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81件

注目の新刊(2014年06月)

西洋絵画を“怖い”というキーワードで紹介した『怖い絵』がヒットした中野京子の新刊『中野京子が語る 橋をめぐる物語』が刊行された。同書では橋をめぐる30の話を収録。実在の橋だけではなく架空の橋も紹介する。装丁からただよう不気味な雰囲気にも魅かれる。同じノンフィクションのジャンルからは、人気ブロガーからコラムニストとなった、少年アヤ初の単行本『尼のような子』が刊行された。やさぐれ感と疾走感にあふれる注目の1冊だ。

エウレカの確率 経済学捜査員 伏見真守

川崎で発生した連続殺人事件。特捜本部の100名以上が捜査を始めるも、解決の糸口は見つからなかった。そこに乗り込んできたのは、行動経済学者の伏見真守。経済学によって捜査を開始する彼は真犯人に辿り着けるのか? ニューウェイブ警察ミステリー。

  • ジャンル : 小説・エッセイ
  • レビュアー : 田島薫

かみつき

大ベストセラー「天国の本屋」シリーズのコンビによる6年ぶりの新作。「新水化」現象により崩壊しつつある世界を舞台に、人類再生の鍵を握る謎の生物「かみつき」の捕獲に向かう男を描く悪夢のロードノベル。印象的なラストシーンまで一気読み必至の一冊だ。

  • ジャンル : 小説・エッセイ
  • レビュアー : 工藤渉

すべてわたしがやりました

同棲相手の実家から金を盗み、封印していた窃盗の快感と衝動を抑えられなくなった女。人を殺して逃げる女と、殺させる女。家庭を棄てクスリと男に溺れる女――。強欲で、無情で、哀しく、卑怯な女たちの犯罪小説短編集。女という〈性〉が産み落とす闇と生気に震慄する。

【世にも奇妙な物語・原作】空想少女は悶絶中 (宝島社文庫)

2014年4月5日に放送されたTV番組『世にも奇妙な物語』の原作でもある表題作(能年玲奈/主演)を含む、全5編の短編集。表題作は、少女が学校帰りの電車の中で、老婆に席を譲るかどうか思案しているうちに、空想は合戦場へと飛ぶ……。奇妙な味わいを残す。

神の時空 ―鎌倉の地龍― (講談社ノベルス)

女子高生・辻曲摩季が、由比ヶ浜で意識不明の状態で発見され、同じ頃、地震によって鶴岡八幡宮の鳥居が倒壊する。摩季の兄姉と友人の陽一は、背後に怨霊の気配を感じ、鎌倉の闇の歴史を調べ始めるが……。鎌倉将軍暗殺の真相に迫る歴史ミステリーのシリーズ第1弾!

  • ジャンル : 小説・エッセイ
  • レビュアー : 石森康子

夢巻

2011年デビューのショートショートの新鋭による作品集。シガーバーで子どものころの思い出を味わう表題作ほか、大根を武器に戦う現代のサムライを描いた「大根侍」や、日曜日と月曜日の間に星曜日があることを同僚に教えてもらう「星を探して」など、少し不思議な20編。

  • ジャンル : 小説・エッセイ
  • レビュアー : 土田美樹

暗い越流

5人が死亡、23人が重軽傷を負った事件を引き起こした死刑囚・磯崎。そして彼に手紙を送った山本という女とは? 第66回日本推理作家協会賞(短編部門)を受賞した表題作他、全5作を収録。驚くべき結末と苦い読後感が印象的な短編ミステリー集。

  • ジャンル : 小説・エッセイ
  • レビュアー : 田島薫

ラン迷宮 二階堂蘭子探偵集 (講談社ノベルス)

雪に閉ざされた実験室で、超常現象研究家が刺し殺された。摩訶不思議な五重の密室で起こった殺人事件は、超常現象によって引きおこされたものなのか(「泥具根博士の悪夢」)。完全復活した名探偵・二階堂蘭子が3つの犯罪に挑む、ミステリーファン待望の短編集!

  • ジャンル : 小説・エッセイ
  • レビュアー : 朝宮運河

探偵が腕貫を外すとき

4月4日午後4時、4階で人が死ぬ不可解な事件に遭遇した配送員の不安を描いた「贖いの顔」など、市民の悩みや事件を解決すべく「櫃洗市市民サーヴィス課一般苦情係」の名刺をもつ公務員探偵が真相に迫る。「腕貫探偵」シリーズ最新作。

猫の目犬の鼻

高校入学の直前、心美とつき合っていた一樹が突然引っ越してしまう。一方、野良猫のぶち子は、3匹の子猫を産んでいた……。大人の女性へと成長していく心美と、猫たち。それぞれが不思議につながり、ゆるやかに交わる10年間を綴る(表題作)。ほかに2短編を収録。

冬天の昴

同心・信次郎、岡っ引き・伊佐治、そして彼らと微妙な位置関係にある商人・清之介が活躍する「弥勒」シリーズの最新刊。遊女と武士の心中事件に不審を抱いた信次郎の捜査は、やがて馴染みの女・お仙や清之介も巻き込んで、悲しい人間模様をあぶり出していく……。

  • ジャンル : 小説・エッセイ
  • レビュアー : 工藤渉

蔦屋

吉原のガイド本で当て、歌麿、写楽を世に出し、そのアイデアと人脈で江戸の出版界に旋風を巻き起こした蔦屋重三郎。だが、寛政の改革による出版規制によって盟友の作家が自害に追い込まれ……。江戸の敏腕プロデューサー「蔦重」の型破りな半生を描いた時代小説。

  • ジャンル : 小説・エッセイ
  • レビュアー : 石森康子

金を払うから素手で殴らせてくれないか?

丹念な言葉の積み重ねで下世話なトピックを描き、カルト的な人気を集める作家の新作。失踪した男の行方を失踪者当人が追う表題作ほか、3編の中編が収められている。いずれも入り口はシンプルな物語に見えるが、読み進むうちに思いもよらない着地点へと連れていかれる。

  • ジャンル : 小説・エッセイ
  • レビュアー : 土田美樹

ただいまが、聞こえない (単行本)

埼玉県大宮に暮らす和久井家は、両親と2人の娘の4人家族。どこにでもいる家族のようだが、キャバクラで働き家事を放棄している母親を筆頭にバラバラ。それでも一緒に暮らしているのは……。バラバラが繋がってゆく気配が嬉しく、家族について考えさせられる小説。

二歩前を歩く

日本推理作家協会賞候補作となった『三階に止まる』に続く、日常の謎風、SF風、ホラー風など多彩かつ異色の本格ミステリー短編集。各編でそれぞれ異なる「わたし」や「僕」が持ち込んだ謎を、研究所勤務の同一人物「小泉」が解き明かし意外な真相へと導く。

  • ジャンル : 小説・エッセイ
  • レビュアー : 工藤渉

私に似た人

小規模なテロが頻発するようになった日本。互いに繋がりを持たない者たちが起こしたテロは、いつしか〈小口テロ〉と呼ばれるようになっていた。テロに走る者、テロを追う者、テロリストを憎悪する者――。さまざまな心象を切り取った衝撃のエンターテインメント。

  • ジャンル : 小説・エッセイ
  • レビュアー : 朝宮運河

パパ、ママ、あたし (創元推理文庫)

刑事ペトラが公園で発見した凍え切った赤ん坊。ひき逃げされた母親は、その近くで死んでいた。またフェリー船内では、16歳の少女が絞殺体で見つかる。犯人は一体誰なのか。子供をめぐるふたつの事件が、意外な展開を見せる。人気のショーベリ警視シリーズ。

  • ジャンル : 小説・エッセイ
  • レビュアー : 田島薫

誘惑のストレンジャー Part 1 (ベルベット文庫)

ケイシーはハーヴァード卒の敏腕コンサルタント。仕事も順調で、優しい婚約者とは結婚も間近だ。そんな彼女が結婚前のアバンチュールで出会ったのは、巨大警備会社のCEOだった。そして嫉妬に苦しむ婚約者は……。濃密な官能シーンが、豊かな彩りを添えるサスペンス。

  • ジャンル : 小説・エッセイ
  • レビュアー : 田島薫

神様は勝たせない (ハヤカワ文庫JA)

中学サッカーの首都圏大会、県予選の準々決勝で迎えたPK戦。キャプテンの潮崎隆弘をはじめ選手、マネージャーらは、試合の行方を左右するこの一瞬に何を思うのか。明かされた衝撃の事実とともに、自らの弱さや葛藤と向き合う中学生の揺れ動く心情を描いた青春小説。

  • ジャンル : 小説・エッセイ
  • レビュアー : 石森康子

寂しい丘で狩りをする

かつて自身をレイプした凶悪犯に再び狙われる敦子と、交際相手の激しいDVに悩まされるみどり。非道な男らから執拗に追われる30代女性の人生が交錯し、それぞれの人生を取り返そうという思いを抱くが……。1990年代の東京を舞台に、絶望と希望を描いた長編。

  • ジャンル : 小説・エッセイ
  • レビュアー : 土田美樹

我慢ならない女

魂を削るように小説を書き続ける、変わり者の売れない作家・ひろ江。6年前のデビュー作がドラマ化され、その生涯は浮沈のうねりに飲み込まれてゆく。「業のままに生きたなら、それは素晴らしい人生なんだよ」。『嫌な女』の著者が描く、不器用で直向な女の半生記。

沈むフランシス

東京の会社をやめ北海道の小さな村で郵便配達をしている桂子。川のほとりの木造平屋の一軒家に「フランシス」と暮らす和彦。いつしか愛し合う二人の恋愛が、時間がとまったような静謐な情景とともに描かれてゆく恋愛小説。しかし二人の関係が変わった時……。

房子という女 - SRO episode0

SRO(警視庁広域捜査専任特別調査室)を翻弄した最凶の殺人鬼・近藤房子の半生が、ついに明かされる。動物を平然と殺し、実の家族まで手にかけた少女時代。警察の目をかいくぐり、次々と罪を犯してきた過去――。累計45万部突破の人気シリーズの外伝的作品。

戦場のオレンジ

内戦下のベイルート。家と母親を同時に失ったアイーシャは、おばあちゃんとともに暮らしている。病気のおばあちゃんの命を助けるには、敵地まで薬を取りにいかなければならない。アイーシャの下した決断とは? 内戦の現実を見てきた作家が描く、10歳の少女の物語。

本屋さんのダイアナ

大嫌いだった大穴(ダイアナ)という名前。受け入れたら初めて、自分を好きになれた。私の呪いを解けるのは、私だけ――。家族、コンプレックス、失恋、書店員になる夢。二人の少女は試練を越えて、大人の階段を駆け上る。すべての女子を肯定する現代の『赤毛のアン』。

東京自叙伝

明治維新から太平洋戦争、地下鉄サリン事件からフクシマ第1原発事故まで、無責任都市トーキョーに暗躍した謎の男の一代記。『鳥類学者のファンタジア』などで知られる著者が、超絶的な話芸で語り尽くす圧倒的物語世界。世の中、なるようにしかなりません!

貘の檻

あの女が私の眼前で死んだ。かつて父親が犯した殺人に関わった女が、今なぜ? 真相を求めて信州の寒村を訪ねた私を襲う異様な出来事。果たして、誰が誰を殺したのか? 真実は「悪夢」の中に隠されている――。幻惑の極致に誘う待望の書き下ろし超本格ミステリー!

太陽の棘(とげ)

太平洋戦争終結直後の沖縄へ、軍医として派遣されたエド・ウィルソン。彼はそこで「美術の楽園」ともいうべき不思議な場所へたどり着く。首里城の北に存在した「ニシムイ美術村」を舞台に描かれる、美しき芸術と友情の日々。史実をもとに描かれた感動の美術小説。

コロボックル絵物語 (Colobockle Picture Book)

日本児童文学の宝「コロボックル物語」。原作者・佐藤さとるから物語のバトンを託されたのは、稀代のストーリーテラー・有川浩だった。本書は佐藤版から有川版への橋渡しとなる絵物語。イラストを手がけたのはもちろん、村上勉。物語を愛するすべての人へ豪華な贈り物。

ソナチネ

『沈黙のひと』で吉川英治文学賞を受賞した著者による最新短編集。若きピアノ講師とある男の濃密な交錯を描いた表題作をはじめ、亡き夫が遺した謎の鍵をめぐる「鍵」、中年主婦のある目覚めを活写した「千年萬年」など、〈官能〉や〈生死〉をテーマとした7編を収録。

短編を七つ、書いた順

作家生活40周年記念書き下ろし短編集。父と同じ会計士をめざし家を出ることを決めた30歳の女性が主人公の「せっかくですもの」、洋食屋の帰り路地奥の3軒続く飲み屋に入った2人の男を描く「エリザベス・リードを追憶する」など、洗練された大人のための7つの物語。

鼻に挟み撃ち 他三編

御茶ノ水駅で、マスク男が奇妙な演説を始める。それをじっと聴いているひとりの男。ふたりにはそれぞれ理由があった――。第150回芥川賞候補作となった表題作と、斜め上を行く不思議な3つの短編を収録。絶妙な語り口と、スマートな小説技法を堪能できる作品集。

屋根屋

雨漏りのする屋根の修繕にやってきた工務店の男・永瀬。自在に夢を操れると語る彼の誘いに乗って、主人公は彼と一緒に夢の中の旅へと出かける。法隆寺やフランスの大聖堂の屋根の上を飛翔する二人――。屋根屋と主婦の夢の中でのファンタジックな邂逅を描いた長編。

ゆずこの形見

妻が出張先のホテルで死んだ。じつは男との浮気旅行だった。遺されたのは幼い息子と、妻から送られた土産の冷凍のカニ。不倫相手への報復と妻の死を受け入れるために夫がとった方法とは――。各紙で絶賛された、芥川賞作家の最高傑作がついに単行本化。

ライアー

優しい夫と可愛い息子。幸せな生活を送る妻の本当の顔は、対象人物の「処理」を専門とする優秀な工作員。彼女にとって、家庭とは偽りだった。夫が謎の死を遂げるまでは――。壮絶な騙し合いと殺し合い、その果てに待つ慟哭の真実。大沢アクションの最高傑作、登場!

尼のような子

著者は人気ブロガーからコラムニストとなった、平成元年生まれの「オカマ」。初の著作となる本書は、韓流にハマった2011年後半から、ニート生活などを経て出版を決意した昨年春までの全6章。やさぐれ感と疾走感、喪失感と愚かさがないまぜとなった独特の魅力がある。

  • ジャンル : 小説・エッセイ
  • レビュアー : 土田美樹

(025)下りのなかで上りを生きる: 「不可能」の時に「可能」を見つけろ (ポプラ新書)

下り坂を上り坂に変える「楽観力」、不確実な世界でどう生きるかを「見透す力」、そして長期戦のなかで虚無的にならず「悲しむ力」……。著者が被災地などで出会った人々に見出した、逆境の中に「逆転」を見つけるためのヒントでいっぱいのエッセイ集である。

  • ジャンル : 教養・人文・歴史
  • レビュアー : 工藤渉

中野京子が語る 橋をめぐる物語

ロンドン橋、ポン・ヌフ、ゴールデン・ゲート・ブリッジ、ポンテ・ヴェッキオなど、30の橋の物語を『怖い絵』の著者が紹介。実在の橋や空想の橋、怖い橋、血なまぐさい橋――。異なる世界を結び、さまざまなドラマを生む橋のエピソードを味わおう。

  • ジャンル : 趣味・実用・カルチャー
  • レビュアー : 田島薫

アメリカのめっちゃスゴい女性たち

アメリカ在住歴15年の映画評論家(兼コラムニスト)の著者が、スゴい、カッコいいと思う、世界に影響を与える女性55人を紹介したエッセイ。スゴい人はA・ジョリーやJ・フォスターだけじゃない。逆境を乗り越え気力と努力で成功した女性ばかりなので、読み応えあり。

ママだって、人間

妊娠したら、乳首の感度が1000倍に!? 妊娠中のムラムラや、胎児のアソコの呼び方、誰にもいえない母乳の悩み……などなど、妊娠・育児ライフのあれこれを赤裸々につづったコミックエッセイ。他では絶対に読めないママの本音が満載、だからこそ「ためになる育児心得」。

  • ジャンル : 趣味・実用・カルチャー
  • レビュアー : 石森康子

「自由」のすきま (単行本)

大阪大学総長などを歴任した著者による哲学エッセイ。うどんに見る、〈素〉という感覚。家族に先立たれた人たちの「死者を育てる」という思い。ゆるキャラから浮かび上がる「明るいニヒリズム」。そんな身近な事象から、現代社会にひそむ違和を複層的に“哲学”する。

人生は、パチンコで教わった。

生き方や考え方、行動様式までパチンコに多大な影響を受けてきたというブラックマヨネーズの吉田。パチンコ店員時代の厳しいエピソードなど、パチンコに関心のない人も興味を持って読むことのできる濃い一冊だ。後輩芸人との「パチンコ 酔いどれ対談」も必読。

  • ジャンル : 趣味・実用・カルチャー
  • レビュアー : 工藤渉

雑食系書架記

「エッセイを読まれるということは、自分の心理テストの結果を公開するような勇気を必要とする」と、恥じらいつつもズバズバと記した読書エッセイ36編。吉田兼好を「上から目線」、永井荷風をタモリと対比、正岡子規の食欲に言及など、着眼点と切り込みの深さが絶妙。

  • ジャンル : 小説・エッセイ
  • レビュアー : 土田美樹

ねこのあしあと

中川翔子が父(中川勝彦)と母(桂子)の馴れ初め、自身の誕生と成長、風変わりな家族たち、そして猫のことを語った自伝的エッセイ集。彼女の本名が「翔子」でも「しょうこ」でもなく「しようこ」であることなど、衝撃の事実の数々もわかってしまう。

  • ジャンル : 小説・エッセイ
  • レビュアー : 工藤渉

ブッダが教える損する人生、得する人生: 幸せに、「一人勝ち」なんてない (知的生きかた文庫)

人生は損得勘定なしに生きなさい、と教わったような気がするが、お釈迦様の教えは実はそうではない。自身のためになることをしっかりと見極めて、人生の損得勘定をしなさい、としている。人間関係、仕事、生活、様々な場面でどのように損得勘定すべきか説いている。

未完。 仲代達矢

81歳にしてなお挑戦し続ける名優、仲代達矢。戦争体験から、60年の役者人生、無名塾開設への想い、妻との死別と遺言、演劇論、さらに「今何を想い、どこへ向かうのか」まで吐露する。その生き様と覚悟の凄まじさたるや。現代を生きる全世代が読むべき、珠玉の人生論。

ごめんなさいといえる

今も読み継がれる名作『氷点』が朝日新聞の懸賞小説に当選して50年。本書はそれを記念して刊行される単行本未収録エッセイ集。『氷点』にまつわるエッセイはもちろん、『泥流地帯』など他の作品についての文章、初公開の夫・光世氏の日記とインタビューなども掲載する。

銀座ウエストのひみつ

銀座の老舗洋菓子店「銀座ウエスト」。この名店が半世紀以上にわたり愛され続ける秘密とは? 社是は「真摯」。真面目で折り目正しく、たとえ効率が悪くても手作業にこだわる姿勢は、今の時代にことさら光る。美しく端正な写真も、その魅力をたっぷり伝えている。

  • ジャンル : ビジネス・社会・経済
  • レビュアー : 田島薫

新・世界怪魚釣行記

「釣竿片手に、世界の水辺のヌシに会いに行く!」そんな想いで初めて旅に出てから15年。世界37カ国を釣り歩き、繰り広げてきた怪魚たちとの闘いと多くの人々との出会いや別れを、とっておきの写真とユーモアあふれる文章でつづった2009〜13年までの旅の記録。

共産主婦―東側諸国のレトロ家庭用品と女性たちの一日 (共産趣味インターナショナル)

中学時代に「東」に魅せられ、現在は東ドイツ雑貨専門店を営みつつ共産文化の生産品を写真に収めている著者。東ドイツ、ポーランド、ハンガリーなど東欧各国のドールを代表的な主婦に見立て、それぞれの典型的な一日を雑貨や料理の写真を用いて紹介している。

  • ジャンル : 趣味・実用・カルチャー
  • レビュアー : 土田美樹

もう太らない! 1回1分 腹凹生活でらくヤセ!

腹凹(はらぺこ)生活とは、腹を膨らませてへこませる一連の動作を日常の生活に取り入れるだけでスタイルアップ、便秘解消などにつながるという新しいダイエット法のこと。コミックやイラスト、写真による解説に加え、継続のためのチェック表も付いた実践のための一冊。

  • ジャンル : 趣味・実用・カルチャー
  • レビュアー : 工藤渉

夏目漱石の手紙に学ぶ 伝える工夫

昔の人たちはよく手紙を書いた。日本の文豪・夏目漱石も例外ではない。しかも、漱石の手紙は愉快で楽しく、そこから人間的な温かみが感じられるとして有名だ。文豪の多くの手紙をテキストにして、心を上手に伝える術を伝授する。文章で伝えることが楽しくなる。

衣・食・住 暮らしの雑貨帖 ~ずっと愛したい、わたしのお気に入り~

住まいは、自分そのもの。だから、自分の生活で大事なものや心地よく感じる品を身の周りに置いておきたい。本書は、文字への愛着が増す竹ペン、旅先で一目惚れした陶器のシチュー鍋など、著者お気に入りの雑貨を紹介。生活を愛おしく彩る雑貨選びのお手本にしたい。

会話に強くなる: ~話す力・聞く力を育てる33のメソッド~ (一般書)

雑談や世間話が不得意な人、意思を上手く伝えられない人々に贈る33のヒント。「上手なものの頼み方」「上手な断り方・謝り方」「してはいけない話題」など、具体例を挙げてわかりやすく解説してくれる。別に話し下手ではないけど……という人にも発見があるはず。

  • ジャンル : ビジネス・社会・経済
  • レビュアー : 工藤渉

一度は訪れたい小京都

全国に多数ある「小京都」と呼ばれる地から、全国京都会議加盟市町をもとに47カ所を紹介した書。北は青森の弘前から南は鹿児島の知覧まで、各地の文化や歴史、風景を美しい写真とともに端的な文で表している。重要文化財の建物なども数多く紹介されている。

  • ジャンル : 趣味・実用・カルチャー
  • レビュアー : 土田美樹

おにぎりレシピ101: EVERYDAY ONIGIRI 101 Healthy, Easy Japanese Riceball Recipes

日本人のソウルフードにしてファストフード。みんなが大好きなおにぎりのレシピを101個紹介するのが本書だ。「中に入れる」「まぜる」「炊き込む・焼く」「のせる・つつむ」など、多彩なレシピが楽しい。にぎる人の愛情が詰まった、最高のごちそうになるだろう。

こんな写真があったのか 幕末明治の歴史風俗写真館 (単行本)

坂本龍馬の写真の謎。ないはずなのに現れる西郷写真。迷信を恐れて手を隠す肖像写真。日本写真黎明期のヌードとポルノ。そして、明治29年の三陸大津波など希少な古写真を満載した一冊。100年以上も前の〈一瞬〉が伝える風景や風俗に、郷愁と驚きを覚える。

幸せを呼ぶゆる片づけ習慣 1日たった5分で身につく (講談社の実用BOOK)

「1日5分のゆる片づけ」を続けて、「お片づけ体質」になると幸せになれる! 部屋の片づけができるようになると家の中がスッキリするだけでなく、人間関係にも「片をつけられる」ようになり、新しい自分を発見できるという著者の、「がんばらないお片づけ方法」を大公開。

  • ジャンル : 趣味・実用・カルチャー
  • レビュアー : 石森康子

菰田欣也の 中華料理名人になれる本: おうち中華のコツがわかる

テレビでも活躍する四川飯店グループの総料理長が、中華料理のポイントを伝える。5つのコツと5つの基本調味料をベースに、炒め物や麺、揚げ物や蒸し物、デザートまで約80品目を紹介している。中華調味料を使い切るレシピや、揚げ油で作るラー油などもうれしい。

  • ジャンル : 趣味・実用・カルチャー
  • レビュアー : 土田美樹

もう、その話し方では通じません。

時代は話し上手から聞き上手へ。成長社会から多様で複雑、変化が激しい成熟社会へとシフトした今、話し方の「ルール」が変わってきた。最初の15秒で相手の心をつかみ、スルーされない「新しい話し方」の5つのルールと4つのテクニックを、具体的な文例とともに解説。

  • ジャンル : ビジネス・社会・経済
  • レビュアー : 石森康子

自分の「性格説明書」9つのタイプ (講談社+α新書)

古代より研究が進められアメリカでは人材マネジメントツールとしても広く活用されている「エニアグラム」。本書はエニアグラムを用いたコーチングのプロフェッショナルが、9つの性格タイプ別に長所や短所、留意点などを解説してくれるまさに「性格説明書」だ。

  • ジャンル : 教養・人文・歴史
  • レビュアー : 工藤渉

一流コーチのコトバ―「リーダーに大事なことはブレないこと」

スポーツの現場を30年以上取材してきた著者が、レジェンド・葛西紀明やバレーボールの木村沙織、水泳の北島康介、競輪の中野浩一など47人の心に残った人物とその言葉を紹介。耳にいい名言ではなく、言葉の背景にある取材相手の信条や姿勢にグッとくる。

  • ジャンル : 教養・人文・歴史
  • レビュアー : 土田美樹

「中国人の9割が日本が嫌い」の真実 (TWJ books)

国民の約90%が日本嫌いともいわれる中国人。しかし実際には、『半沢直樹』や『進撃の巨人』など日本のドラマやアニメに熱中する、親日的な側面も持っている。2010年から上海に移住、身近に中国人を観察してきた著者がレポートする、中国の今とこれから。

  • ジャンル : ビジネス・社会・経済
  • レビュアー : 朝宮運河

ファンタジー、空想の比較文化

昔話、マンガ、童話、映画など様々なジャンルのファンタジーは子どもも大人も魅了する。物語を通じてモラルを教えるファンタジーは、どのようなコミュニケーション・メディアとして機能しているのか? ファンタジーと想像力の関係に迫った興味深い一冊。

脳の中の時間旅行 : なぜ時間はワープするのか

楽しい時間はすぐに過ぎ、辛い時間は長く感じる。そのような〈時間〉の不思議を、神経科学や心理学の観点から研究。年をとると時間の流れが速くなる謎の解明や、「時間の流れを遅くする」時間操作術なども教授する。英国心理学協会による年間ベストブック(2013年)獲得。

「うまくいかないあの人」とみるみる人間関係がよくなる本

「あの人が理解できない」。職場で、家族で、友人同士で、こう感じる人は少なくないだろう。そこで本書が教えるのが「選択理論」。これは「すべての行動は本人の選択による」という考え方で、著者はこれまで30万人以上の人生を劇的に変えてきた人物でもある。

  • ジャンル : 教養・人文・歴史
  • レビュアー : 田島薫

THE BIG QUESTIONS Universe ビッグクエスチョンズ 宇宙

  • 著者名 : スチュアート・クラーク
  • 発売元 : ディスカヴァー・トゥエンティワン
  • 価格 : 2,268円
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宇宙とは何か? 宇宙はいつから存在し、どうやって誕生したのか? ブラックホール、ダークマター、ビッグバンとは? アインシュタインは正しかったのか? 宇宙にまつわる20の「ビッグクエスチョン」すべてに答え、現代の天文学と宇宙論の課題を提示する一冊。

  • ジャンル : IT・科学・医学
  • レビュアー : 石森康子

最相葉月 仕事の手帳

『絶対音感』『青いバラ』『星新一』など、様々なテーマで取材・執筆活動を続けてきた著者が、初めてつづった「ライター稼業にまつわる覚え書き」。編集者時代に学んだ仕事の心得、聞くこと、書くこと、読むことについて――。経験をもとに書かれた仕事論である。

  • ジャンル : 小説・エッセイ
  • レビュアー : 朝宮運河

外資系コンサルの資料作成術---短時間で強烈な説得力を生み出すフレームワーク

ボストン コンサルティング グループなどの外資系企業で、長年コンサルタント育成に関わってきた著者。彼が磨き上げたフレームワーク「ドキュメンテーションキャンバス」では、資料のテンプレートを12パターン提供し、キーマンを説得するためのワザを公開。

  • ジャンル : ビジネス・社会・経済
  • レビュアー : 田島薫

幻想と怪奇の英文学

ジェイムズ・ホッグからアンジェラ・カーターまで、気鋭の英文学者らが英国の怪奇幻想文学について論じた本格的な研究・批評書が登場。編者2名による充実のブックガイドと、日本における幻想文学研究を展望する対談を収める。翻訳小説&幻想小説ファン必携の一冊だ。

未来を切り拓くための5ステップ: 起業を目指す君たちへ

2011年、著者が東大の研究者二人と共に設立した、ヒト型ロボットの開発製造会社SCHAFT。13年に米国Googleに売却を果たし、世界の注目を集めたベンチャー企業はどのようにして生まれたのか? リアルな経営のノウハウを伝える、起業を志す人への熱きメッセージ集。

ぷぷぷのぷ (ぷうちゃんのえほん)

ぷうーっとでてきたぷうちゃんは、ビスケットや黄色いものやかくれんぼすることが大好き。それから寝ることやおかあさんも大好き。可愛くて不思議なキャラクターのぷうちゃんの物語は、読み聞かせにぴったりの心和む絵本。『おともだちのぷ』も同時発売。

  • ジャンル : 絵本・こども・図鑑
  • レビュアー : 桑島まさき

蝶々の心臓

「パパはね、キミを四つ葉のクローバーみたいな女の子だと思っているよ。……ちょっとだけ、みんなと形が違う」。格闘家・石川祐樹が、誕生から3度の心臓手術を経て5歳になった娘との奇跡の日々を、“10年後のキミ”に向けて溢れる愛ととともにつづったフォトエッセイ。

KOHEI NAWA | SANDWICH: CREATIVE PLATFORM FOR CONTEMPORARY ART

SANDWICHとは彫刻家・名和晃平を中心に、アーティスト、建築家、デザイナーなど多彩な分野のクリエイターが集まりプロジェクトを展開するプラットフォーム。本書では創設から組織運営まで含めた彼らの5年間の創作活動が、豊富な写真とともに一望できる。

  • ジャンル : 趣味・実用・カルチャー
  • レビュアー : 工藤渉

見知らぬ国のスケッチ:アライバルの世界

数カ国語に翻訳され、世界中の子どもや大人に愛される傑作絵本『アライバル』。音も言葉も解説もない謎に満ちた物語世界は、どのように築かれていったのか? その制作初期のアイディア、スケッチ、完成図などを通して「さまよい続ける想像力の足跡」を作家自身が語る。

あみだだだ (日本傑作絵本シリーズ)

めくってもめくっても、あみだばかり全15種類。ついついすべての線をたどっていきたくなるのは、大人も子どもも変わらない。明るい色合いでユーモラスなあみだ絵に、谷川俊太郎のリズミカルな言葉が乗せられることで、あみだを楽しむ瞬間がより楽しく演出される。

トーラとパパの夏休み

待ちに待った夏休み、少女トーラは大好きなパパと一緒に森でキャンプをする予定だ。何時間も車に乗って出かけた森で、彼女はヘビやキリン、ライオン、カバなどを見つけるが……。いつもいそがしいパパと、想像力あふれる女の子の夏休みを描いた北欧の楽しい絵本。

  • ジャンル : 小説・エッセイ
  • レビュアー : 田島薫

かわいさに悶絶 ハムケツ

ネットやSNS上で大人気のハムスターのお尻を集めた写真集。人気ブロガーによる作品と、撮り下ろし写真をあわせて掲載。無防備で、とってもお茶目。ぷっくりした後ろ姿に、癒されること請け合い。身近なペット、ハムスターの新たな魅力を発見できる一冊だ。

猫のたんじょうび(猫のパラパラブックス)

「猫ストーカー」としてお馴染みのイラストレーター兼エッセイストが贈る、「猫のパラパラブックス」第5弾。愛らしい猫がまるでアニメのように動きまわる。そっけないのに憎めない、そんな猫の魅力がたっぷりと詰まったフリップブック。プレゼントにも最適だ。

天地のたから (単行本)

〈寺、教会、モスクのかたちは変われども捧げる炎の色は変わらず〉。地球じゅうの花を詠み、生きものを詠み、花のような心の人たちを詠む、角川短歌賞受賞歌人の最新歌集。1300年の短歌史上初の「世界のすべての国を詠み、歌う」ことで紡がれていく“地球の万葉集”。

泣き虫チエ子さん 3 (愛蔵版コミックス)

家で靴の修理屋を営むサクちゃんと、OLのチエ子さん。すばらしいことや驚くこと、胸のわきたつようなことは何もないけれど、小さな喜びが次々とわいてくる夫婦ふたりの生活。シリーズ第3弾の今回は、ふたりの出会いから恋へと発展する、結婚前のエピソードも収録。

※最新の価格はストアでご確認ください。

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