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81件

注目の新刊(2014年05月)

河出書房新社から刊行された池澤夏樹『アトミック・ボックス』は著者にはめずらしいサスペンス調の作品。テーマは「核」だが、序盤で描かれる瀬戸内の島々と人々が非常に印象的。その他にも『1984 フクシマに生まれて』(大野更紗、開沼博 講談社文庫)、『それでも日本人は原発を選んだ』(新井祥 朝日新聞出版)、『また巡り来る花の季節は』(佐藤通雅、東直子、他 講談社)など、立ち止まって考えてみたくなる「核」「原子力」の本が刊行されている。

蜃気楼の王国

ロシアのバルチック艦隊が日本へ迫る、明治38年。西表島を訪れた海軍大将・東郷平八郎は、源為朝が琉球王国を開いたと聞かされる(「琉球王の陵」)。「源義経=ジンギスカン」説、ペリーによる琉球王国開国など、歴史の“事実”を鮮烈に解きほぐす歴史ミステリー。

アトミック・ボックス

父が遺した1枚のCDをめぐり、警察に追われる身となった宮本美汐。28年前の大きな間違いを悔いた父の罪を負って、娘は逃げる。かつて、極秘に進められていた原爆製造計画と、原発建設の隠された背景……。日本の「核」をめぐる究極のポリティカル・サスペンス。

  • ジャンル : 小説・エッセイ
  • レビュアー : 石森康子

おい!山田

大翔製菓・広報宣伝部に異動した山田。なんと「ゆるキャラ山田」として、新しいチョコバーのPRをすることになった彼の運命やいかに? 「TBS・講談社第一回ドラマ原作大賞」受賞作家が「勤め人の賛歌にしたい」と語るように、ハートフルで熱いお仕事小説。

  • ジャンル : 小説・エッセイ
  • レビュアー : 田島薫

ゴースト≠ノイズ(リダクション) (ミステリ・フロンティア)

高校1年生の一居士架は、クラスの中では空気のような存在とされ「幽霊」と呼ばれている。そんな彼が初めてできた友人・玖波高町と、放課後の図書館で会うようになる。しかし、校内では動物の変死体が連続して発見され、高町も謎めいた行動をとるように……。

ラブ・オールウェイズ

1990年代初頭、アメリカで育った美亜子は大学進学のために東京にやってきた。そこで出会ったのは2歳年上の男性・佑司。二人は恋に落ちるが、やがて佑司の大学院進学を機に遠距離恋愛に。距離を縮めるように毎日手紙を出す二人だったが――。胸を打つ往復書簡小説。

  • ジャンル : 小説・エッセイ
  • レビュアー : 朝宮運河

小さな異邦人

昨年10月に逝去した直木賞作家の未収録短編集。女手一つで8人兄弟を育てる家庭にかかってきた奇妙な脅迫電話が意外な真相にたどりつく表題作ほか、会社の帰り道にすれ違った女性が別れた妻の気がしてならない中年男性を描いた「指飾り」など、全8編を収める。

  • ジャンル : 小説・エッセイ
  • レビュアー : 土田美樹

2かなしい話 (小学生までに読んでおきたい文学)

古今東西の「かなしい」名作短編を、元祖〈本のソムリエ〉がセレクト。芥川龍之介、ワイルド、モーパッサン、星新一、アンデルセン、小熊秀雄など、読書初心者にも読みやすく、人の幸せや痛み、絆について考えさせられる13編が揃った。本格的な文学への第一歩に。

蔦重の教え

55歳の崖っぷちサラリーマン、武村竹男(タケ)がタイムスリップした先で出会ったのは、写楽や歌麿を世に出した江戸時代のカリスマプロデューサー、“蔦重”! 23歳に若返ったタケが、蔦重のもとで人生と商売の極意を学ぶ、時空を超えた実用エンタテインメント小説。

  • ジャンル : 小説・エッセイ
  • レビュアー : 石森康子

奴隷祭【新装完全復刻版】: 代表的鞭打小説

白人女性たちを奴隷に抱えるアスコット卿。彼の楽しみは、女性たちに鞭打ちを与えることだった。昭和6年に邦訳されたフランス産エロティック文学が、「新装完全復刻版」として登場。検閲の目をかいくぐって刊行された、エキセントリックな怪作だ。

  • ジャンル : 小説・エッセイ
  • レビュアー : 朝宮運河

鐘の渡り

女を亡くしたばかりの朝倉と、女と暮らそうとしている篠原。三十男は二人旅に出て、山懐に抱かれた自然に触れる。戦争の記憶、女の匂い、滅びゆく肉体。そして鳴り響く鐘。表題作ほか、「窓の内」「明日の空」など、現代文学最高峰の連作8篇がずしりと心に響く。

  • ジャンル : 小説・エッセイ
  • レビュアー : 田島薫

川の光2 - タミーを救え!

クマネズミの一家が住まいを求めて武蔵野の川べりを冒険した前作から6年半。第2弾では、怪しい二人組に連れ去られたゴールデン・レトリーバーのタミーを奪還しようと、タータとチッチの兄弟が仲間の動物らと7匹で旅に出る! 新たな仲間も登場する東京横断の冒険譚。

  • ジャンル : 小説・エッセイ
  • レビュアー : 土田美樹

海の底のピアノ

過保護なまでに管理する母親の元でピアノの英才教育をうけて育った和憲。小さい頃、誘拐され長く地下室に監禁された後、施設で育った水雪。そんな2人が音楽を通じて出会い、孤独を抱えて生きてきた者どうし互いに惹かれてゆくが、意外な真実が待ち受けていた。

嗤う名医

介護をする“嫁”に殺意を抱く寝たきり老人、豊胸手術に失敗した超不運女、完璧主義ゆえに苦悩する名医、嘘が見抜ける内科医……。現役医師の著者だからこそ描ける、リアルで奇妙なミステリー短編集。医療現場の裏側だけでなく、医師の笑顔の奥底まで透けて見える。

桜坂恵理朱と13番目の魔女

ある日、小説家・葉山秀司のもとに少女の変死体の動画と「十三番目の魔女」からのメッセージが届く。次々と起こる殺人の“被害者”とされた謎の少女「桜坂恵理朱」の正体は? コミュニケーション・システム「ELIS」に潜む闇をめぐる、新感覚のSF幻想ライトノベル。

  • ジャンル : 小説・エッセイ
  • レビュアー : 石森康子

銀座千と一の物語

久しぶりに銀座を歩いていた私は、木内雅代と40余年ぶりに再会する。雅代は学生時代に通っていた喫茶店の看板娘だった。私の胸に過去がどっと流れこんでくる――。時とともに姿を変えてゆく街・銀座を舞台に、人生の切なさや喜びを描いた33のショートストーリー。

  • ジャンル : 小説・エッセイ
  • レビュアー : 朝宮運河

スタンダップダブル!

エースピッチャーの康一とセンターの健一は、見た目はそっくりだけど、性格は反対の双子。やがて彼らを擁する神別高校野球部はついに甲子園へ。その周囲をフリーのスポーツライターがかぎ回り……。『東京バンドワゴン』の著者が放つ感動の物語だ。

  • ジャンル : 小説・エッセイ
  • レビュアー : 田島薫

ディオニュソスの蛹

南欧と中南米の風土や伝説に性のゆらぎを絡めて描く小説家の、約6年ぶりとなる長編小説。ナポリに住む18歳のアルカンジェロは、血を分けた兄の存在と亡き母の面影を追って単身アルゼンチンへと渡る。ブエノスアイレスを舞台に描かれる、濃厚な愛と芸術の物語。

  • ジャンル : 小説・エッセイ
  • レビュアー : 土田美樹

桃ノ木坂互助会 (文芸書)

横浜埠頭近くの桃ノ木坂町は、光太郎の生まれ故郷だ。現在、長閑だった町は移り住んできた者たちによって変わってしまった。老人・光太郎を中心にした曹士たちは、町に悪影響を与える人物を嫌がらせなどで追放し成功してきたが、思わぬ展開となる……。老人は怖い!

名無しの蝶は、まだ酔わない 戸山大学〈スイ研〉の謎と酔理 (単行本)

憧れの大学サークル〈スイ研〉に入部した蝶子。しかし、そこは〈推理研究会〉ではなく、夜毎に酒を鯨飲する〈酔理研究会〉だった。新歓コンパや学園祭などの行事で起こる事件の謎を解く、ほろ酔い青春ミステリー。第1回アガサ・クリスティー賞受賞作家の美技に陶酔。

スープの国のお姫様

屋敷に住む老婦人のために毎晩一杯のスープをつくること。そんな奇妙な仕事を紹介された元料理人の僕は、屋敷で料理本を愛読し、古今東西の料理に精通した老婦人の孫娘・千和に出会う。一杯のスープが“悲しみの記憶”をひもとく、希望と再生の物語。

  • ジャンル : 小説・エッセイ
  • レビュアー : 石森康子

空色カンバス

2012年に『そよかぜキャットナップ』で第10回講談社BOX新人賞Talentsを受賞してデビューした新鋭の、第3作となる長編。『小説現代』の連載をまとめたもの。29歳の住職と12歳年下の女子高生の兄妹が住む寺に、突然住みこむことになった謎の美女・千尋を描く。

長女たち

長女。この重き桎梏。母の痴呆で恋人と別れ、仕事を辞めた直美、糖尿病の母に腎臓を差し出すか悩む慧子ら、自立を遂げたはずなのに、親の変容と介護に振り回される女たちの苦悩を描く。母娘関係が社会問題のひとつとして注目される今、鋭く問う問題作だ。

  • ジャンル : 小説・エッセイ
  • レビュアー : 田島薫

まほろばの王たち

妖を退ける〈呪禁の術〉を持つ、物部一族の末裔・広足。彼女は、美しい験者・小角のもとで飯炊きとして働いていた。その頃、大化の改新から5年を経た飛鳥の都に、人を喰らう鬼が頻出。一方、神喰いが現れた山へ広足と小角らは向かう。この国に虹をかけるために――。

月の欠片(かけら)

元会津藩士の子・琢磨は、戊辰戦争で孤児となった。13歳で上京した後、16歳の現在、築地外国人居留地近くの西洋茶店「都鳥」に預けられ、そこでは無償で西洋塾に通うこともできた。そんな折、牛鍋屋主人・治五郎の割腹死体が発見され、さらに第2の殺しが……。

オバさんになっても抱きしめたい

不景気の時代に育ったOL・美結にとって、 バブルを引きずるお局主任・里佳子は目の上のたんこぶ。能天気なお嬢様で物欲の塊、すぐ「私が若い頃は〜」と説教してくるのだ。アラサーVSイケイケ女。女の世代間バトルを描いた共感度120%の痛快長編。

  • ジャンル : 小説・エッセイ
  • レビュアー : 朝宮運河

一千兆円の身代金

第12回『このミステリーがすごい!』大賞受賞作を大幅に加筆・改題した長編ミステリー。元副総理の孫が誘拐され、日本政府に財政赤字と同額の1085兆円が要求された。犯人の真意はいったい? 選考委員の大森望に「メインアイデアだけでお客が呼べる」と高評された。

  • ジャンル : 小説・エッセイ
  • レビュアー : 土田美樹

願いながら、祈りながら (文芸書)

北の大地の中学校分校に、やる気ゼロの新米教師が赴任してきた。彼を待っていたのは自称霊感少女や、嘘つきと呼ばれる少年など5人の生徒たち。やがて彼は少年の哀しく切ない嘘の理由を知ることに――。生徒たちの成長をみずみずしく描いた感動の青春前期物語。

団地で暮らそう!

古い団地に移り住んだ青年がめぐりあう、なつかしくも奇妙な昭和の暮らし。個性豊かな住人たちとの活気溢れる暮らしに、青年の心境は少しずつ変化してゆき――。誰もが団地生活にあこがれた「あの頃」が鮮やかによみがえる、著者初の団地小説。

盤上に散る

亡くなった母の遺品を整理していた明日香は、「林鋭生様」と書かれた封筒を見つける。出されなかった手紙を届けるべく林鋭生捜しを始めた明日香の前には、将棋をめぐる未知の世界が待っていた―! 『盤上のアルファ』から3年、満を持して描く「真剣師」の物語。

フェイバリット・ワン

国内の弱小ブランドで働く駆け出しのファッションデザイナー、夏帆。恋も仕事もどこか中途半端だった彼女は、さまざまな男性と出会い、パリコレで刺激を受けて野心に目覚めてゆく。「ふつうの女の子」の殻を破り「特別な女の子」へ。21世紀のシンデレラ・ストーリー。

さいごの毛布 (単行本)

年老いた犬を飼い主の代わりに看取る老犬ホームに勤めることになった智美。なにやら事情がありそうなオーナーと同僚、そしてホームの存続を脅かす事件の数々――。智美は愛犬の終の棲み家の平穏を守ることができるのか? すべての犬好きに捧げるミステリー。

愚者よ、お前がいなくなって淋しくてたまらない

まっとうな社会の枠組みでは生きられない三人の“愚者”たちと過ごした濃密な時間と別れ、友情を越えた男と男の愛を描いた著者渾身の自伝的長編小説。10万部を突破したベストセラー『いねむり先生』と同時代に紡がれた、作家・伊集院静、もうひとつの「再生」の物語。

満願

人を殺め、静かに刑期を終えた妻の本当の動機とは――。驚愕の結末で唸らせる表題作をはじめ、交番勤務の警官や在外ビジネスマン、フリーライターなどが、人生の岐路で遭遇する6つの事件。切実に生きる人々の、それゆえに深まる謎を描いた珠玉のミステリー短編集。

GRANTA JAPAN with 早稲田文学 01

世界10カ国で展開するイギリスの文芸誌『GRANTA』が『早稲田文学』とのコラボレーションによって日本版を創刊。海外、日本の最前線をゆく書き手が多数参加する注目の新プロジェクト。村田沙耶香、岡田利規、中島京子、川上弘美、円城塔などの作品を掲載する。

ありふれた愛じゃない

銀座の老舗真珠店でチーフマネージャーを務める真奈は、社長からタヒチ出張への同行を命じられる。そこで再会したのはかつて熱烈に愛した男・竜介。タヒチの開放的な風土は真奈の心をざわめかせてゆく。仕事と恋愛に揺れる大人の女性を描いた、激しいラブストーリー。

京都ごはん日記

信州・松本から京都へ。作家・いしいしんじと園子さんの新・京都生活が始まった。新たな出会い、旨い店、不思議な場所。著者独特の文体が、京都の奥深い魅力を浮かび上がらせる。巻末の「いしいしんじの京都地図」や「『日記』に登場する美味しい店」などの付録も楽しい。

  • ジャンル : 小説・エッセイ
  • レビュアー : 田島薫

女友だちの賞味期限 〈実話集〉

  • 著者名 : ジェニー・オフィル、エリッサ・シャッペル編著 / 
  • 発売元 : プレジデント社
  • 価格 : 1,575円
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誰もが一つは持っている、失くした友だちにまつわる物語。壊れた友情は、隠しておきたい秘密のように私たちを悩ませ続ける。ときに失恋以上に痛切な女友だちとの「別れ」をテーマに、アメリカの実力派女性作家たちが自らの苦い思い出を綴った、異色のノンフィクション。

  • ジャンル : 小説・エッセイ
  • レビュアー : 石森康子

“ありのまま"の自分に気づく (角川SSC新書)

「もっと○○になりたい」という欲求こそ、苦しみの原因になる。そう語る現役住職が、“ありのまま”の自分を受けとめる精神作法を説く。「不毛な背伸びは止める」「そんなに、立派すぎなくてもいい」といった言葉の数々が、〈自己〉に関する悩みを溶かしてくれる。

1984 フクシマに生まれて (講談社文庫)

同じ年に同じ県で生まれた若手社会学者は、ともに2011年発売のデビュー作で注目を集めた。難病体験『困ってるひと』で話題の大野と『「フクシマ」論』で毎日出版文化賞を受賞した開沼が、日本ALS協会理事や映画監督・森達也など、本気で会いたい人らと鼎談した記録。

  • ジャンル : 小説・エッセイ
  • レビュアー : 土田美樹

解縛: しんどい親から自由になる

著者は元女子アナ、現在はタレント、エッセイストとして活躍中。理想をおしつける母の期待、年の離れた姉との関係、父の赴任地でのいじめなど、生育過程で傷つき長きにわたり摂食障害に苦しんだ過去をもつ。しんどい呪縛から自由になるために綴った壮絶な手記だ。

脳科学者・茂木健一郎の人生相談

「どうすれば人を愛せるか」「ハゲたら女性にモテないのか」「就職を決めるにはどうすればよいか」といった多彩な悩みを、人気の脳科学者が一刀両断! 生きる知恵が詰まった人生相談であると同時に、脳科学の見地を駆使して応える著者の姿に思わず脱帽。

  • ジャンル : 教養・人文・歴史
  • レビュアー : 田島薫

偽善のすすめ: 10代からの倫理学講座 (14歳の世渡り術)

偽善とは何か? 不純な気持ちで人に親切にしたら、いけないの? 大切なのは結果でしょ? 偽善をめぐる近現代の思想史・文化史を一望することで、「偽善=悪」というこれまでの思い込みが確実にひっくり返る、誰も知らない偽善の真実。大好評「14歳の世渡り術」最新刊。

  • ジャンル : 教養・人文・歴史
  • レビュアー : 石森康子

皿の中に、イタリア

毎週金曜日にミラノの青空市場へ通い、無口な三兄弟が営む魚屋で大量の魚介類を買い込む。その夜の食卓には、友人をはじめ、見知らぬ人たちもが集う――。イタリア在住30年超の著者が「食」を通して現地の人々や生活を描く。極上な小説のような味わいのエッセイ集。

アジアをふたりで歩いてみた - 中性おじさんと男の子の旅行記

両性具有のアラフォー漫画家が、20代のアシスタント男子とアジア旅に出かけたエッセイ漫画。タイなど6カ国を訪ね、各々の「観光スポット」「食べ物&アクティビティ」「セクシャルマイノリティ」を紹介。ハプニング続出、魅惑のアジア珍道中をご堪能あれ!

  • ジャンル : 教養・人文・歴史
  • レビュアー : 田島薫

それでも日本人は原発を選んだ―東海村と原子力ムラの半世紀―

朝日新聞茨城版の長期連載「原子のムラ」の単行本化。原子力開発発祥地・茨城県東海村。日本初の原発はなぜこの地が選ばれ、どのようにして誕生したのか? 多くの資料や証言に基づき半世紀の歴史をひもといていく。57年目の真実とは?

スエロは洞窟で暮らすことにした

10年以上一切のお金をかせぐことも、受け取ることも、使うこともせず、ユタ州モアブの洞窟で暮らす男、ダニエル・スエロ。彼はなぜ何も持たない生き方を選んだのか? 「お金という幻想」を否定したスエロの生き方に、多くを気づかされるノンフィクション。

  • ジャンル : 小説・エッセイ
  • レビュアー : 朝宮運河

書かずにはいられない: 北村薫のエッセイ

記憶の底の事物や、ふと感じる違和感にも《美しい謎》をみつける作家の日常に《ものがたり》誕生の秘密を垣間見る。おすすめ本の読みどころを指南する書評、装幀の魅力、父の日記、愛猫ゆずのこと……。《時と人》を結ぶ読書の愉悦を共有できる滋味溢れるエッセイ集。

FOK46 突如40代でギター弾き語りを始めたらばの記 (単行本)

四十にして惑わずとは言わずもがな孔子の言葉である。間違っている。40歳にしてわかったことは40代は大いに悩むという事実である――。生まれてこのかた楽器などさっぱり弾けなかった男が、思うところあってギター弾き語りに挑戦。笑えて泣ける、私小説的エッセイ!

LIFE あつまる。

ドラマ『ごちそうさん』を手がけるフードスタイリストによる最新レシピ集。「持ちより女子会。」「男のつまみ。」など4〜6名の食卓をイメージした11のテーマで、主菜・副菜を織り交ぜた90以上のレシピを紹介している。みんなで食べる楽しみが伝わってくる。

昭和・東京・ジャズ喫茶 昭和JAZZ考現学

『ノルウェイの森』に登場する〈DUG〉(新宿)。日本一忙しいジャズ喫茶〈橋の下〉(赤坂見附)。“日本一の場末”歌舞伎町の〈ナルシス〉。その他、現存する10店舗のジャズ喫茶を独自に考察。昭和の香りと、ジャズ&ジャズ喫茶への深い思慕が、全編から色濃く漂う。

熟成肉 ―人気レストランのドライエイジングと料理―

肉をもっと美味しく、健康的に食べようという機運が高まり、日本でも「熟成(ドライエイジング)」という技術が注目されている。この基本知識を紹介するほか、熟成肉の人気店6店の熟成法と料理、レシピ、サイドメニューなども紹介し、その奥深い魅力を伝える。

  • ジャンル : 趣味・実用・カルチャー
  • レビュアー : 田島薫

カラダ・プロファイリング

伝統的な身体観察法や最新の身体心理学をもとに、その人のカラダの特質や心理的傾向を推測するのが「カラダ・プロファイリング」。カラダの個性を知ることで、自分の能力や適性を再発見。プレッシャーに負けず、病気を寄せつけない体質を手に入れよう。

  • ジャンル : ビジネス・社会・経済
  • レビュアー : 朝宮運河

日本全国パンの聖地を旅する パン欲

小麦粉の値段が高騰すると、パンの値段が上がる。上がるのなら美味しいパンを食べたい、作りたいと消費者のニーズは厳しい。本書は、日本中の食べたいパンを食べる旅にでたパンライターが描くパンの本。ビジュアル中心の本と違い、パンについての考察もギッシリだ。

  • ジャンル : 趣味・実用・カルチャー
  • レビュアー : 桑島まさき

ばか手芸 (SPACE SHOWER BOOKs)

ごはん粒ブローチ、ツチノコえりまき、まんが的たんこぶ、タコになれるカゴバッグなど、次々と紹介される奇想天外な作品たち。「手芸の本なのにそれほど作ってみたくならないのが特徴」という不思議な、しかし一度ツボにはまると抜け出せなくなる、前代未聞の一冊。

  • ジャンル : 趣味・実用・カルチャー
  • レビュアー : 石森康子

運動指導者が断言! ダイエットは運動1割、食事9割 [決定版]

フィットネスクラブで運動指導者として、人々のダイエット経験を見てきた著者。ダイエットの基本は運動ではなく食生活にあるという発見をもとに、ダイエットに主眼を置いた本書を執筆した。太る食生活や太らない食事、ダイエット効果の持続法などを具体的に示す。

  • ジャンル : 趣味・実用・カルチャー
  • レビュアー : 土田美樹

おくりものがたり

京都みやげの定番「有次」の菜箸、三代にわたるファンだという「ウエスト」のリーフパイ、贈り物を包むのにも活躍するハンカチ――。いつも心のすみで「おくりもののことを考えている」という著者がセレクトした、おしゃれで心のこもった贈り物の数々を紹介。

  • ジャンル : 趣味・実用・カルチャー
  • レビュアー : 朝宮運河

かわいい京都御朱印ブック

御朱印とは、寺社仏閣を訪ねた記念にもらえる朱印と墨書きのこと。本書では、京都の108種類の御朱印を集め、各々の歴史や雑学を紹介する。寺社好きが高じて京都に移り住んだフリーエディターが、御朱印の虜になって御朱印オトメ部を結成。その深い魅力を指南する。

  • ジャンル : 教養・人文・歴史
  • レビュアー : 田島薫

腰痛は「自分」で治せる

国民の4人に1人が腰痛に苦しんでいるが、腰痛の約85%は原因不明だ。一般的に疲労がたまったり、スジを痛めることで起こるが、腰が痛いと歩行さえおぼつかない。本書は病院に行かずとも自分で治せる「腰痛改善本」だ。コツはまず、動かすこと。その理由は?

  • ジャンル : 趣味・実用・カルチャー
  • レビュアー : 桑島まさき

「カタカナ英語」ではじめよう! (角川フォレスタ)

日本人は英語を話せない、なんて大ウソ。10歳で500以上のカタカナ英語を使いこなす日本人の頭の中には、英語の「資源」があふれている。脳内インストールされたカタカナ英語の知識をリアルな英語にリンクさせる、全国数千万人(!?)の英語難民のための最終兵器とは?

  • ジャンル : 教育・資格・語学
  • レビュアー : 石森康子

46歳人生で一番ナイスバディになりました (バンブーエッセイセレクション)

46歳女性マンガ家と31歳女性編集者がフラフープダイエット開始! 見事健康的な美ボディを手に入れるまでを、熱い展開で描いた実体験コミックエッセイ。フラフープの回し方はもちろん、バストケアの方法、食事制限とのつき合い方など、お役立ち情報が満載だ。

  • ジャンル : 趣味・実用・カルチャー
  • レビュアー : 朝宮運河

女の子って、ちょっとむずかしい?: いま、知っておきたい5つの成長ステップ・4つのリスク

世界的な育児のカリスマが満を持して書き下ろした、21世紀の娘育て本の決定版。女子の成長を5つのステップに分け、あわてずに段階を踏ませることの大切さ、いじめやネットなどリスクへの対処法をわかりやすく解説する。『男の子って、どうしてこうなの?』の姉妹編。

まるでダメ男じゃん!:「トホホ男子」で読む、百年ちょっとの名作23選 (単行本)

ドストエフスキーの『カラマーゾフの兄弟』、夏目漱石の『坊っちゃん』など、名作として読み継がれている文学作品はダメ男の宝庫だった! 文学作品にあらわれた「トホホ」なダメ男を通して、100年ちょっとの文学史を駆けぬける痛快な読書案内。名作の新たな魅力を発見。

タモリさんに学ぶ 話がとぎれない 雑談の技術

初対面の相手となかなか雑談が続かず、悩んでいる人も多いのでは。そんな時は名司会者・タモリさんのトーク術が参考になる。相手に気持ちよく話してもらうコツ、相手のスイッチを入れる3つの仕かけ、親近感がアップするコツなど、すぐに応用できる秘訣が満載の本。

不思議な薬草箱 魔女・グリム・伝説・聖書

2006年発売のロングセラー『魔女の薬草箱』の姉妹本。「白雪姫」や「いばら姫」など日本人にもなじみ深いグリム童話やドイツの伝説を題材に、薬草と魔女について、周辺情報や文化的な背景に言及しながら分析している。聖書に登場する植物も一章設けて解説。

  • ジャンル : 教養・人文・歴史
  • レビュアー : 土田美樹

たのしい編集 本づくりの基礎技術─編集、DTP、校正、装幀

35年にわたり本の編集にたずさわってきた著者が、「本づくり」の技術をわかりやすく解説。“設計図”としての編集のいろはからDTPの裏ワザ、校正のコツ、さらには電子書籍時代の編集について考える未来まで。創作現場ですぐにも使える、厳選された編集作法が満載。

  • ジャンル : 教養・人文・歴史
  • レビュアー : 石森康子

藤子・F・不二雄の発想術 (小学館新書)

『ドラえもん』『オバケのQ太郎』など日本マンガ史に残る傑作をうみだした国民的マンガ家が、数々のメディアで語った言葉(メッセージ)をひとつにまとめたもの。生い立ち、まんが論、仕事術など、マンガ家を目指す人、そうでない人にも参考になるヒントが満載だ。

  • ジャンル : ビジネス・社会・経済
  • レビュアー : 桑島まさき

西洋の書物工房 ロゼッタ・ストーンからモロッコ革の本まで (朝日選書)

パピルスから蝋板などを経て、革装本へと進化した製本術。特に西洋の書物史は、芸術品のような技術の粋を集めて壮観だ。製本と装丁の本場、パリで学んだ著者が教える「人と本との2000年の歴史」とは? 電子書籍が注目される今だからこそ、その歴史が光る。

  • ジャンル : 教養・人文・歴史
  • レビュアー : 田島薫

柴田和子 終わりなきセールス

“全セールスマンのバイブル”と呼ばれた1992年発売のベストセラー『正々堂々のセールス』著者の新作。30年連続で生保セールス日本一を果たし、今は生命保険会社の名誉調査役に就任している“伝説のセールスマン”の、仕事に対する強くあたたかな思いが記されている。

  • ジャンル : ビジネス・社会・経済
  • レビュアー : 土田美樹

世界の哲学50の名著 エッセンスを究める

  • 著者名 : T・バトラー・ボードン / 大間 知知子
  • 発売元 : ディスカヴァー・トゥエンティワン
  • 価格 : 2,376円
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知識の基盤を問い直したデカルト、人生の意義について考えたエピクロスやアリストテレス、行為について思考したカントや孔子。古代から現代まで、人類の知に貢献してきた50の哲学書からエッセンスを抽出した哲学入門の決定版。世界各国でベストセラーとなっている。

  • ジャンル : 教養・人文・歴史
  • レビュアー : 朝宮運河

「世界をよくする仕事」で稼ぐ― 三菱商事とドリームインキュベータで学び、サイバーエージェントに1億円で事業を売却した僕の働き方

商社、MBA、コンサルタント、起業……これらのプロセスを経て著者が辿り着いたのは、地球に貢献できる仕事だった。そして世界をよくするため、5つのファッションブランドを展開する。様々な挫折を乗り越えた彼の挑戦は爽やかで、痛快だ。

新・帝国主義時代を生き抜くインテリジェンス勉強法

食うか食われるかの新・帝国主義時代を、日本国家・日本人はどのようにして生き残るのか。王制に回帰する世界、東京に迫るイスラムテロ、分裂する中国。今、何を見てどう分析し、いかに行動すべきかを、ふたりの会話によるコリント(集合知)によって読み解く。

異端の皇女と女房歌人 式子内親王たちの新古今集 (角川選書)

中世和歌の黄金期、時の帝王・後鳥羽院は、式子内親王、俊成卿女、宮内卿など才能あふれる誇り高き歌人たちを新古今歌壇に招きいれた。本書は、修練を重ね和歌によって運命を切り開いた3人の女性歌人にスポットをあて、その生涯・作品・奮闘を描いていく。

氷の巨人 コーリン

「フィンランドのアンデルセン」が描く、少しマヌケで心優しい氷の巨人の物語。大昔、雷の神トールと氷の巨人族との間で壮絶な戦いがあり、結果、氷の巨人族はコーリンのみとなった。100年ぶりに目ざめたコーリンは子どもとなぞなぞ合戦をすることに……。

  • ジャンル : 絵本・こども・図鑑
  • レビュアー : 桑島まさき

ハリネズミのダーシー ―Darcy the Flying Hedgehog

2010年春、著者の家にやってきたハリネズミの女の子・ダーシー。おてんばで怒りん坊、でもとっても可愛いダーシーとの生活を、愛あふれる視点で撮影した写真集。画像共有アプリ・インスタグラムで40万人以上のフォロワーを誇る人気アカウントが、ついに書籍化。

  • ジャンル : 趣味・実用・カルチャー
  • レビュアー : 朝宮運河

アジアンラプソディ 亜洲狂詩曲

木村伊兵衛写真賞作家が35年にわたって撮った“アジア”の集大成。沖縄・名護にはじまり、宮城・志津川、中国・上海、タイ・バンコク、ベトナム・ハノイ、大阪・西成と、切なく、物悲しく、美しいアジアの風景が連なる。縦位置と横位置の写真が混在する構成が独特。

白虎 森の覇王へ

ロシア・中国の国境にあるシホテアリニ山脈。この豊かな生態系において、頂点に君臨するシベリア虎を中心に、ヒグマやオオカミ、オオタカなどの生き様を水墨画で描き、マンガ形態に仕立てた初めての試みだ。韓国随一の筆力を誇る彩色水墨画家の筆はまさに圧巻。

  • ジャンル : コミック
  • レビュアー : 田島薫

どっしーん!

急いでどこかへ向かって跳んでいたうさぎは、同じように急いで走ってきたしかと正面衝突してしまう。「どっしーん!」と大きな音がして、うさぎとしかの体が……! 鮮やかな色彩と豊かな表情で描かれたユーモラスな展開に、子どもでなくても思わず笑顔になってしまう絵本。

  • ジャンル : 絵本・こども・図鑑
  • レビュアー : 土田美樹

にんじん だいこん ごぼう 日本の昔話より (幼児絵本シリーズ)

ある日、どろんこ遊びをして泥だらけになってしまった、にんじん、だいこん、ごぼうの3人は、泥を落とすため、お風呂に入ることに。ところが、最初に入ったにんじんは……。もともとは白かった3人が、赤いにんじん、白いだいこん、黒いごぼうになった理由とは?

  • ジャンル : 絵本・こども・図鑑
  • レビュアー : 石森康子

詩集 牢屋の鼠

思想家としての著作は日本国内でも読まれているノーベル平和賞作家の、本邦初翻訳となる詩集。妻・劉霞との共著『劉暁波劉霞詩選』から劉暁波作品のみを取り出し、再構成したもの。やわらかい表現で鋭く愛や悲しみを描き出した作品の多くは、妻に語りかける形を取っている。

(14)山之口貘 (日本語を味わう名詩入門)

貧しさの中でも詩作を続け、茨木のり子をして「精神の貴族」と称された詩人・山之口貘。「推敲の鬼」と呼ばれた寡作の作家の詩を、ささめやゆきのイラストとともに紹介。各詩の解説をはじめ、詩人の生涯や指導のポイントなども充実した、名詩入門シリーズの14弾。

また巡り来る花の季節は 震災を詠む

  • 著者名 : NHKハートネットTV「震災を詠む2013」制作班 / 佐藤通雅
  • 発売元 : 講談社
  • 価格 : 1,575円
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「棺なく言葉も手向ける花もなし亡骸前に茫然と立つ」「叶うなら震災前のあの庭で母と語らい草取りしたい」――。NHK番組『震災を詠む2013』に寄せられた東日本大震災にまつわる歌の数々。忘れてはならないあの日の記憶が、31文字に刻み込まれている。

あの日の歌

日本が青春だった時代、『あの素晴しい愛をもう一度』など多くのフォークソングが生まれた。懐かしい歌をテーマ別に分け、イラスト、ショートストーリー、フォトグラフィーで酔わせるビジュアル本。当時の時代の風、匂い、煌めき。時には、あの日に帰りたい!

  • ジャンル : 趣味・実用・カルチャー
  • レビュアー : 桑島まさき

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