏家ト全先生の作品だから仕方ありません。

 そんなこんなで「やはり男は何歳になっても下ネタが好きだ」と感じ入った次第。高尚なアニメやお色気たっぷりなハーレムアニメもいいけど、たまには高校の部室ノリな下ネタでゲラゲラ笑うのも単純に楽しいですよね! というわけで『生徒会役員共*』で改めて下ネタの楽しさに目覚めたアナタにレコメンドしたいのが以下の4作品です。


『ゴクジョッ。~極楽院女子高寮物語~』(2012年1月~、下ネタ度★)


 初放送が中京テレビとDMM.comだけながら、度重なる放送の自主規制により話題となった一作です。極女と呼ばれる女子校で繰り広げられるテンション高めのバカコメディで、どぎつい下ネタは少なめ。「下ネタはちょっと……」なんてカマトトぶってるむっつりスケベさんへのジャブにちょうどいいでしょう。ちなみに主人公・赤羽亜矢の声優は、『生徒会役員共*』の生徒会長・天草シノと同じ日笠陽子さん。『けいおん!』秋山澪役でブレイクしたのに、どうしてこうなった!


『B型H系』(2010年4月~、下ネタ度★★)


「エチトモ100人」という夢を持つ美人女子高生・山田(CV:田村ゆかりさん)が、ふとした拍子に知り合った小須田君のチェリーを奪おうと奮闘するラブコメディ。そんなお話のため随所に下ネタが入るのですが、実は自身も経験がないためトンチンカンなことばかりしてしまう山田も、そして高嶺の花に見合うよう頑張る小須田君も、とにかく初々しくてかわいい! えげつないネタはそれほど多くなく、女性にも安心してオススメできる良作です。


『よんでますよ、アザゼルさん。』(2011年4月~、下ネタ度★★★)


 探偵事務所に集う悪魔探偵と、かわいい悪魔達を中心としたギャグ作品。最近のアニメにしては、かなり普通気味なメガネ女子大生の佐隈さんが、悪魔達のゲスい下ネタに晒され続ける姿がタマりません。オススメは第2期『よんでますよ、アザゼルさん。Z』の第9話「博物館へようこそ」。姿を消し、男性器を振り回す露出狂の奇行ぶり、劇団イヌカレーも真っ青な変人の国のアバンギャルドな描写は伝説です。


『おるちゅばんエビちゅ』(1999年8月~、下ネタ度★★★★★★★★★★)


 ガイナックスの下ネタアニメと言えば近年では『パンティ&ストッキングwithガーターベルト』が有名ですが、より強烈なのがこの作品。25歳OLの家でお留守番するかわいいハムスターのエビちゅ(CV:三石琴乃)が、Hもバンバンしちゃうご主人ちゃまと繰り広げるギャグ……なのですが、ユルい見た目に似つかわしくない直球な放送禁止用語が、ピー音なしでバンバン発せられて明らかにアウト。

 やや古い作品ながら、下ネタの強烈さは今なお最高峰。下ネタアニメの金字塔として現在も一部のマニアに愛されています。『アニメ愛のあわあわアワー』というDVDに収録されているので、レンタルショップなどで見かけたらぜひチェックを!

 ほかに『銀魂』や『変ゼミ』などもありますが、今回紹介した作品はいずれ劣らぬ下ネタアニメで、『生徒会役員共*』を好きな人なら間違いなく楽しめるでしょう。色んなアニメを観ていると、こうした単純に明るく、カラッと笑い飛ばせる副菜的な作品がうれしくなりますよね。みなさんもツラいことがあったり、欲求不満が溜まったりした場合は、こうしたアニメで声優さんのきわどい発言を聞いてすっきりと気分転換しましょう!

ところで『生徒会役員共*』の“*”って何なんでしょうね?(すっとぼけ)

(文=はるのおと)