松坂桃李「僕の『カンボジア日記』は絶対、世に出しません!(笑)」
更新日:2013/12/19
昨年夏、映画の撮影で、松坂さんはカンボジアに2週間滞在した。その時、マイブームのスイッチが入ったのは、写真だった。
「人生で初海外だった珍しさもあって、デジカメで写真を撮りまくりました。例えば、ちっちゃい子供が、大人サイズの自転車に立ち漕ぎで乗っている写真。その自転車って、日本の廃棄自転車なんです。衝撃でした」
カンボジアでは毎日、日記も書いていたそうだ。
「帰国後は、その日書いた日記に、その日撮った写真をぺたっと貼り付けて整理しました。この間、仕事で上海に行ったんですけど、カンボジアの衝撃には勝てなかったなぁ。そう考えると、カンボジアがマイブーム、ということなのかも。今もよく思い出していますね」
(取材・文=吉田大助/写真=山口宏之)
ヘアメイク=SHUTARO(vitamins) スタイリング=鈴木のり子 衣装協力=ダウンベスト3万9900円、カットソー1万4700円(いずれもato/ato AOYAMA TEL03-5474-1748)
まつざか・とおり●1988年10月17日、神奈川県出身。「チャレンジFBモデル2008」にてグランプリを獲得後、『FINEBOYS』専属モデルとして芸能活動を開始。2009年、オーディションに合格して、スーパー戦隊シリーズ『侍戦隊シンケンジャー』の主演・シンケンレッド役で俳優ビュー。映画公開待機作に、『アントキノイノチ』(11月19日公開)、『麒麟の翼 ~劇場版・新参者~(仮)』(2012年1月公開)。
『ラットマン』
主人公は、結成14年のアマチュアロックバンドのギタリスト・姫川亮。ある冬の日、大切な仲間の一人が練習中のスタジオで死ぬ。目の前の現実と、幼い頃に家族を亡くした自身の経験をダブらせて、挙動不審な行動を取る姫川。他のバンドメンバー3人は、そんな彼に対して疑惑を募らせていく。これは不慮の事故ではなく殺人事件なのか? 見方によってはネズミにも人にも見える「ラットマン」の絵は、何を意味するのか。事件の真相が判明したとき、亮の過去の衝撃的記憶が呼び覚まされる。
映画『僕たちは世界を変えることができない。 But, we wanna build a school in Cambodia.』
原作/葉田甲太『僕たちは世界を変えることができない。 But, we wanna build a school in Cambodia.』(小学館) 監督/深作健太 脚本/山岡真介 出演/向井理、松坂桃李、柄本佑、窪田正孝 配給/東映 9月23日(金・祝)、全国ロードショー
●医大生の田中甲太(向井理)は、偶然目にした海外支援のパンフレットに心惹かれ、カンボジアに小学校を建てるプロジェクトを同級生とスタートさせる。イベント系のサークルを主宰しながらも「ガチでハマれるものがほしい」と感じていた本田充(松坂)が加わり、活動は本格化。しかし、4人組は初めて訪れたカンボジアで、厳しい現実を知る──。
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