岡田将生「『ジャンプ』『マガジン』は、僕にとって欠かせないもの。 毎週、すべての作品をじっくりと読んでいます」

あの人と本の話 and more

更新日:2013/12/19

毎月3人の旬な有名人ゲストがこだわりのある1冊を選んで紹介する、ダ・ヴィンチ本誌の巻頭人気連載『あの人と本の話』。今回登場してくれたのは、映画『ひみつのアッコちゃん』で、アッコちゃんの初恋の相手を演じた岡田将生さん。出演に際し、原作となった赤塚不二夫の不朽の名作を手にした、コミックフリークの岡田さんは……。

「子どもの時に、なんで読まなかったんだろう」と、映画『ひみつのアッコちゃん』の原作を前に悔しくなったと語る岡田さん。

「アッコちゃんと同世代の感情で、
この作品を読んだら、
さらにトキめいただろうなって。
その面白さは、母や姉から聞いていたのに」

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小説も好きだけど、漫画も大好き。最近夢中になっているのは、三浦建太郎のダーク・ファンタジー『ベルセルク』。
映画化作品も、もちろん観に行ったという。

「『少年ジャンプ』『少年マガジン』は、
欠かさず読んでいますね。
『ONE PIECE』は特に楽しみにしているけれど、
僕は、隅から隅まで
すべての作品をじっくりと読むんです」

23才になり、小説の好みは青春系からダーク系へと移行してきたというけれど――。

「少年コミックはいつ卒業できるんだろう……?
って、全然できなさそうですね(笑)。
毎週、ほんとに楽しみなんです」

(取材・文=河村道子 撮影=かくたみほ)
 

岡田将生

おかだ・まさき●1989年、東京都生まれ。ドラマ『花ざかりの君たちへ~イケメン♂パラダイス』などで注目を浴び、映画『告白』『悪人』『アントキノイノチ』『宇宙兄弟』など話題作に次々と出演。NHK大河ドラマ『平清盛』では源頼朝を演じ、最年少で語りを務めている。
スタイリング=大石裕介(DerGLANZ) ヘアメイク=池上豪 衣装協力=ジャケット、ニット、シャツ、パンツ、ネクタイ(すべてYOHJI YAMAMOTO/ヨウジヤマモト青山店 ☎03-3409-6006)

 

紙『死ねばいいのに』

京極夏彦 講談社 1785円

謎の死を遂げたアサミという女。同じ職場にいた中年男、隣人の女性、個人的な関係を持っていた暴力団組員、母親らのもとに、突然現れる謎の男・ケンヤ。アサミのことを知りたいと執拗に迫る無礼な彼の問いかけに心をかき乱され、さらけ出す自身の嘘。いったいケンヤとは何者なのか。やがてひとつの真実が──。

※岡田将生さんの本にまつわる詳しいエピソードは
ダ・ヴィンチ10月号の巻頭記事『あの人と本の話』を要チェック!

 

「映画 ひみつのアッコちゃん」

監督/川村泰祐 脚本/山口雅俊、大森美香、福間正浩 原作/赤塚不二夫 出演/綾瀬はるか、岡田将生、谷原章介、吹石一恵ほか 配給/松竹 9月1日(土)全国ロードショー ●メイクやオシャレが大好きな22才のアッコは、実は魔法のコンパクトで“オトナの自分”に変身した小学生。そんな彼女に訪れた運命の恋!相手は化粧品会社のエリート社員。でも彼の会社が乗っ取りの危機に……彼を救うための奇想天外なアイデアもキュートな、とびっきりのラブ・エンターテインメント!
(c)赤塚不二夫/2012「映画 ひみつのアッコちゃん」製作委員会