注目の新刊 『犬の心臓』 ダ・ヴィンチ2012年4月号

公開日:2012/3/6

死者の脳下垂体を移植された野良犬が人間化し、ブルジョワたちを震え上がらせる。1920年代のソビエト連邦の社会状況を痛烈に風刺したため、著者死後の1968年まで活字になることのなかった幻の作品が、ここに復刊。奇怪なイマジネーションに満ちた長編小説だ。