特集番外編1 2007年6月号

特集番外編1

更新日:2013/8/15

ダ・ヴィンチ誌上臨時国会開催!
太田光の私が総理大臣になったら…秘書田中。』特集 番外編

 

advertisement

編集/服部美穂

 

01.jpg深夜の特別番組としてスタートした時から『太田光の私が総理大臣になったら…秘書田中。』のファンだった私ですが、依頼当初は、太田総理と田中秘書をお迎えしてダ・ヴィンチ誌上臨時国会を開催するという夢の企画が、まさか本当に実現するとは思っておりませんでした。昨年末に、爆笑問題の所属事務所と日本テレビに企画書をお送りしたものの、超多忙な爆笑問題のこと、まあ断られるだろうと思っていたので、年明けにご快諾をいただけたときは正直驚きました。しかも、こんなに充実した特集ができあがるなんて!

今回の特集の目玉は、太田総理に本にまつわるマニフェストを発表していただき、誌上討論会を行うコーナーなのですが、太田さんが提出してくださったマニフェストは、なんと文学賞の権威、芥川賞・直木賞の廃止と新文学賞の新設というもの。誌上討論会にご参加いただいた議員は8人(&ダ・ヴィンチ読者)。太田総理のほか、直木賞選考委員党・阿刀田高議員、芥川賞最多落選党・島田雅彦議員、総理をよく知る作家党・阿川佐和子議員などなど、超豪華! 特に今回、感激したのは作家の島田雅彦さん。こちらが「芥川賞最多落選党」なんて失礼な名前をつけたにもかかわらず、原稿チェックの際、そこには何も触れず、私が遠慮気味に書いたインタビュー原稿&プロフィールに、茶目っ気たっぷりな赤字を入れて下さり、結果的に、さらに面白い原稿になりました。これには本当に頭が下がりました。ほかの議員の皆さんも、楽しんで企画にご参加くださり、どれも読み応えのあるものになりました。爆笑問題の求心力の大きさをあらためて感じました。皆さん、本当にありがとうございました。審議の結果については、本誌をご覧ください!

02.jpg爆笑問題の太田さんは、番組の収録の後は、毎回ぐったりと疲れきっており、周りのスタッフが心配になるほどなのだそうです。今回は、そんな白熱の討論の後に、撮影と取材にご協力頂きました。席に着くなり、お寿司をほおばる太田さんと、そんな太田さんに突っ込みを入れる田中さん。お二人とも疲れているはずなのに、笑いを交えつつ、私たちの質問に対して、ひとつひとつ丁寧に答えて下さいました。実際に同席させていただき、お二人のやり取りを見ていると、爆笑問題のお二人の絶対的な信頼関係というのをすごく感じました。総理が総理でいられるのはこの秘書がいるからなのだなあ、としみじみ思いました。特集内の「太田光ロングインタビュー」とあわせて、248ページの「爆笑問題スタジオインタビュー」をお読み頂ければ、一人の時と二人のときの太田さんの、それぞれに少し違った顔が垣間見えると思います。

番組をご存知の方もそうでない方も、この特集を読んだ後、テレビ版『太田光の私が総理大臣になったら…秘書田中。』を毎週楽しみに待つようになっていただけると幸いです。