95年よりスペイン在住。等身大のスペインを伝えるべくライター、コーディネーター、通訳などなどあちこちでお世話になっております。 あらゆる仕事に共通する本番前の「事前の仕込み」「調べ物」が本人的には最も燃える作業。活字中毒を自認し、日々の読書は日本語とスペイン語半分ずつの割合。好きなジャンルは、文芸、歴史、料理、ノンフィクション、エッセイ等々。好きな作家は、数々あれど・・・読み返すのは井伏鱒二。スペイン語圏作家なら、マリオ・ベネデッティ。おじさん作家どっしり系または女流作家男勝り系が好き。電子書籍出たてのころは「本じゃないわ!」と鼻息を荒くしてましたが、慣れてみると、日本語の本に慢性的に飢えている海外在住者の救世主に思えます。スバラシイ。
音楽家と美食。考えてみれば、2つの芸術が結びつかないわけがないのですが、クラッシックの音楽家についてはことさら「美食」というこだわりがその作風にも深く影響しそう…
小説・エッセイ
2015/11/15
一部を除き、オンナには縁遠いAVの世界。その業界の仕組みとこれまでの戦い、これからの展望を熱く語る1冊が『AVビジネスの衝撃』。タイトルから怪しげでエッチな本だと想…
AV
2015/11/10
あまりにそのままなタイトルもハデですが、今まさにタイムリーな感じがして購読。中国も韓国も日本にとってはお隣さんで、上手くやっていかなければならない存在。彼らが…
トイレ
2015/6/21
世界中誰もが知っている商品。日本人の日常や人生の一シーンまでに深く入り込んだイメージたち。ヒット商品の裏には常にあっけないほどのアイデアがあったり、涙なくては…
日本人
2015/5/26
読後第一印象は、「恐ろしい本を読んでしまった」、身近に取り巻く、社会問題、環境問題、世界情勢、いろいろありますが、これほどダイレクトに影響するかもしれない問題…
人口
2015/4/27
シドニーの「TETSUYAS」を率いる和久田哲也氏。そのファイティングスピリッツを十二分に閉じ込めたこの一冊。一見地味なこのタイトルからは想像し得ないシェフの料理への…
グルメ
2015/4/14
SFやファンタジーを想像してしまうこのタイトル。第1章は相当に強烈です。描かれるのは、近未来のような、現在のような不思議な時間軸。「平和警察」と呼ばれるナチスのよ…
小説・エッセイ
2015/4/6
ズバリタイトルでひきつけられた一冊。まさに、そうではないでしょうか?みなさん、自分の声、好きですか?私は取材時の録音の書き起こしや、ビデオの翻訳などで自分の声…
声優
2015/3/16
法務教官ー少年院の先生を12年間務め、1000人以上の生徒を見て来た著者。その体験をもとに、女子少年院というこの特殊な鍵で閉ざされた世界を丁寧に説明したのが本書です…
事件
2015/2/12
久々に読む推理小説は紀伊国屋のウェッブサイトで、しばらくの間、電子書籍文芸のベストセラー第1位に! ピエール・ルメートルの作品は初めてですが、否が応でも期待が高…
小説・エッセイ
2015/1/19
まったくの予備知識なしで読み始めた1冊でしたが、瞬く間に内容に夢中になりました。本好きなら誰もが心配しているこれからの出版物の行方。時代やツールに応じて激変して…
作家
2015/1/8
著者名を見ただけで気抜けしそうになるアラフォーの私でしたが、心もちなおして、一気に読みます。この世代のこのジャンルのこれだけ軽いエッセイは初めてかもと思いなが…
ブロガー
2015/1/7
単なる交通機関というよりも日本固有の文化のひとつ、といっても過言でない鉄道。列車だけでなく、その駅や鉄道にまつわる地域に対する思いをつづったのが本書。 「テツオ…
地域
2014/12/19
読後感の、この微妙な淡い気持ちはなんでしょう?!林真理子という作家に改めて感嘆した、ということなのかもしれません。 本書は80年代まさにバブル真っ盛り時期に、著者…
小説・エッセイ
2014/11/29
角田光代といえば芥川賞候補にもなった作家なので、このタイトルでなにか真摯な家族小説かな、などと勝手に想像したのですが、嬉しい裏切りに合いました。内容は作家の旅…
小説・エッセイ
2014/11/12
「甘え」という概念が日本文化の特質的な一面であることを解いた故・土居健郎著『「甘え」の構造』。この名著に強く共感した教育学や身体論の専門家、斎藤孝が晩年の土居…
子育て
2014/10/25
あまりの明快さに、うっとりしてしまうほどの本書。一気に読了しました。確かに、言われてはいる「資本主義の限界」。その歴史とからくり、将来への展望を素人にも本当に…
政治
2014/9/19
物語は、国が特定できない難民キャンプの様子から始まります。まったくのあらすじも何も知らずに読み始めたので、「あぁ。辛い話だなぁ。」と暗い気持ちになっていたので…
小説・エッセイ
2014/9/11
「美術監督」という職業を聞いて、何をどんな風に扱っているのか、わかる人は少ないはず。「美術」とついているから多分絵とか映像とかと関係があって、「監督」だから、…
ジブリ
2014/8/22
読後、はて、何を食べるものかと迷ってしまう、もうそれだけで効果があるのかもしれない1冊です。端的にまとめれば、著者が言わんとしているのは、私たちが常食している白…
グルメ
2014/8/14
中村うさぎさんの『ショッピングの女王』、昔読んでいました。極端な性癖に多少の嫌悪感を抱きながらも、女性の奥深い物欲とか、その更に奥の不安などが強烈な印象を残す…
小説・エッセイ
2014/8/1
先日友人と話していて、彼女も街角でカフェに入ったり、デパートで買い物をしたり日常生活ですれ違う様々な他人の「物語」を妄想して楽しんでいる、と知ってびっくりしま…
人生
2014/7/17
読後「いやー、この話をジブリはどうやって表現するんだろう….」という印象が強烈でした。アンナは、「おとなしいおちびさん」と呼ばれ、「やってみようともしない」と大…
小説・エッセイ
2014/6/22
のび太がどんなダメンズだろうと、愛し合っていればいいんじゃない!? と突っ込みを入れつつ購入。タイトルに磁力があることは否めません。あんなにできて、可愛いしずか…
アニメ
2014/5/27
ディズニーランドの「おもてなし」のポジティブさは来場者に強烈な印象を与えます。実際、キャラクターやアトラクションと同じぐらい、スタッフの気持ちよさ、行き届いた…
おもてなし
2014/5/23
東大出身の現職住職という肩書きもさておき、小池氏の魅力というのは等身大のお坊さん、というところ、その凛とした佇まいなのでは。お坊さん自身が表紙に登場している説…
坊主
2014/5/11
「きつねそば」がないことも、飴に「飴ちゃん」とちゃんづけで呼ぶことも、大阪人や関西人にとっては「なぞ」でもなんでもない当然のことなのでしょう。そうしてみるとタ…
あるある
2014/4/18
1986年に出版された『たいめいけんよもやま噺』の改訂版である本書。昭和の頃の匂いが香るおやじさんの口調そのままの心地よい1冊です。たいめいけんと言えば、日本橋の洋…
小説・エッセイ
2014/4/4
日本の神々について、「神仏習合」があったことさえ、忘れていました。そうなんです。明治までは神仏日本の寺院に神様が祀られていることも、神社に菩薩があることも大丈…
スピリチュアル
2014/3/27
村上春樹に関する謎は、国民全般に共通した疑問ではないでしょうか。私の周りもみな必ず春樹を読みます。「みんなが読んでいるから読む」「話題になったから読む」「また…
小説・エッセイ
2014/3/20
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