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電子ナビ 作家・執筆者

ワイコブ
95年よりスペイン在住。等身大のスペインを伝えるべくライター、コーディネーター、通訳などなどあちこちでお世話になっております。 あらゆる仕事に共通する本番前の「事前の仕込み」「調べ物」が本人的には最も燃える作業。活字中毒を自認し、日々の読書は日本語とスペイン語半分ずつの割合。好きなジャンルは、文芸、歴史、料理、ノンフィクション、エッセイ等々。好きな作家は、数々あれど・・・読み返すのは井伏鱒二。スペイン語圏作家なら、マリオ・ベネデッティ。おじさん作家どっしり系または女流作家男勝り系が好き。電子書籍出たてのころは「本じゃないわ!」と鼻息を荒くしてましたが、慣れてみると、日本語の本に慢性的に飢えている海外在住者の救世主に思えます。スバラシイ。

ワイコブさんの過去の記事

新着順/注目順
レビュー 日ごろカレーに市販ルーばかりを愛用している方々に 電 ★★★★☆
インド料理を紹介するにあたって、冒頭から、著者の体験談で読者は一気にジモティなインドのレベルに引き込まれます。アユールヴェーダというとなにか怪しげで神秘的な響き、「奥義を伝授」してもらうような気持ちになりますが、実際のところ、インドの生活レベルに浸透している「おばあちゃんの知恵」的食べ物と生活習慣に関する「やりかた」のようなものだと解釈しました。そうなると、「うなぎの後に梅干だめよ」とか、「てんぷらのあとにスイカ食べないで」とかいう日本のなんてことない「お母さんの忠告」を聞いているような感覚と同じなのかと、親しみやすさ倍増。
レビュー 林真理子の円熟期に触れる 電 ★★★★☆
久々に林真理子を読もうと思ったのは、作家の円熟の時期の作品をまるで読んでなかったからです。 54年生まれの彼女もそろそろ60代。信じられないなぁ。この作品の紙書籍は2007年に出版されているので、作家53歳のときの執筆。「ルンルンを買っておうちに帰ろう」で一世(こと、女性)を風靡した彼女は、現在の40代、50代女性にとっては文学界の松田聖子的存在だったもの。ananが林真理子の描く世界の代名詞だったなぁ。とにかく当時は彼女の記事やエッセイ、作品を毎日のおやつのようによく「消費」したものです。
レビュー ルーティーンこそが実はカッコイイんだと思える1冊 電 ★★★★★
著者が前書きで明確にするように「メタルカラーの人々の見えない努力、真摯な仕事によってもたらされた」日本の豊かさ。この本で語られるのは新幹線の走行を安全を確保する気の遠くなるような保線作業や、リニアモーターカーにかける夢、1cm角にレンズ200万個を実現したビデオ、あの高速の自動改札機がいかに開発されたか、などなど。高度経済成長期から現在にかけて開発された技術の、世界トップレベルの知識と商品化までの経験談が魅力的に綴られています。
レビュー タイトル通り、こんなにたくさん! これでもかの豆の魅力 電 ★★★★☆
出ました。農文協のレシピシリーズ。 この本の著者の方々は、失礼ながらトレンドを作り出すようなおしゃれなタイプでもありません。各レシピに写真もついていないし、ビジュアル的には実直一辺倒。でも、だからこその好感度というものがあります。レシピにいちいち美しい写真をつけなくとも、迫ってくる大量の豆情報に、やはり、「今晩、豆煮ようっと」ということになるに違いありません。
レビュー 「水曜どうでしょう」のスタッフ飲み会に参加したような1冊 電 ★★★☆☆
「水曜どうでしょう」は、96年10月から北海道内で放映され始めた人気バラエティ番組。一定の約束事に沿ったロードムービーのような形体で、道内で絶大な支持を得た後、日本全国でも認識されるようになりました。 出演者の大泉洋さんは、その後ドラマに映画にと引っ張りだこの大ブレイク。『千と千尋~』の蛙の番台も彼の声だとか! 私もスペインでTVコーディネートをしている関係で、日本で流行っている番組やタレントさんなどよく耳にしていますが、遠いスペインでも彼の番組の存在は知っていたほどです。
レビュー チーズの専門家ならずとも、うなる1冊 ★★★★☆
スペインに住んでいると、チーズはとても日常的な食べ物です。 熟成の長くハードタイプで、羊乳の代表的チーズであるマンチェゴや、乳牛の畜産で有名なアストゥリアスの山羊のブルーチーズ、バスクのやはり羊乳で比較的臭みの少ないイディアサバル、トロトロの中身をすくって食べるカセレスのトルタ・デ・カサール等々。枚挙に暇がありませんが、残念なことにこの本では、スペインチーズはスイス・フランス・イタリア勢に押されてあまり紹介されていません。
レビュー あっけらかんとしたブタ公と哲学をかじる 電 ★★★★★
相原コージの「コージ苑」、昔愛読していました。そして私ゴトながら、哲学科出身なので、アンテナにピンとひっかかり購入。 ご愛用のeBookJapanは購入も簡単だし、トランクルームへ預けておけば、自宅のPCでも外出先でiPhoneでも簡単に操作でき、デザインやメニューの使い勝手も申し分なし。先日、ちょっとしたダウンロードトラブルにも丁寧な説明メールが届き、ますますファンになっています。
レビュー 平凡なあの子のバックグラウンド、実はエキサイティング 電 ★★★★★
日本に在住の皆さんには、ちょっと想像すら難しいかもしれません。スペイン在住16年このかた、ずっとずっと、水産ねり製品に淡い恋心というか、儚い思いを常々感じてきました。日本食品店などで見かけるちくわやかまぼこ。日本では数十円のはんぺんですら、こちらでは高級品。おいそれと買える代物ではありません。
レビュー 数々の大災害の被災者を追跡調査している著者の力作 電 ★★★★☆
災害復興制度研究所に勤める著者は、昨年の東日本大震災の前からすでに「復興」の仕方についての研究においてはエキスパート。三宅島噴火の際の全島民の非難や、阪神大震災の際の避難者の追跡調査を入念に行ってきた人だ。それゆえ、彼の投げかける疑問や問題提起、「復興」をいかにとらえ、いかに進めるかという議論については、どこかの政治家のようには机上の空論にならず、深く、詳しく、重い。
レビュー 動物的感覚を呼び起こされる1冊 電 ★★★☆☆
すみません。麻雀のことは何も知らないのです。著者が伝説の雀士ということも今回初めて知りました。読後、興味が湧いていろいろネットで検索してみると、桜井氏がますますすごい人物であることがわかり、次いでYouTubeで動画まで探してみて、あ。目が「いっちゃってる」という感覚が強烈にしました。あの目つきの人が書いたものにしてはあまりにソフトだという第2印象まで発生し。すごいんですねぇ。麻雀の世界は。