【羽多野渉&佐藤拓也】ニコ生「8bit BROTHERS」の正しい楽しみ方!〜八尾藤兄弟に
公開日:2014/12/27
声優の羽多野渉さんと佐藤拓也さんが出演するニコ生番組「8bit BROTHERS」の収録現場に遊びに行ってきた! 収録現場の模様や2人のインタビューをお届けする。
「8bit BROTHERS」とは、「ぷよぷよ」や「ツインビー」など、’80?’90年代に流行した懐かしのレトロゲームを「八尾藤兄弟」こと羽多野さんと佐藤さんがリアルタイムでプレイする番組。しかし、どうやら単なるゲーム実況番組とは雰囲気が異なるらしい。そこで、今回はリハーサルから本番までの2人に密着! さまざまな楽しみ方ができる「8bit BROTHERS」の魅力について、レポートと共に解説していこう。
■たまたま「八尾藤(はちびとう)兄弟」だっただけ。
この番組は、八尾藤兄弟こと羽多野渉さんと佐藤拓也さんがゲームをプレイし、その素晴らしい腕前を披露する! …という番組ではない。実際のプレイでは、知らないうちにゲームオーバーになっていたりするし、クリアできないことも多々…。しかし、2人がレトロゲーム大好きであることに違いはない。
「8bit BROTHERS」という、あたかもゲームの達人的なタイトルになった理由を弟・佐藤さんに聞くと、「たまたま2人の名前が「八尾藤」だったから」。また、兄ぃの羽多野さんによれば「八尾藤家に伝わるのは“好きなことをする人生!”」。その人生を体現するために、2人は今日もレトロゲームのプレイに明け暮れるのだった…。
■ゲーム画面の隣の2人の「表情」を楽しみましょう。
「今日は取材の方がいるので、大きな声を出します。アーーー!!!」という弟・佐藤さんの威勢のよい声出しでリハーサルがスタート! 「今日はプレイが冴えてる!いや、でもリハでこれだけ冴えてるっていうのは…(本番が心配)」と、この日プレイしたレトロゲームは「タントアール」。番組的には、2人のうち、どちらかがクリアすればOKなのだが、
弟(佐藤)「おっと、ゲームオーバー…! 俺は兄ぃと違ってパズルとか苦手だー」
兄(羽多野)「(まだプレイしながら)でも、どっちかがクリアすればいいんだから…」
弟(佐藤)「いやだ、くやしい!」
といった会話が繰り広げられている。真剣にモニターを見つめ、同じ所でくやしがり、同じようにのけぞる兄弟(大きな声を出すのは主に弟・佐藤さん担当)。その姿を見るのは実に楽しい。ニヤニヤしてしまう。
「8bit BROTHERS」を楽しむには、このように、まるで童心に戻ったように純粋にはしゃいで遊ぶ2人の仕草や表情を眺めることが大切だといえる。実際に、この日のニコ生では、「(2人の)顔が面白かった」というコメントも寄せられていた!
■もちろん、レトロゲームの面白さにも注目してくださいね。
兄弟の説明によると、「タントアール」はミニゲーム集を確立させて有名になったゲーム。1つのゲームで、迷路、パズル、アクション系など、たくさんのミニゲームを楽しむことができる。「ビリージュエル」みたいな“大人の悪ふざけ”満載のタイトルも面白い! その中の1つ「ひと筆めくりめぐり」は、「お父さんのベッドの下に隠してあった本みたいなタイトル」(by 弟・佐藤)だそうだ。
ミニゲームの中で兄・羽多野さんが得意だったのは、鳥の数を当てる「バードトリック」など。
弟(佐藤)「こういう勢いがないゲームって苦手だな。理知的な兄ぃにはぴったりだよね」
兄(羽多野)「うん。俺は好き!」
一方の弟・佐藤さんは、トレイのシルエットと同じクッキーを並べる「テキパキクッキー」が得意そう。
弟(佐藤)「んんっ!(とプレイに力が入る)」
兄(羽多野)「んんっ! つって」
弟(佐藤)「(…聴こえてた?)は、はずかしいよ?、兄ぃ?! でも、食べ物がかかると俺は強いよ?!」
総合して、今回のゲームを大いに楽しんでいた兄弟。
兄(羽多野)「今日は絵的には地味だけど、俺らは面白かった!」
弟(佐藤)「取材の方が入ってるんで、よそいきのプレイがしたいと思ってたんですけど…」
兄(羽多野)「よそいきどころか、夢中になりすぎて喋らなくなっちゃった(笑)」
■トークコーナーでは、感動のストーリーも!
クリスマス直前のお便りコーナーでは、クリスマスプレゼントにまつわるお便りがたくさん到着。家族や親子の美談など、ちょっとイイ話がつづき…。
兄(羽多野)「今日のBROTHERSはノスタルジック! 泣けてきた…」
弟(佐藤)「おじさんたち、ちょっと涙腺ゆるんできた…」
感動ストーリーの数々に感化されて、2人もそれぞれ小さい頃の思い出話を語り出す。兄・羽多野さんは小さい頃、両親からゲームボーイをプレゼントされたとか。「年々実家に帰ると両親の頭に白いものが増えて…」という弟・佐藤さんの親孝行を感じさせる実家話にも感動。
あわせて、視聴者の意見を反映して作られたというオリジナルグッズも紹介された!
■なんと、八尾藤兄弟は楽屋でもハイテンションだった!楽屋の兄弟に直撃インタビューを敢行!
――あらためて、「8bit BROTHERS」の番組紹介をお願いします!
兄(羽多野)「いいオトナの2人がレトロゲームに熱中し、時間を忘れてプレイするという番組なんですけれども。レトロゲームといっても年代によって違って、僕ら自身もプレイしたことがないゲームに挑戦することも多いんですよ」
弟(佐藤)「いわゆる1980年代~90年代に発売されたファミコンソフトを今プレイすると、どんなリアクションになるかを試しているんですけど、めちゃめちゃ子供にかえってますね(笑)! 番組であることを忘れかけることもございまして」
兄(羽多野)「間違いなく子供のときに遊んでいた時の感じと同じ(笑)。あと、拓也さんはピンチになると必ずといっていうほど大声を出すんですよ(笑)」
弟(佐藤)「大声を出したら、もしかしてクリアできるんじゃないかなっていう気合いで(笑)。精神年齢は完全に1ケタですね(笑)」
兄(羽多野)「ゴール直前で罠にはまってクリアできないって時はもう、2人でくやしがってるよね(笑)。嘘やろ~って(笑)」
――必ずクリアしているわけではないのですよね?
弟(佐藤)「むしろクリアしている率は低いですよ(笑)。僕ら、超絶プレイができるわけではないので。僕たちが毎回楽しそうにプレイしているゲームに興味を持ってもらえたらいいなあと」
兄(羽多野)「初めてプレイするゲームもあって毎回驚きがあるんですよ。だからリアクションが新鮮だと思います(笑)」
――それぞれ得意なジャンルは?
兄(羽多野)「どうだろう?」
弟(佐藤)「僕はプレイがゴリ押しぎみなので(笑)。繊細なプレイングやパズルとかのひらめきは完全に渉さんにお任せです! 僕は大きい声でゴリ押しするだけです(笑)」
兄(羽多野)「『ワギャンランド』は盛り上がったよねぇ。二人で協力してしりとりをしたり、アクションは拓也にやってもらって」
弟(佐藤)「『ファミリートレーナーアスレチックワールド』をやった時は、2人の良さがそれぞれ出たんじゃないかと。ただただ走るのは僕が担当し、立ったりしゃがんだりする細かいところは兄がやり(笑)」
兄(羽多野)「やっているうちに、なんとなく役割分担できてるよね」
――トークでも“兄弟”感は出ていますか?
弟(佐藤)「僕はおおまかですけど、ディティールを兄がつけてくれてるので、『これ、そういう意味だったんだ!』っていつも思います(笑)」
兄(羽多野)「トークは台本もざっくりしてますからね(笑)。そういう意味では、ゲームをする時間にがっつり時間をとってあるので、僕らも早くゲームをプレイしたくてしょうがないんです(笑)」
弟(佐藤)「必要なことは言う! だから、とりあえず続きをやらせろ! みたいな(笑)」
――いちばん盛り上がった回は?
兄(羽多野)「僕はやっぱり『超人ウルトラベースボール』ですね。あの時の野球チームのプレイをアニメにして観たいくらい(笑)。最初に3点4点とられて心折れかけちゃったんですけど、最後は僅差で…」
弟(佐藤)「逆転に次ぐ逆転で、いい試合だったなって。勝てると思ってたのに…!」
兄(羽多野)「逃げ切られるかと思ってたら、選手がみんな超人だから、特別な能力を使って流れが変わるという…。だって、ピッチャーゴロがランニングホームランに(笑)!」
弟(佐藤)「やれ魔球だ、となってボールがなぜか鉄球に変わってたりとか(笑)。デッドボールでバッターが弾ける、みたいな(笑)」
――では、反省点が残った回は?
兄(羽多野)「序盤のゲームは超絶難しくて、10分か20分で、いつも同じところで死んでましたね、僕たち(笑)。『スーパー魂斗羅』はさすがに2人で反省会をやりましたよ。これは、僕らもしんどいけど、観てる方はもっとしんどいよ!って(笑)」
弟(佐藤)「さすがの拓也も、あの時ばかりは大声出せなかったな(笑)」
兄(羽多野)「スタッフさんに相談することもありますよ。生放送中に結果が出せないとか、僕らがリアクションがとれないくらい難しい時があったので、対戦にすればエンディングを迎えられるし、観てる方にとってショーになるんじゃないか、とか。協力プレイも、難易度によっては、楽しくできるものと、ひたすら修行みたいになっちゃうゲームがあって(笑)」
弟(佐藤)「せっかく僕ら、兄弟としてやらせていただいているので、兄弟の苦しむ姿ではなく、切磋琢磨なり、協力なりして、ゲームを楽しんでいるところを観ていただけるようにしたいねと!」
――これから放送を楽しみにしている読者にメッセージを!
兄(羽多野)「ジャンルにとらわれず自由にいろんなゲームに挑戦していきたいと思っています。パワフルなプレイを弟に任せて、僕は割と考えながらやるゲームが好きだなっていうことも、なんとなくわかってきましたし。2人で楽しくこれからもやっていけると思います。テレビで見せてはいけないくらい、ひどい顔しながらプレイしていますけど、僕らの顔を見ているだけでもそれなりには楽しいと思いますので(笑)」
弟(佐藤)「ほんと、素の状態で一生懸命プレイしてます! “こんな羽多野 渉の顔を見ていいのか…”って見てくださっているみなさんが心配になってしまうくらい、僕らは真剣です(笑)。ニコ生は、お客さんの反応が見られるのが良さだと思いますので、もっと視聴者のみなさんに参加していただける環境を、今後僕らが作っていけたらいいなと思っています」
▲「本日の収録、無事に終了?!」
羽多野渉と佐藤拓也の「8bit BROTHERS」
・羽多野渉と佐藤拓也の「8bit BROTHERS」http://ch.nicovideo.jp/8bitbros
(取材・文/麻布たぬ)