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81件

注目の新刊(2014年11月)

2014年3月に国際アンデルセン賞を受賞した上橋菜穂子の最新エッセイ集『明日は、いずこの空の下』が刊行された。イギリス、フランス、オーストラリアそして沖縄など、『精霊の守り人』『獣の奏者』を生み出す土壌となった旅の思い出を描く。最新長編『鹿の王』と合わせて読みたい1冊だ。

聖地Cs

牧場「希望の砦」でボランティアをするため、福島の居住制限区域を訪れた主婦の〈わたし〉。そこで目の当たりにしたのは、すべてがセシウムで汚染された残酷で深刻な“現実”だった。被災地を真正面から見つめ、静謐かつ強烈に震災後を描く表題作と、中編1編を収録。

キルマ1945 (単行本)

政府が秘密裏に育成する特殊部隊「スティル・ブルー」は、ひと癖もふた癖もある曲者ぞろい。2015年の夏、パンデミック抑制のために過去にさかのぼっての出撃が命じられたが……。福田和代が「『ありえない』と100回は呟いた」と推薦の言葉を寄せた、壮絶なバトル長編。

  • ジャンル : 小説・エッセイ
  • レビュアー : 土田美樹

皆川博子コレクション6鶴屋南北冥府巡

文庫本未収録作品のコレクション第2期、第1弾。歴史のベールに隠された鶴屋南北の半生と妖しき芝居の世界へ誘う表題作、かぶき踊りを創始した出雲阿国を少女の視点から描いた「二人阿国」、印刷物としてほとんど出回らなかった舞踊劇の脚本などを収めている。

黒龍荘の惨劇

山縣有朋の影の金庫番で政界の黒幕・漆原が、奇妙な脅迫文を受け、変死体となって発見された。調査を受けた月輪は、漆原が暮らしていた黒龍荘に友人・杉山と泊まり込み捜査にあたる。そこには4人の妾が同居していた。そして次々に起こる惨劇。衝撃の歴史ミステリー。

捜査組曲 東京湾臨海署安積班

東京湾臨海署強行犯第一係・安積班は、今日も夜中に現場へ向かう。安積をはじめとするおなじみのメンバーに、強行犯第二係の相楽、鑑識係の石倉、上司の榊原。安積班シリーズ最新刊は、日々起こる事件とそれを追う男たち、それぞれの視点で展開する全10編の短編集。

  • ジャンル : 小説・エッセイ
  • レビュアー : 石森康子

カシュトゥンガ

地方の平凡な中学校を舞台とした学園小説。学内序列で底辺に位置する生徒たちが、ある美少女から教えられた、なりたい自分になれる「おまじない」で結束し……。序列、いじめ、噂、相互監視など息苦しい中学生活と、少しずつ壊れていく日常の描写がリアルだ。

  • ジャンル : 小説・エッセイ
  • レビュアー : 工藤渉

コールド・スナップ

「2009年に出た面白海外小説」で第1位の『拳闘士の休息』から5年。トム・ジョーンズ待望の第2短編集が登場。翻訳したのは、岸本佐知子が“著者と「魂の双子」”という舞城王太郎。荒々しいリズムと疾走感に満ちた訳文で、暴力・性・死に満ちた世界を見事に再現した。

  • ジャンル : 小説・エッセイ
  • レビュアー : 朝宮運河

夜風から、夢 柏屋藍治郎密か話 (ハルキ文庫 し 9-1)

一膳飯屋で働くおときのもとに、突如、日本橋本町の薬種問屋柏屋の女中の話が舞い込む。3カ月の契約で柏屋を訪れたおときを待っていたのは、店の奥で先見をして暮らす、浮き世離れした姿の藍治郎。生きづらさを抱えた者たちが織りなす、切なくも心和らぐ時代小説。

  • ジャンル : 小説・エッセイ
  • レビュアー : 石森康子

鴨川食堂おかわり

看板ものれんもないモルタル造りの建物で営業する「鴨川食堂」、シリーズ第2弾。思い出の一皿を再現してくれる食堂を、訪れたのは……。料理下手な父が作った海苔弁、和菓子屋の息子が大好きだったクリスマスケーキなど、忘れられない料理を描いた全6編。

  • ジャンル : 小説・エッセイ
  • レビュアー : 土田美樹

夏のキグナス 三軒茶屋星座館 (三軒茶屋星座館・夏)

三軒茶屋でプラネタリウム兼バーを営む大坪和真、独身。双子の弟・創馬と彼の亡き妻の連れ子で小学生の月子がアメリカから帰ってきて“親子3人”の共同生活が始まる。個性豊かな常連客と和真たちが織りなす、新しくてどこか懐かしい人間ドラマ、第2弾。

ザ・バット 神話の殺人 (集英社文庫)

ノルウェー・オスロ警察の刑事ハリー・ ホーレは、ノルウェー人殺害事件捜査のためにオーストラリアのシドニーに赴いた。被害者は23歳のブロンド美人。連続レイプ殺人犯の仕業なのか――。世界累計2000万部超シリーズの第1作、「ガラスの鍵」賞受賞作がついに邦訳。

極卵

有名自然食品店で売られていた人気商品「極卵」。その卵が原因の食中毒事件が発生し、感染者が次々と死亡してゆく。元新聞記者の桐子は事件の真相を追う。そこには遺伝子組み換え食品を手がける大企業の影が見え隠れし……。食の安全を問う、社会派ミステリー。

  • ジャンル : 小説・エッセイ
  • レビュアー : 朝宮運河

ほんとにあった怖い話 1

編集部に送られてきた投稿から特に怖い話を厳選して紹介。神隠し、人形、幽霊など様々なパターンの怪談が網羅されている。カラーの心霊写真やコミックも収録され、視覚からの恐怖体験もできる。フジテレビ系の同名番組の原作本。②と③も同時発売。

  • ジャンル : 絵本・こども・図鑑
  • レビュアー : 工藤渉

パリの家

パリで出会った、11歳の少女ヘンリエッタと9歳の少年レオポルド。現代・過去・現代を通じ、男女で異なる心情と成長が描き出される。イギリスで20世紀の世界文藝ベスト50の一冊に選ばれたボウエンの代表作を、エリザベス・ボウエン研究会をたちあげた研究者が新訳。

  • ジャンル : 小説・エッセイ
  • レビュアー : 土田美樹

かたづの!

平穏な生活を襲った、城主である夫と幼い嫡男の不審死。その影には、叔父である南部藩主・利直の陰謀が……。東北で女性ながら領主となり、戦をせずに家臣と領民を守り抜いた、江戸時代唯一の女大名の一代記を、片角のエピソードを絡めながら描いた歴史ファンタジー。

  • ジャンル : 小説・エッセイ
  • レビュアー : 石森康子

もみ消しはスピーディーに

頻発する不祥事に対応するため、警察トップが採用したのは情報収集を得意とするアメリカのリスクヘッジ社だった。不正を事前に発見し、時には隠蔽するという密命を帯びたリスクヘッジと、警察組織内の監視役である「監察」とのバトルの行方は? 新感覚の警察小説。

  • ジャンル : 小説・エッセイ
  • レビュアー : 朝宮運河

ファイト! 木津西高校生徒会

希望校受験に失敗し仕方なく入った高校。入試の成績がずば抜けていたため初めての「特待生」となったが、少しも嬉しくない一輝。クラス委員長をさせられたり、生徒会会長になったり、波瀾が続く。マドンナへの恋、失意、夏の選手権大会。一樹の青春はどうなる?

ターンオーバー

真夏の高校野球神奈川県予選を取材する新聞記者・新見は、一人のエースに異変を感じる。「何としても奴を止めなくては」(「連投」)。アメリカンフットボール、やり投、マラソン、ラグビーなど、アスリートたちの「ターンオーバー」=攻守交替の瞬間を描き切る短編集。

灰と王国3 帰還

剣と魔法の世界を舞台とした王道大河ファンタジー第3弾。炎竜ゲンシャスを従えノルニコム女王エレシアは帝国に反旗を翻し、若き帝位継承者セナトはナクテ領に舞い戻る。各々の想いが渦巻くなか、竜侯フィンと天竜レーナの関係も新たな局面を迎える予感が……。

  • ジャンル : 小説・エッセイ
  • レビュアー : 工藤渉

ガットショット・ストレート

刑期を終えて出所したばかりの運び屋シェイクが、コケティッシュな嘘つき女ジーナを救ったばかりに、大金と聖遺物をめぐる奔走劇に巻き込まれる。愛すべき悪人たちの騙し合いの果て、最後に笑うのは誰なのか――。精緻な伏線で構成された、エンターテインメント小説。

  • ジャンル : 小説・エッセイ
  • レビュアー : 石森康子

怪奇文学大山脈 (2) (西洋近代名作選 20世紀革新篇)

荒俣宏が長年にわたって収集した、畏怖と感嘆を誘う怪奇幻想小説の名作53編を全3巻に集成。「怪奇文学」というジャンルが定着し、世界へと拡散していく過程を追った本巻では、ウエイクフィールド、ベリズフォードらの知られざる傑作のほか、初訳多数の全18編を収録。

  • ジャンル : 小説・エッセイ
  • レビュアー : 石森康子

オペラ座の美女 女子大生桜川東子(さくらがわはるこ)の推理

マスターを含む3人組が集うバーで、美しい大学院生が絶妙な推理を展開させるシリーズ最新刊。未解決事件の真相が、オペラになぞらえることで見えてくる。オペラの解説、過去のヒット曲にまつわる脱線、ビールのうんちくなど、知識欲を満たしてくれる連作ミステリー。

  • ジャンル : 小説・エッセイ
  • レビュアー : 土田美樹

変愛小説集 日本作家編

「変な愛」を描いた話題の小説アンソロジー、待望の日本作家編が登場だ。はるか未来の奇妙な家族関係を描いた川上弘美の「形見」、藁でできた夫との夫婦生活をシュールに描いた本谷有希子「藁の夫」など12人の現代作家の作品を収録。奇妙だからこそ純粋な愛の形。

かわうそ お江戸恋語り。

「そんなに一途になっちゃあいけねえよ」。本所深川六間堀町の太物問屋『あたご屋』の一人娘・お八重は、“川獺”と名乗る男に出逢い、滾るような恋に落ちる。初めて味わう、生身を炙り、焦がすほどの想い。だが、お八重の周りでは死が相次ぎ、厄介事に巻き込まれてゆく。

柩の中の狂騒 (単行本)

孤島にある異様な博物館は、「死術師」とよばれる元分類学者が館長を務める謎めいた存在だった。異能の館長が「悪魔の透明標本」を作ったという噂に魅せられた推理作家、元写真家など9人がこの孤島の博物館に集まったが、不可解な事件が起きる。新鋭の本格ミステリー。

旧校舎は茜色の迷宮 (講談社ノベルス)

一年前の秋、何者かに殺害された人気教師と、ちょうどその一年後に転落死した男性教師。高校生の秋美は怪談好きな空手部の新司と、生徒会長・吾郎とともに2人の死の謎を探ることになるのだが……。島田荘司も高く評価した新鋭による青春ミステリー。

  • ジャンル : 小説・エッセイ
  • レビュアー : 工藤渉

スターダストパレード

48時間後、120万ドルの紙幣は爆発する。盗んだ奴らはそれを知らない。爆発前に奪回するのが私「ゴーストマン」の仕事。英米のミステリー賞やランキングを席巻した驚異のクライム・ノワールが本邦上陸。映画化決定も納得の文句なしにスタイリッシュな小説だ。

  • ジャンル : 小説・エッセイ
  • レビュアー : 朝宮運河

阿蘭陀西鶴

傍迷惑で、ええ格好しぃで、自慢たれ。賑やか好きで、人たらしで、親馬鹿。『好色一代男』『世間胸算用』などで知られる異端の天才作家・井原西鶴の生き様を描く、直木賞作家の受賞第1作。謎に満ちた「日本初のベストセラー作家にして、エンタメ小説の祖」の姿に迫る。

復活祭

バブル絶頂期の都会を舞台に「持たざるもの」の青春の暴走と破滅を描いた『生誕祭』から約10年。あの4人が帰ってきた。今度の勝負はITバブルを絡めた株式投資。果たして幸運の女神は誰に微笑むのか? 裏切りと哀しみが躍動する超一級のエンターテインメント。

一人っ子同盟

両親がいて、子どもは二人。それが家族の「ふつう」だったあの頃。一人っ子で鍵っ子だったぼくとハム子は、困ったときには助け合い、確かに、一緒に生きていたんだ。昭和40年代の団地で生きる小学6年生の、まっすぐ悩んでいた卒業までの一年を描いた最新小説。

ほんとうの花を見せにきた

少年「梗」を死の淵から救ったのは、竹から生まれた吸血鬼バンブーだった。くそったれの神さまの支配する町で、死に損ないの少年は必死に生きる。バンブーに命の「火」のかけがえのなさを教えられながら。生のよろこびとかなしみに満ちた、大河的青春吸血鬼小説!

にじいろガーデン

夫との関係に苦しんでいた高橋泉は、駅のホームで自殺しようとしていた女子高生・島原千代子に出会う。心の痛みを分かち合ううち、恋に落ちた二人は、泉の一人息子・草介を連れて駆け落ちする。喜びと悲しみに彩られたタカシマ家の16年を描く、新しい家族小説。

傲慢な婚活

結婚することに決めた。結婚は俺の抱える問題を解決してくれそうだから――。職業・前衛音楽家、偶に小説家。パトロンを失ってから暗転、一寸マジメに婚活したら、俺のファンだという20歳で資産家の娘が出現! 『下妻物語』的コミカル感動ラブストーリー。

水声

きょうだいとして育った「都」と「陵」。二人の関係にはいくつもの秘密があり、パパとママの間にも大きな秘密があった。やがて訪れるママの死。それは後々まで二人の人生に反響し続ける――。男と女の現在と過去を甘美に描く、川上弘美待望の長編。

丹生都比売 梨木香歩作品集

蘇りの水と水銀を司る神霊に守られて吉野の地に生きる草壁皇子の物語――。中編「丹生都比売」と「月と潮騒」「トウネンの耳」「カコの話」「本棚にならぶ」「旅行鞄のなかから」「コート」「夏の朝」「ハクガン異聞」を収録する初の作品集。静かに澄みわたる梨木香歩の小説世界。

闘魂外交 ─ なぜ、他の政治家が避ける国々に飛び込むのか?

25年前の初当選から、落選・再選後も一貫して「スポーツを通じた国際交流」を続ける著者。賛否両論の中、北朝鮮をはじめイラク、ソ連、キューバなど、他の政治家が避けたがる国々にあえて飛び込むのはなぜなのか? 自身が考える「本当の外交」について語った一冊。

  • ジャンル : ビジネス・社会・経済
  • レビュアー : 石森康子

美しい瞬間を生きる (U25 SURVIVAL MANUAL SERIES)

ネパール発のスキンケアブランド「Lalitpur」を経営する女性起業家の初エッセイ。25歳でネパールの人身売買被害女性を支援する化粧ワークショップを立ち上げるなど、世界中の女性や自分自身に誇りと自由をもたらす彼女の姿から、自分のままに生きる勇気をもらえる。

現代の超克 本当の「読む」を取り戻す

気鋭の政治哲学者、批評家による全身全霊の対話集。柳宗悦、ガンディー、小林秀雄、福田恆存らの歴史的名著をひもときながら、日本人が近代に置き去りにしてきてしまった諸問題を浮き彫りにし、iPS細胞の技術や原発などの現代のトピックにまで考察を進めていく。

  • ジャンル : 教養・人文・歴史
  • レビュアー : 工藤渉

ちいさなことで調子にのろう!

工作大好き少年だった著者は、おもちゃ作りの日々を送り、現在では幼稚園や保育園での工作教室が大人気のTOYクリエイター。そのつまずきと成功を描いた半生記。好きなことを仕事にする秘訣が詰まっており、「もっと調子に乗っていいんだ」と励まされる一冊。

  • ジャンル : 趣味・実用・カルチャー
  • レビュアー : 桑島まさき

石破茂 非公認後援会

第2次安倍改造内閣で、キーマンとして注目が高かった石破茂。その非公認後援会の初代会長ら7名が共同執筆したのが本書。1985年2月に結成された「どんどろけの会」の軌跡を、当事者の視点から追っている。石破本人や夫人による寄稿も興味深い内容だ。

  • ジャンル : ビジネス・社会・経済
  • レビュアー : 土田美樹

詐欺と詐称の大百科

妻にさえ正体を知られなかった、ニセの大富豪。嘘がばれないように独学で勉強を続け、いつしか信頼を得てしまったニセ医者……。さまざまな理由で職業・性別・年齢・人種・学歴を詐称し人々を欺いた多種多様な「なりすまし」たちの、笑いも感動もひっくるめた実話集。

  • ジャンル : ビジネス・社会・経済
  • レビュアー : 石森康子

ベッカライ・ビオブロートのパン

ドイツ語で「オーガニックのパン屋」を意味する人気店のオーナーが、パン作りや仕事への向き合い方を綴る。パン職人を志したきっかけから、7年間のドイツ修業、原材料や製法などの試行錯誤まで。パン好きに、そして自分らしい生き方を探しているひとに贈りたい一冊。

ペットの声が聞こえたら (HONKOWAコミックス)

原作者は、ペットの思いを感じ取れるという女性僧侶兼心理カウンセラー。この世を去る犬や猫が飼い主などに発したメッセージを、自身のエピソードも含めて紹介する。神秘やスピリチュアルをテーマにした『HONKOWA』誌連載時にも大反響を呼んだコミックエッセイ。

泣いたの、バレた?

人気エッセイストの『週刊現代』人気連載から一部掲載。時事ネタを縦横無尽に、鋭くかつユーモラスに描く。いつもながらその着眼点は見事だ。中でも世間を騒がせた人たちの「泣き」にフォーカスした文章は秀逸。涙の数だけドラマあり、果たして涙大賞は誰の手に?

熱狂なきファシズム: ニッポンの無関心を観察する

『選挙』や『精神』などの「観察映画」で国外での評価も高い映画監督が、この数年の日本を見つめた評論集。熱狂やカリスマの存在を必要としない“ファシズム”がじわじわ進行しつつある現代日本の状況が、各評論やエッセイから浮かび上がってくる。

  • ジャンル : ビジネス・社会・経済
  • レビュアー : 工藤渉

明日は、いずこの空の下

17歳の夏、初めて旅したイギリスとフランス。フィールドワークで訪れた沖縄やオーストラリア。そして、海外旅行で訪れた国々。『精霊の守り人』『獣の奏者』などの豊かな世界を生み出す土壌となった旅の思い出を描くエッセイ集。国際アンデルセン賞受賞記念出版。

  • ジャンル : 小説・エッセイ
  • レビュアー : 朝宮運河

バロウズ/ウォーホルテープ (SPACE SHOWER BOOks)

  • 著者名 : ヴィクター・ボクリス / 山形浩生
  • 発売元 : スペースシャワーネットワーク
  • 価格 : 2,700円
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ビートニクを代表するアメリカの作家と20世紀後半の美術界を象徴するポップアートの旗手。意外にも晩年は親密な交流があったという2人の間を行き来した著者がまとめた、貴重な秘蔵対談集。2人の脱力系雑談やミック・ジャガーなどの豪華ゲストの登場も興味深い。

下手に居丈高 (文芸書)

不快なマラソンランナーたち、最終学歴「中卒」に込められた思い、某テレビ番組の怒りの降板劇、友人との取っ組み合い――。頑固者、偏屈者を自認する当代きっての無頼作家が、軽快な語り口で世の不徳義を斬り、返す刀でみずからの恥部をえぐる痛快エッセイ集。

セロニアス・モンクのいた風景

頑固で優しく、偏屈だけど正しい――。モンクの演奏は、いつも大きな謎だった。稀有な才能を誇ったピアニスト、その人物と音楽性と魅力のすべてを12の評伝・評論・エッセイで、そして村上春樹による特別エッセイと「私的レコード案内」を加えたアンソロジー。

つやつや、ごはん (おいしい文藝)

新米の季節到来! 「ごはん」のおいしさを存分に伝えるエッセイ39本を厳選収録。日本人の原点ともいえる「米論」からおいしい「ごはん」など、てんこ盛りの「ごはん」。食べ過ぎ注意のアンソロジー。お肉編、ラーメン編に続く大好評「おいしい文藝」シリーズ第3弾。

嘘つき鳥

『時間ですよ』『寺内貫太郎一家』など、時代の匂いにこだわったドラマを発表し続けた久世光彦。その単行本未収録エッセイを42本収録。「銀座今昔物語」「私の不良少女たち」など、生前見せることのなかった作家の隠れた顔があらわれる。跋=久世朋子・小泉今日子。

孤独の力

「孤独」とはただ忌避されるべきものなのか。「孤独」こそが生きる力になるのではないか。『他力』『大河の一滴』の著者が、自らの体験をベースに、親鸞、西行、仏陀、そしてイエス・キリストの生涯から「孤独に生きることの意味」を考える。人生論の総決算ともいうべき書。

イル・プルー・シュル・ラ・セーヌのお菓子教室

初心者からプロまで通うお菓子教室で、「パティスリーに並ぶケーキが家庭で作れるように」考案された、48の人気のレシピ集。正確な分量、温度、時間とともに、材料の混ぜ方や泡立てる回数など、できあがりを大きく左右する作り方の “コツ”を具体的に紹介した決定版。

  • ジャンル : 趣味・実用・カルチャー
  • レビュアー : 石森康子

わたしの愛用品 (天然生活ブックス)

ほうき、ブラシ、帽子、メガネ、デニム。料理家の有元くるみ、エッセイストの石黒智子、イラストレーターの平澤まりこなどモノ選びの達人67人が、愛用の一品を「使いつづけたいはたらく道具」「おしゃれの愛用品」「肌にふれるものたち」の3章立てで紹介する。

  • ジャンル : 趣味・実用・カルチャー
  • レビュアー : 桑島まさき

やせたければ脂肪をたくさんとりなさい ダイエットにまつわる20の落とし穴

糖質制限の2大医師も推薦する英国発のベストセラー。20年以上も健康増進と体重管理に携わる医師が気づいたのは、「『食べる量を減らして運動量を増やす』だけでは、減量できない人がいる」事実。科学的な根拠をもとに画期的な視点で食の基本を説く、実践的ダイエット論。

  • ジャンル : 趣味・実用・カルチャー
  • レビュアー : 土田美樹

江戸東京幕末維新グルメ

歴史に名を残した人物たちの胃袋を満たし、彼らを足しげく通わせた老舗名店が、東京都内には多くある。羽二重団子、長命寺の桜餅、船橋屋のくず餅。グルメと日本史が融合した本書を読むと、普段何気なく食べているものが、もっと美味しく感じられるだろう。

  • ジャンル : 趣味・実用・カルチャー
  • レビュアー : 桑島まさき

大人のウルトラセブン大図鑑 (マガジンハウスムック)

『ウルトラQ』に始まるウルトラシリーズの中でも、大人の鑑賞にも耐えうる作品として評価の高い『ウルトラセブン』。未公開の画像を含む豊富な写真や関係者のインタビュー、そして全話のストーリーと解説や裏話の数々など、まさにセブンのすべてがわかる図鑑だ。

  • ジャンル : 趣味・実用・カルチャー
  • レビュアー : 工藤渉

アイラブユーゴ 1(大人編)―ユーゴスラヴィア・ノスタルジー (自主管理社会趣味 Vol 1)

国家消滅後20年を経ても旧ソ連・東欧の人々に懐かしまれる、社会主義国家ユーゴスラヴィアを愛着たっぷりに紹介するシリーズ第1巻。政治、社会、対外関係などオトナ的題材を扱い、大統領ティトーのオシャレチェックなども掲載。硬軟あわせ持つユーゴの魅力に開眼。

心が疲れたらお粥を食べなさい。 豊かに食べ、丁寧に生きる禅の教え

人間は食べなければ命を持続できない生き物。だからこそ食事には気づきのチャンスが詰まっている。禅僧である著者が、「食べる」「作る」「片付ける」「生きる」の4章で綴る禅的シンプル食生活のすすめ。真正面から食に向き合うことの大切さに気づかされる。

  • ジャンル : ビジネス・社会・経済
  • レビュアー : 朝宮運河

ゾンビ・マニアックス (ロマンアルバム)

ブラッド・ピット主演作『ワールド・ウォーZ』を例に挙げるまでもなく、ゾンビ映画の人気は根強い。その原点とされる1968年の映画『ナイト・オブ・ザ・リビングデッド』など、代表的なゾンビ映画のポスターやチラシ、グッズ、特殊効果など魅力をたっぷり紹介する。

  • ジャンル : 趣味・実用・カルチャー
  • レビュアー : 土田美樹

勝ち続ける男モウリーニョのすべて

世界最高のサッカー監督・モウリーニョはなぜ勝ち続けることができるのか? 発言、采配、哲学、現地取材による最新情報、さらにドログバ、セスク、テリーなどチェルシーの主力選手たちの証言によって、知られざる人物像が浮かび上がる。サッカーファン必読の一冊。

大人のための読書の全技術

大学教授、キャスター、作家と多忙な毎日を送る中でも読書を欠かさず、1日に10冊以上読破することも少なくないという著者が教える、究極の読書術。「誰よりもたくさんの本を、誰よりも精密に読み込み、すぐに仕事に応用できるようになる」ための正しい本の読み方とは。

  • ジャンル : 教養・人文・歴史
  • レビュアー : 石森康子

シビックエコノミー—世界に学ぶ小さな経済のつくり方

市民が「市民起業家」になって経済の中心を担う「地域イノベーション」の事例集。イギリス、デンマーク、アメリカ、オランダなど、海外の25の実例を紹介。概要や影響、学びたい点などがわかりやすく解説され、日本の社会が抱える問題を解決するヒントが詰まっている。

ナタリーってこうなってたのか (YOUR BOOKS 02)

奇抜な企画や仕かけがあるわけでもないが、ニュースに特化したカルチャーニュースサイトとして、こつこつ更新を続けてきた「ナタリー」は、現在、日本最大級のメディアのひとつだ。読者との距離の近さに定評がある人気サイトが愛される理由を、創業者が明かす。

  • ジャンル : ビジネス・社会・経済
  • レビュアー : 桑島まさき

壁はきっと越えられる ―夢をかなえる晩成力

10代が主流のフィギュアスケートの世界では遅咲きの著者が、いかに自分自身や世界のライバルとの戦いに挑み、勝ち抜いてきたかを語った。ウサギとカメであればカメ型の人、努力がなかなか成果に結びつかないと悩む人にとっては、金言に満ちた必読の書だろう。

  • ジャンル : 趣味・実用・カルチャー
  • レビュアー : 工藤渉

広告やメディアで人を動かそうとするのは、もうあきらめなさい。

  • 著者名 : 本田哲也 / 田端信太郎
  • 発売元 : ディスカヴァー・トゥエンティワン
  • 価格 : 1,620円
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ヒットを生み出そうと、企業は消費者に対する「マーケティング」を行う。だが消費者主導で情報過多の今日、人々を動かすしかけ作りは一筋縄ではいかない。そもそもマーケティングとは何か、そして人々を動かす仕組みの本質とは。第一線で活躍する二人が真剣に問う。

  • ジャンル : ビジネス・社会・経済
  • レビュアー : 土田美樹

古本屋になろう!

東京・吉祥寺の古本屋「よみた屋」の主人が、資金の調達から仕入れのノウハウ、棚づくりのコツ、値付けの方法をはじめとする古書店の経営法を、出版業界の現状やインターネットによる古書流通の変化なども交えて具体的に指南。古本屋という仕事のすべてがわかる本。

  • ジャンル : 教養・人文・歴史
  • レビュアー : 石森康子

まだ、都会で貧乏やってるの?

格闘家を夢見て上京するも、断念して地元の熊本で起業。32歳で年収1億円に達した著者が、都会以上に稼ぐ〈田舎起業〉を提唱する。田舎で成功するマーケティングや「自由に、楽しく」稼ぐ人たちの例も収録。ストレスなくマイペースに稼ぐ、新しい働き方を見つけよう。

吉田稔麿 松陰の志を継いだ男 (角川選書)

2015年NHK大河ドラマ『花燃ゆ』に主要人物として登場する松下村塾の三秀の一人・吉田稔麿。吉田松陰に自分の後継者として期待されながらも24歳の若さで「池田屋事変」で果てたため、残念ながらその名はあまり知られていない。知られざる傑物の生涯、志を描く一冊。

粒でできた世界 (ワンダー・ラボラトリ)

科学読物シリーズ「ワンダー・ラボラトリ」の第1弾。この世界のすべてのものをかたちづくる粒である「原子」の仕組みやその解明の歴史を、わかりやすく教えてくれる一冊だ。西岡兄妹の西岡千晶によるシュールなイラストも、科学の不思議を効果的に表現している。

  • ジャンル : IT・科学・医学
  • レビュアー : 工藤渉

話に「オチ」をつける技術―伝わり方が劇的に変わる6つの話術

頭の中で大爆笑必至のネタが、いざ口に出すと……。話のおもしろさはネタ自体よりも「話の組み立て方にある」と、元放送作家は力説する。効果的な話の組み立て方を、「謎解き」話術や「言葉遊び」話術などの6つに分類。聞き手の興味を引く話し方を、具体的に解説。

  • ジャンル : ビジネス・社会・経済
  • レビュアー : 土田美樹

ツイッターで学んだいちばん大切なこと――共同創業者の「つぶやき」

ハッタリ万歳! 持ち前の明るさで、強引にでもチャンスを自ら引き寄せてきたツイッターの共同創業者が、成功の秘密を語りつくす。全世界、2億7000万人のユーザーが140文字でつぶやくようになった理由とは? 新しいビジネスを生み出すヒントに溢れた一冊。

スカイエマ (イラストレーション別冊)

独特の構図と色使いのイラストで、デビュー以来、さまざまな本の装画や挿絵を手がけてきたスカイエマ。彼女の代表的なイラストとともに、インタビュー、ブックデザイナー・松昭教との対談、これまで担当した200点以上に及ぶ装画を年代順に掲載したスカイエマのすべて。

あきちゃった!

犬、猫、鳥、それぞれ鳴き声は決まっているものだが、ある日、小鳥は毎日同じように鳴くのに飽きてしまい、へんてこりんな歌を歌いました。他の鳥は戸惑っていましたが、いつしか小鳥の真似をするようになり、空には新しい歌声が。読み聞かせにぴったりの絵本。

松本大洋+ニコラ・ド・クレシー (玄光社MOOK)

日仏間でお互いの作品を意識し、リスペクトし合ってきた二人の作家。ついに対面がかなった両者による対談や、往復書簡、競作リレーマンガなどを収録した本書は、コミック史に残る貴重な一冊となるかもしれない。もちろん両者のイラストも豊富に収録されている。

カープガール

広島だけでなく、首都圏を中心に急増中の「カープ女子」。プロ野球球団「広島東洋カープ」を愛する彼女たちの《球団承認写真集》が登場! 有名読者モデルやカリスマ・カープ女子ら、23人の美少女たちが身にまとうカープグッズはファッションアイテムとしても要注目。

おいぬさま (MOEのえほん)

第2回白泉社MOE絵本グランプリ受賞作で、選考委員のきたやまようこが「他の人には絶対マネできない世界を持っている」と評した絵本。珍し物好きな殿様の大きな犬に振り回される家臣のお話。昔風の語り口調と、版画を思わせる色彩、豊かな表情が味わい深い。

  • ジャンル : 絵本・こども・図鑑
  • レビュアー : 土田美樹

TURQUOISE(ターコイズ) (TH ART Series)

SF、ホラー、幻想小説系の書籍・雑誌の装画やイラストで活躍し、2006年から2年ごとに個展も開催している人気イラストレーターの初の作品集。『SFマガジン』などを彩った作品に加え、新作も多数収録。カラフルで、センス・オブ・ワンダーに満ちた世界を堪能できる。

  • ジャンル : 趣味・実用・カルチャー
  • レビュアー : 朝宮運河

諸星大二郎: 『暗黒神話』と古代史の旅 (別冊太陽 太陽の地図帖 27)

1976年、『週刊少年ジャンプ』誌上に連載された諸星大二郎の傑作伝奇コミック『暗黒神話』。古代史と神話に彩られた壮大なスケールの物語は、どのように生まれたのか? 諏訪・茅野(長野県)など作品の舞台を巡りながら、創作の裏側に迫る。著者自身のインタビューも掲載。

ヒキガエル君、カウンセリングを受けたまえ。

  • 著者名 : ロバート・デ・ボード / 水野恵
  • 発売元 : 阪急コミュニケーションズ
  • 価格 : 1,620円
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気まぐれでうぬぼれ屋、好奇心旺盛なヒキガエルがすっかり落ち込んでしまい、仲間のモグラ、ネズミ、アナグマが彼にアオサギのカウンセリングを受けさせることに。10回のセッションで、ヒキガエルはどう変わるのか。イギリスで有名なカウンセリング入門の古典が待望の翻訳。

  • ジャンル : 教養・人文・歴史
  • レビュアー : 石森康子

無人島セレクション Desert Island Selection

もし無人島に一枚のレコード、一本の映画、一冊の本しか持っていけないとしたら? この問いに18人の人気クリエイターが答えた。奥田英朗、椎名誠、しりあがり寿、古田新太、細野晴臣、誉田哲也など選りすぐりの執筆陣による究極の作品レビュー&ガイド本。

  • ジャンル : 趣味・実用・カルチャー
  • レビュアー : 朝宮運河

※最新の価格はストアでご確認ください。

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