特集番外編1 2011年5月号

特集番外編1

更新日:2013/8/8

秋葉原VS神保町特集 特集番外編
記事にはできなかった、おいしいお店

ダ・ヴィンチ編集部 関口靖彦

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今回の特集では、取材で神保町界隈を歩いた。仕事でしょっちゅう来ている町ですが、ふだんは駅から先方オフィスに直行して用件を済ませ、すぐに帰社するだけ。古本屋をのぞき、喫茶店に立ち寄り、同じ道を行きつ戻りつして楽しむのは数年ぶりでした。
今回は、本にまつわるスポットにしぼった特集。飲食店は、作家ゆかりのお店しか掲載できませんでした。しかし老舗から新参まで、おいしいお店が多いのも神保町の特徴。記事にはできなかったけれど、学生時代からかよっているカレー屋をここでご紹介します。
地下鉄のA5出口を出て左へすこし、靖国通り沿いの地下にある「共栄堂」。スマトラカレーを謳っており、コショウの苦味がきいた真っ黒なカレーです。脂の甘みが、ルーの苦味と好対照なポークカレーが個人的にはおすすめ。あわせてキリンラガーの瓶を呑むと、またちがった苦味が加わって痛快です。本誌片手に神保町めぐりを楽しまれる際、ぜひ試してみてください。

 

 


 

 

秋葉原VS神保町特集 特集番外編
変貌し続ける街・秋葉原

編集H

 

今回の特集で、私は秋葉原を担当しました。私は日常的に秋葉原に通う生活をしていないのですが、10年ほど前、当時の彼がパソコンや音楽機材に凝っていたこともあり、女一人ではまず行くことのない秋葉原のパーツ屋さんやディープな食べ物屋さんによく足を運んでいました。それからまた疎遠になっていたのですが、5年ほど前、取材で秋葉原にあるメイドカフェを何店か取材する機会があり、当時とはまた違う秋葉原に驚きました。そして今回の特集では、今やマンガ・アニメのカルチャー発信地である秋葉原の街を、写真家の荒木経惟さんと一緒に歩きました。5年の間にここまで変わるかというぐらい毎回違う顔を見せる秋葉原。本当に訪れるたびに新たな発見がある街だし、ある意味いまの日本をとても象徴する街だと感じます。ちなみに、荒木さんとの待ち合わせで、万世橋にある「肉の万世」のビルに行ったのですが、本誌特集内「おすすめグルメスポットランキング!」で三省堂書店 アトレ秋葉原1の書店員・大西さんに教えてもらったおすすめランチスポットもこちらの1階にあります。アラーキーによる秋葉原スペシャル撮り下ろしグラビア「聖地降臨」、「荒木経惟と歩く、秋葉原聖地探訪」とあわせて、ぜひそちらもご覧ください。

 

 


 

 

秋葉原VS神保町特集 特集番外編
神保町の街にふれて

編集Y.S

 

今回の特集で久しぶりに神保町を訪れました。昔から仕事の関係で本を探しに行くことはあったのですが、今回のようにじっくり神保町を散策したのは初めてかもしれません。
「穂村弘さんと歩く聖地探訪」企画では、たくさんの古書店の方々にお話を伺うことができました。あらためて実感したことは、店主の方々それぞれの本に対する想いが、神保町の街にあふれているということです。古書店をはじめ、本特集でご紹介させていただいた魅力的なスポットに、ぜひ足を運んでいただけたらと思います。
また、美味しいランチのお店を教えていただいた書泉グランデの星野さん、路地裏の飲み屋を教えていただいた小学館『ゲッサン』編集長の市原さん、ありがとうございました。おふたりのお話に取材陣は、どれだけ唾を飲んだことか。グルメ好きの方は、ぜひ記事をチェックしてみてください。
そして、「神保町・聖地探訪」に同行していただいた穂村弘さん。密着レポート取材ということで、道中もライターさんとイラストレーターさんのインタビューに答えていただいたり、古書店でお目当てのものを探しているときに何度も中断して写真を撮らせていただいたりと、いろいろとご協力をいただきました。本当にありがとうございました。当日、穂村さんが購入された品々も記事内でご紹介していますので、そちらもぜひお楽しみください。