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82件

注目の新刊(2015年8月)

●『窓ぎわのトットちゃん』から30年以上の時を経て刊行された、黒柳徹子の『トットひとり』。「ザ・ベストテン」の思い出、タマネギヘアの秘密など、著者のとっておきのエピソードを綴った宝石箱のような一冊。●怪奇大ロマンの世界観が魅力の、江戸川乱歩『幽霊塔』。本作を中学生の頃に耽読したという宮崎駿が描く、渾身のカラー解説口絵(16頁)にも注目。●『ストレイヤーズ・クロニクル』『at Home』と映画化が続く著者・本多孝好の最新作『君の隣に』は、横浜伊勢佐木町で風俗店を営む大学生と、彼と暮らす少女、二人の秘密が周囲の人物から明かされていくミステリー。

テノヒラ幕府株式会社

全財産わずか2300円。スマホをいじったこともない25歳の拓真は、「君みたいな人を待ってた」という若手女社長の一言でスマホゲームの開発会社で働き始める。スタートアップ企業らしい熱情のぶつかりあいに、拓真もやがて自分らしい関わり方を掴んでいく。

  • ジャンル : 小説・エッセイ
  • レビュアー : 土田美樹

三人屋

朝は三女の喫茶店。昼は次女のうどん屋、夜は長女のスナック。街の人に「三人屋」と呼ばれるその店があるのは、駅前商店街の真ん中あたり。美味い料理と三姉妹を目当てに、くせのある常連客たちが今日も集う。心も胃袋もほっこり満たす、人情エンターテインメント。b

火星の話

転校生の佐伯さんと僕は小中高と一緒。火星から帰ってきたとか18歳になったら火星に帰らなければならない、と言う彼女は校内で浮いた存在だ。しかし、僕は彼女が気になる。夏休みの補習、誰もいない夜のグラウンド、かけがえのない青春の一ページが動き出す。

美乃里の夏

小学5年の夏休み。美乃里は自分と同じ音の名をもつ小さな男の子・実と出会う。ふたりは銭湯の壁の「森の絵」にひかれ、お風呂掃除の手伝いをすることに……。不思議な出会いや思いがけない人との交流、そして突然の別れを通して、少女の心の成長を描いた物語。

  • ジャンル : 小説・エッセイ
  • レビュアー : 石森康子

冒険の森へ 傑作小説大全11 復活する男

集英社創業90周年記念企画。逢坂剛、大沢在昌、北方謙三、船戸与一、夢枕獏が編集委員となり、143名の作家の秀作254編を収録するという夢のような全20巻。第1回配本分の本書は20世紀の名作が揃っているだけに、長編・短掌編ともに輝きを放つ。16巻『過去の囁き』も同時刊行。

  • ジャンル : 小説・エッセイ
  • レビュアー : 田島薫

蓮花の契り 出世花

下落合で弔いを専門とする墓寺、青泉寺。お縁は「三昧聖」としてその寺の湯灌場に立ち、優しい手で亡骸を洗い清める。そんな暮らしの中、江戸の町は大きな不幸に見舞われ、お縁自身の運命の歯車も狂い始める……。著者のデビュー作『出世花』の待望の続編。

  • ジャンル : 小説・エッセイ
  • レビュアー : 朝宮運河

アンタッチャブル

「ネジが吹き飛んでる」と噂される警視庁公安部の“アンタッチャブル”椿警視と組まされた、元・捜査一課の“落ちこぼれ”宮澤。いつしか国際テロの関わる壮大な計画に巻き込まれ……。アクの強いキャラが次から次へと登場する、痛快エンターテインメント。

  • ジャンル : 小説・エッセイ
  • レビュアー : 土田美樹

古典BL小説集

  • 著者名 : ラシルド、森 茉莉、他/著 笠間千浪/編
  • 発売元 : 平凡社ライブラリー
  • 価格 : 1,404円
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日本で〈やおい〉サブカルチャーが出現したのは1970年代半ば。それ以前に男性同士の愛を描いていた女性作家たちの作品を〈BL〉の先駆として紹介する。パリに暮らす年の離れた兄弟の微妙な関係を描いたラシルドの「自然を逸する者たち」など全7編を収録。

戦場の聖歌

昭和12年、両親の反対を押し切って満州国に渡った持永大志。国際色豊かなハルピンの歌声酒場「トロイカ」で、各国の若者たちと友情を育むが、戦争は否応なく彼らの絆を引き裂いてゆく――。『悪魔の飽食』の著者が世界平和への祈りを込めた渾身の長編。

  • ジャンル : 小説・エッセイ
  • レビュアー : 朝宮運河

ふたり姉妹

「とりかえっこしない?」。東京の製菓メーカーの商品企画部で働く上昇志向の姉・聡美は、田舎町の実家で暮らすマイペースな妹・愛美と生活を交換する。性格も、ものの考え方も、なにもかも正反対なふたり。それぞれの“夏休み”を過ごす姉妹が最後に選ぶ道とは――。

謎解き広報課

東北地方の「なにもない田舎」で、町役場に就職した都会育ちの結子。やる気も地元愛もない新人にして町に配布する広報紙づくりを任され、業務を進めるなかで毎月ちょっとした謎解きに挑む羽目に……。ライトでポップな連作で描かれる、公務員のお仕事×日常ミステリー。

  • ジャンル : 小説・エッセイ
  • レビュアー : 土田美樹

東京藝大物語

非常勤講師として東京藝術大学に5年間赴任した著者が目撃したものは、葛藤し、闘い続ける不器用な学生たちの姿だった。「成功するのは十年に一人」といわれる世界で、あがき、涙する学生たち。共に過ごした時間を温かく綴った「120%の青春小説」だ。

  • ジャンル : 小説・エッセイ
  • レビュアー : 田島薫

美しき廃墟

1962年.イタリアの小さな村の埠頭に、ひとりの新人女優が降り立つ。彼女に微笑みかけられた青年は、その一瞬で恋に落ちた……。さまざまな登場人物の人生が交錯しながら、過去と現在、イタリア、アメリカ、イギリスを舞台に描き出す、笑いと哀感に満ちた人生の旅路。

  • ジャンル : 小説・エッセイ
  • レビュアー : 石森康子

モンローが死んだ日

軽井沢のはずれにある小さな文学館で管理人兼案内人を務める鏡子は、その日も男の訪問を待っていた。患者として町のクリニックで精神科医を務める高橋と出会って1年、ふたりは一線を越える関係になっており……。突然行方をくらませた男の正体を追う、濃密な愛の物語。

  • ジャンル : 小説・エッセイ
  • レビュアー : 土田美樹

朝が来る

長い不妊治療の末、養子縁組の民間団体を介して養子をもらう決断をした栗原夫妻。現在、5歳になった朝斗と3人で幸福に暮らしていたが、朝斗の産みの親だという女が現れ、子どもを返してほしいと要求する。女の本意は? それぞれの人生を丁寧に描いたミステリーだ。

決戦! 大坂城

『決戦! 関ヶ原』に続くシリーズ第2弾の舞台は大坂城。戦国最終決戦を描くは7名の作家陣。葉室麟×淀殿、木下昌輝×真田幸村、富樫倫太郎×近江屋伊三郎、乾緑郎×水野勝成、天野純希×松平忠直、冲方丁×豊臣秀頼、伊東潤×福島正守。各作家独自の視点を堪能したい。

あしたの朝子

恋に破れた朝子は、実家の老舗旅館を出奔、新宿でウェイトレスをしながら声優を目指すも、ひょんなことから下町の鋏工場へ嫁ぐことに。激動の昭和30年代を工場の盛衰とともにたくましく生き抜いた母を描いた著者初の自伝的小説は、失われた時間が愛おしくなる一冊。

  • ジャンル : 小説・エッセイ
  • レビュアー : 石森康子

トイレのピエタ

画家をあきらめて窓拭きのフリーター生活を送る20代の宏。突然、胃癌で余命3カ月の宣告を受ける。残された時間を思い呆然とする宏と、ありのままの感情で生きる女子高生・真衣。2人の恋を鮮烈に描き、野田洋次郎主演で映画も公開された話題作だ。

  • ジャンル : 小説・エッセイ
  • レビュアー : 田島薫

ブラックナイト

経営難に直面している住宅メーカーの新社長に、左遷されていた堂島充が就任する。周囲の反対をものともせず、次々と改革案を打ち出してゆく堂島。そんな中、社内では幾つもの不穏な動きが……。企業の在り方と愛社精神を問う、骨太の企業ミステリー。

  • ジャンル : 小説・エッセイ
  • レビュアー : 朝宮運河

無職独身アラフォー女子の異世界奮闘記(2)

  • 著者名 : 杜間とまと/著 由貴海里/イラスト
  • 発売元 : フロンティアワークス 
  • 価格 : 1,296円
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知らぬ間に異世界へ紛れ込んでしまい、キュベリア国で暮らす35歳の梨絵。日本に戻るヒントを得た彼女は、隣国グランラへの使節団参加を依頼される。一方、同じ異世界にいると思われる人物から連絡が入る。敵か、味方か……。待望の異世界トリップファンタジー第2巻。

下山事件 暗殺者たちの夏

戦後の混乱期、「亜細亜産業」は進駐軍を相手に急成長を遂げた。そんな時、就任した下山国鉄総裁は、大規模な国鉄人員整理を行おうとしていた。利権を守るために亜細亜産業の男たちは……。『下山事件 最後の証言』から10年、再び歴史の闇に迫った歴史ミステリー。

誰がカインを殺したか 桜井京介returns

2011年に完結した「建築探偵・桜井京介」シリーズの番外編でありながら、独立したミステリー短編集としても楽しめる本書。天才建築家の三男から告げられた2人の兄の奇妙な死の真相を解く表題作、「桜井京介と《日常の謎》」など4編を収録。

  • ジャンル : 小説・エッセイ
  • レビュアー : 土田美樹

ティーンズ・エッジ・ロックンロール

宮城県北部の港町・仙河海市に住む匠は、高二になる直前、軽音楽部に入部することに。そこで、不思議な美人部長・遥と出会う。「この街にライブハウスを作ろう」。少しずつ夢に近づく匠たち。そして訪れる、あの“波”。懐かしく、切なく、希望に溢れる青春バンド小説。

それぞれの名前

小学5年生のユカは、双子のチカと何から何までお揃いで良いと思っている。でもチカは、クラスの千代田君にはすぐに自分だとわかってもらいたくて……。自分の下の名前が気になる、そんな気持ちを温かく描く。第55回講談社児童文学新人賞佳作受賞作。

  • ジャンル : 小説・エッセイ
  • レビュアー : 田島薫

幽霊塔

長崎の片田舎に建つ古い西洋屋敷に、幽霊が出ると噂される時計塔がそびえていた。北川光雄はそこで絶世の美女・野末秋子と出逢い、魅了されていくが……。中学生の頃に本作を耽読したという宮崎駿が、渾身のカラー解説口絵(16頁)で、怪奇大ロマンの世界へと誘う。

京都綺談

これまで数多くの文学作品に取り上げられてきた古都・京都。本書は古今のそうした作品の中から、とくに蠱惑的、幻想的な作品を集めた傑作短編集。赤江瀑「光悦殺し」、芥川龍之介「藪の中」、岸田るり子「決して忘れられない夜」など珠玉作揃いの全8編。

ゆらやみ

石見銀山で育ったお登枝は身寄りもなく近々女郎になる。客をとる前夜、お登枝は堪えきれずに想いを寄せていた伊夫のもとへと逃げるが、別の男に後をつけられて――。開国という時代の大きな変化に巻き込まれていく、2人の過酷な運命の果てに待つものは。

ジムグリ

故郷と訣別して町に引っ越してきた男は、紹介されたツチヘビの食品加工場で働き、美しい女性と知り合って結婚した。しかし妻は「トンネルにまいります」との書き置きを残して突如失踪する……。読み出したら止まらない、鬼才による至高の怪奇幻想小説。

抱く女

1972年、吉祥寺、学生運動、ジャズ喫茶――。抱かれる女から抱く女へとスローガンが叫ばれ、でも女性が生きるのは不自由だった。そんな時代に違和感を持ち、もがきながら切実に考え生きた女子大生・直子を描く著者渾身、永遠の青春小説。

怪獣の夏 はるかな星へ

1970年夏、子どもたちが体験する奇妙な出来事。謎の機械人間や怪獣が次々と町を襲う。公害に汚れた地球を救うのはだれか? ベストセラー「東京バンドワゴン」シリーズをはじめ多くのミステリー作品を手掛けてきた著者が、満を持して放つ初の怪獣小説!

竜宮電車

男が出社すると、会社が倒産していた。それを知った恋人は出て行ってしまう。上手くいかない現実をなんとかしてくれるという竜宮電車。それに乗るための切符を手に入れるには……。『幻想郵便局』などで人気の著者が贈る、切なく優しいハートウォーミングストーリー。

夜が来ると

海辺の家で一人暮らす75歳のルースのもとに、ある日ヘルパーのフリーダが現れた。不思議な魅力を持つフリーダに、ルースは次第に心を許すようになるのだが……。オーストラリアで多数の文学賞に輝いた、サスペンスと抒情に満ちた傑作長編。

武士の碑

西郷隆盛と大久保利通の後継者と目された村田新八。激動の時代の中、この男はどのように生き、どのような最期を迎えたのか? 『黒南風の海』『巨鯨の海』などで知られる著者が、西南戦争とパリを舞台に“最後の武士”として生き抜いた新八の活躍を描く力作長編。

エクソダス症候群

すべての精神疾患が管理下に置かれた近未来。地球での職を追われた青年医師は、生まれ故郷の火星へ帰ってきた。かつて父親が勤務した、開拓地で唯一の精神病院へ赴任するが――。デビュー作と第2作が相次いで直木賞候補となった新鋭による初の長編。

贖い

東京都杉並区、埼玉県和光市、愛知県名古屋市と相次いで起こる凶悪犯罪。これらの事件を追う捜査員の姿を丹念に描き、事件の背景、犯人の動機を重層的に炙り出す五十嵐ミステリーの新たな金字塔。ベストセラー『誘拐』から7年、星野警部が再び難事件に挑む!

オールド・テロリスト

経済の衰退した近未来の東京。「満州国の人間」を自称する謎の老人達が、次々に凄惨なテロを仕掛け始める。日本はもう一度、焼け野原になるべきなのか? 『愛と幻想のファシズム』『半島を出よ』と常に時代と対峙する作品を放ってきた著者の新たな代表作。

君の隣に

横浜伊勢佐木町で風俗店を営む大学生・早瀬俊。彼は進藤翼という少女と暮らしていた。店の常連客、翼の担任教師、元警官など周囲の人物から、少しずつ2人の秘密が明かされていく――。『ストレイヤーズ・クロニクル』『at Home』と映画化が続く著者の最新作。

トットひとり

森繁久彌、渥美清、向田邦子、沢村貞子ら、テレビの創生期をともに過ごしてきた仲間や“家族”たちとの交流をはじめ、『ザ・ベストテン』の思い出、1年間の休業、タマネギヘアの秘密、結婚未遂事件など、著者のとっておきのエピソードを綴った、宝石箱のような回顧録。

  • ジャンル : 小説・エッセイ
  • レビュアー : 石森康子

口から入って尻から出るならば、口から出る言葉は 前田司郎エッセイ集

演劇、小説、映画、TVドラマの脚本などで活躍し、三島由紀夫賞や向田邦子賞も受賞した作家の初エッセイ集。両親に「口先男」と呼ばれた幼少期、作家になるきっかけになった本、自身の劇団「五反田団」、〈書くこと〉の意味などを綴る。落語や“小説”、時事コラムも収録。

七つ空、二つ水

晴れた日が多い東京の冬空、昔住んでいた家の庭にあった梅の木、人と水のかかわり――。作家としても活躍する人気歌人が、「中国新聞」に6年間にわたって連載した文章を一冊にまとめたもの。歌人たちの短歌作品を交えて綴られてゆく、季節感あふれるエッセイ集。

  • ジャンル : 小説・エッセイ
  • レビュアー : 朝宮運河

中年だって生きている

中年ではあるが、おばさんではない。実は、心中そう思っている美魔女世代の40代。では、あなたたちはいったい何者なのか。同世代の女性読者の共感を得続けて32年の著者が、美女にもブスにも等しく訪れる中年期を考察する、中年以上初老未満女性必読のエッセイ。

  • ジャンル : 説・エッセイ
  • レビュアー : 石森康子

いしいしんじの音ぐらし

電子書籍版『ミュージック・ライフ+』の連載コラムの書籍化。現在、幼い息子とレコードを聴くのが日課になっている音楽を愛する作家の生活は、レコードが流れだした途端、音楽に包まれ物語の中に生きる。愛するレコードを聴きながら綴った音楽エッセイ集。b

世界をネタにかける落語家 インド・スリランカ編

著者は桂歌丸を師匠に持ち、国内外で精力的に公演を続ける落語家。刺激を求めてインドに飛んだ2008年の強烈な体当たり旅行をプロローグに、二度と行くもんかと思っていたインドを公演のためにスリランカとあわせて再訪した11年の3週間を、テンポよく綴っている。

  • ジャンル : 小説・エッセイ
  • レビュアー : 土田美樹

たまらなく、アーベイン

AOR(Adult Oriented Rock)の名盤100枚を、100のシチュエーションで紹介。朝、午後、夕方、夜の4つの時間帯に分けエッセイ仕立てでガイドした名著が30余年の時を経て復刊。バブル前夜の80年代初頭を彩ったAORの指南書にして、二度とやってこない時代のライフスタイル読本。

  • ジャンル : 小説・エッセイ
  • レビュアー : 石森康子

きえもの日記

「きえもの」とは、劇中で使われる小道具のうち1回きりで姿をなくすもの、料理や飲み物などを指す。本書はドラマ『昨夜のカレー、明日のパン』の料理監修を務めた4カ月の日々を日記やスケッチ、写真で綴ったもの。撮影に懸ける熱意には頭が下がるばかり。

  • ジャンル : 小説・エッセイ
  • レビュアー : 田島薫

アウシュヴィッツを志願した男 ポーランド軍大尉、ヴィトルト・ピレツキは三度死ぬ

ユダヤ人大虐殺で知られるアウシュヴィッツ収容所に、自ら潜入して2年7カ月後に脱走したポーランド人兵士がいた。収容所の全容を示す報告書を残した男は、さらに苛酷な運命をたどることに……。遺児2人への取材を含め、男の生涯を克明に記した驚異のノンフィクション。

  • ジャンル : 教養・人文・歴史
  • レビュアー : 土田美樹

こりゃあ閑話

リクルート創業に携わり、退職後は大学で講師をつとめてきた著者の往事の思い出、身辺雑事などを綴ったエッセイ集。文章術の著作を出しているだけに簡潔な文章が印象的。特に「物言いを気にすれば」の章は参考になり、普段使っている言葉を見直すことだろう。

リバウンド女王、人生最後のダイエット

20~30代とダイエット地獄を経験し、拒食症や激太り、そしてリバウンドを繰り返した著者。4年前の85㎏から現在の53㎏台に至る日々を赤裸々に描いたのが本書だ。彼女の七転八起のダイエット人生は、同じ悩みを持つ女性たちにとってもヒントが満載だ。

  • ジャンル : 趣味・実用・カルチャー
  • レビュアー : 田島薫

仰向けの言葉

作家は芸術にどう向き合い、どう表現するのか? 絵、版画、写真、彫刻。その作家たちに寄りそって綴られた散文27本を編んだ著者初、そして待望の芸術論集。アートに強い関心を寄せてきた小説家ならではの知見が光る。カラー口絵付き。

  • ジャンル : 教養・人文・歴史
  • レビュアー : 朝宮運河

ぼくの短歌ノート

人気歌人の著者が、近現代の名作から中学生の投稿歌まで、意想外の傑作短歌を選びだし、眼からウロコの講評を加えていく。著者ならではの視点と鋭い言語感覚で、一つの短歌から新たな世界を発見する、魅力に満ちた短歌エッセイ。

犬たちの肖像

人間のもっとも古い伴侶にして身近な他者――「犬」。古代叙事詩から現代の小説、SFそして映画とマンガに至るまで、「犬」のイメージの変遷を博覧強記の評論家が辿った。『すばる』の好評連載を単行本化した、四方田犬彦による古今東西文学エッセイ集。

浅見光彦の日本不思議舞台地の旅

国民的な人気を博すミステリー「名探偵・浅見光彦」シリーズ。その作中に登場する日本のパワースポット30カ所の歴史、取材時の不思議体験を作家・内田康夫が綴ったファン必携のガイドブック。日本各地に点在する不思議スポットに興味が尽きない一冊。

neko shirt ねこ刺繍

海外からの注文が8割という、リアルな猫を刺繍した「neko shirt」の魅力が詰まった一冊。これまで手がけた作品集をはじめ、生地や道具、刺繍方法、そして世界中の愛用者から寄せられた「neko shirtストーリー」を一挙掲載。オリジナル小物の作り方も公開する。

コウケンテツのおやつめし ごはんみたいな子どものおやつ

「息子がごはんを食べてくれない」という現実に直面した著者が、父として、料理家として考えた、ごはんのような子どものおやつ=「おやつめし」。卵・牛乳は不使用、野菜、穀物たっぷりで栄養満点のレシピに加え、「食育児エッセイ」も収録。育児書としても役立つ料理本。

  • ジャンル : 趣味・実用・カルチャー
  • レビュアー : 石森康子

1日分の野菜(350g)がとれる ヘルシー!トスサラダ

野菜とドレッシングをボウルであえた「トスサラダ」は、少ないドレッシングで多くの野菜を味わえると話題になっている。シンプルなサラダから、ボリューム感あるおかずサラダ、パスタやパンをあえたワンボウルのごはんサラダなど、46のトスレシピ。

  • ジャンル : 趣味・実用・カルチャー
  • レビュアー : 土田美樹

向田邦子 おしゃれの流儀

没後三十余年を経た今も、作品だけでなく、ライフスタイルが支持され続ける作家、向田邦子。本書は、彼女の「ここ一番のよそゆき」から普段着、“勝負服”まで、遺された衣装やポートレート、エッセイなどで紹介。そのセンスや装い術、古びることのない美学の魅力に迫る。

スタジオの音が聴こえる 名盤を生んだスタジオ、コンソール&エンジニア

クラフトワーク『アウトバーン』のコニーズ・スタジオ、デヴィッド・ボウイ『ヒーローズ』のハンザ・スタジオ。名盤誕生の陰には個性を持ったスタジオの存在があった。レコーディングエンジニアでもある著者が、「あのサウンド」の背景に迫った音楽好き必読の一冊。

  • ジャンル : 小説・エッセイ
  • レビュアー : 朝宮運河

漫画家、映画を語る。9人の鬼才が明かす創作の秘密

松本零士、武富健治、諌山創など、「ビジュアル×ストーリー」の鬼才9名が、映画への想いを熱く語る。とりわけ、人気マンガ家たちの創作と映画の関係性がうかがえて興味深い。また作品における映画的手法も考察しており、マンガ好き・映画好きは必見だ。

  • ジャンル : 趣味・実用・カルチャー
  • レビュアー : 田島薫

最高に美しい住宅をつくる方法 2

美しい住宅としてのバランス、庭・キッチン・玄関・寝室など各部屋の工夫、住宅密集地でも自然に包まれた家を演出する工夫などを豊富な写真とともに紹介する。誰が見ても美しいと感じる調和のとれた家を持ちたい、そんな人たちにきっと役立つ一冊。

  • ジャンル : 趣味・実用・カルチャー
  • レビュアー : 桑島まさき

riccarinちゃんのおしゃまファッションBOOK

ずば抜けたファッションセンスで、タレントやモデルにも絶賛されている話題の3歳児riccarin。その初のスタイルブックが登場。春夏秋冬の着こなしから、ドレスコード別のコーデ集まで、大人でも真似したくなるスタイルが満載。親子でおしゃれを楽しもう。

  • ジャンル : 趣味・実用・カルチャー
  • レビュアー : 朝宮運河

寿司ネタ手帖

世界的に注目を集めている日本の食文化。その代表とも言える「寿司」の基本ネタ73種+巻物をイラスト付きで解説した一冊。「すしを楽しむための十カ条」、「すし屋がもっと楽しくなる!すし通入門」などの記事から、古くて新しい寿司の楽しさが伝わってくる。

ビジュアル版 日本の妖怪百科

鬼、天狗、一つ目小僧、コナキ爺、河童、小豆洗い、海坊主、雪女、塗り壁、化け猫、ザシキワラシ……。今、子どもたちにも大人気の妖怪たち。古来描かれてきた妖怪画の数々とともに、伝承や古典文学に現れたもののけの世界を探るビジュアル百科事典。

マンガの論点 21世紀日本の深層を読む

21世紀初頭の日本マンガの状況を映し出す、濃密なクロニクル。2006年7月から約9年間、幻冬舎のPR誌『星星峡』などに連載された100回のマンガ時評をほぼ完全に収録した。個々の作品を論じながら、芸術や哲学などの話題とも接続し、各時代の日本社会も鋭く分析。b

昭和「娯楽の殿堂」の時代

昭和の時代に花開いた大型娯楽施設を考察。「船橋ヘルスセンター」「江東楽天地」「池袋ロサ会館」など、巨大温泉や大劇場、総合レジャービル、ボウリング場……という名の娯楽の場をひもとく。時代が持つ、とてつもないエネルギーをはらんだ息吹に圧倒される。

  • ジャンル : 教養・人文・歴史
  • レビュアー : 田島薫

持たない幸福論 働きたくない、家族を作らない、お金に縛られない

京大卒ながら、28歳で会社をやめ年収約100万円のニート生活を選択して8年。「本で得られる知識と、僕の怠惰な生活と、お金がなくてもいろんなことをやっていく具体例」を真摯に説く本書は、流されるがまま生きている人々に多くの気づきを与えてくれそうだ。

  • ジャンル : 小説・エッセイ
  • レビュアー : 土田美樹

吉田正樹×先駆者たち メディアのリアル

著者は、『夢で逢えたら』など大ヒット番組を生み出したクリエーター。日本人はこれからどんなメディアを作り、発信していくのだろう? それを知るために、スマホ、映画、評論、音楽など時代を担うクリエーターとの対談を通して「メディアのリアル」を探る。

マインドフル・ワーク 「瞑想の脳科学」があなたの働き方を変える

アップル、グーグルなどのシリコンヴァレーのビジネスリーダーたちがこぞって実践し、最新科学がその効果を後押しする「マインドフルネス」。ストレスを減らし、集中力を高め、思いやりの心を育む心のエクササイズ=瞑想が、あなたの働き方とビジネスを根本から変えていく。

  • ジャンル : ビジネス・社会・経済
  • レビュアー : 石森康子

イノベーション・ファシリテーター

「対話で社会を変えるプラットフォーム」を作ろうと、著者は2012年に会社を立ち上げ“イノベーション・ファシリテーター”という職種を名乗るようになった。つながりのない人同士を対話に導き、新たな価値観や進化を生み出す新職種。その実態と具体的手法に迫った一冊。b

  • ジャンル : ビジネス・社会・経済
  • レビュアー : 土田美樹

エグゼクティブは美術館に集う 「脳力」を覚醒する美術鑑賞

芸術学専門の大学教授である著者は、「美術鑑賞は脳を活性化させる」と語る。なぜなら、優れた芸術作品を鑑賞することは、メタ認知を鍛えるから。各分野の学者たちとの対談も交えながら、美術鑑賞を通して培われる仕事力と創造性の関係などをわかりやすい文章で紹介。

  • ジャンル : 趣味・実用・カルチャー
  • レビュアー : 田島薫

超一流の雑談力

雑談はあらゆる人間関係の入り口。雑談力を上げるだけで、自分に対する印象がガラッと変わり、仕事や人間関係もスムーズに運ぶようになるという。本書は話す内容から、声の高さ、表情まで38の実践的なテクニックで雑談力をアップさせられる一冊。

  • ジャンル : 趣味・実用・カルチャー
  • レビュアー : 朝宮運河

無印良品のデザイン

  • 著者名 : 日経デザイン/編
  • 発売元 : 日経BP社/発行 日経BPマーケティング/発売
  • 価格 : 2,376円
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衣類、文房具、家具、日用雑貨、寝具など多くの商品をシンプルなデザインかつリーズナブルな価格で提供する無印良品は、流行に左右されないデザインとしての評価が高い。世界中から愛されている日本が誇るブランドの成功の秘訣を、デザインの視点から考察した書。

  • ジャンル : 趣味・実用・カルチャー
  • レビュアー : 桑島まさき

吉祥寺「ハモニカ横丁」物語

モダンとレトロが混在した不思議な魅力を持つ、吉祥寺駅前の「ハモニカ横丁」。その魅力に惹かれた著者が、ハモニカ横丁を中心に、各地の横丁や路地を調査し、その誕生からブームの背景、空間の特異性、横丁形成の歴史、行く末などを考察する。ハモニカ横丁の名店も紹介。

コモちゃんのかくれんぼ

元気いっぱいの動物の子どもたちが、アパートでかくれんぼ。コモドオオトカゲのコモちゃんといっしょに、個性あふれる部屋に隠れたおともだちを見つけよう! 全員を見つけたあとにも、もうひとつお楽しみが……。一冊で2度さがし絵遊びが楽しめる、楽しさ満点の絵本。

  • ジャンル : 絵本・こども・図鑑
  • レビュアー : 石森康子

亜細亜ノ夜景

日本唯一の夜景評論家と夜景撮影の第一人者がタッグを組み、ネパールやシンガポール、ブルネイ、中国、日本などアジアの最新夜景を厳選。歴史や文化を感じさせる夜景もあれば、新興国らしい勢いに満ちたネオンも。観音開きで見せる台北市街のパノラマは、まさに圧巻!

  • ジャンル : 絵本・こども・図鑑
  • レビュアー : 土田美樹

ボルネオで オランウータンに 会う――ケンタのジャングル体験――

オランウータンが大好きな小学6年生のケンタは、ジャングル体験スクールに参加し、マレーシアのボルネオ島に向かう。テナガザル、モーレンカンプオオカブト、マレーオオトカゲ、そしてオランウータン。少年の視点でジャングルの生きものたちの生態や自然を描く絵本。

ほんとはスイカ

イトウくんが歩いていると、向こうからイカがやってきた。イカは、「ス」を落としてイカになってしまったスイカだというが、イトウくんは信じない。すると今度は、イカが落とした「ス」がイトウくんに張りついて「スイトウ」に……!? 言葉遊びが楽しいナンセンス絵本。

  • ジャンル : 絵本・こども・図鑑
  • レビュアー : 石森康子

アール・デコの挿絵本 ブックデザインの誕生

1920年代前後に誕生したアール・デコの「豪華挿絵本」。斬新なイラストや高度な版画技術など、その華麗な世界観を伝えるバイブルが現代に蘇った。フランス文学者・鹿島茂のコレクションから傑作を厳選。最新の印刷技術で再現された美しさや物語性を堪能できる。

  • ジャンル : 絵本・こども・図鑑
  • レビュアー : 田島薫

ミヤタチカのお絵描き動物園 ゆるく楽しい描き方レッスン

動物を描いてみたいけど絵がヘタだから、と思っている人は少なくない。本書は、絵を描くのが苦手な人のために動物の描き方の手順、ポイントを分かりやすく教えてくれるイラストレッスン帳。地球上の生物の多様性を実感、愛おしさが倍増するだろう。

  • ジャンル : 絵本・こども・図鑑
  • レビュアー : 桑島まさき

第5回言の葉大賞 「言葉の力」を感じるとき

言葉の力が伝わると、心が通じ合う。情報化社会の中、洪水のようにあふれる言葉ではなく、心の中から出た「言の葉」がもつ言葉の力とは。8000通を超える中から選ばれた、第5回言の葉大賞の入選作品153作品をすべて掲載。「言葉の力」を感じる作品にめぐり会える一冊。

  • ジャンル : 小説・エッセイ
  • レビュアー : 石森康子

とりあたま大学 世界一ブラックな授業!編

最凶コンビが、2013~15年の時事問題をマンガとコラムでメッタ斬り。「元祖ブラック企業は外務省」「かっぽう着といえば、私だろうがっ(STAP細胞大騒動)」「『ピケティ』ブームはわからないからありがたい」……など、思わずニヤけるブラックなニュース解説が満載。

  • ジャンル : ビジネス・社会・経済
  • レビュアー : 田島薫

山怪 山人が語る不思議な話

日本各地に眠る山の不思議な話や出来事を語る山人(語り部)が少なくなっている現状を危惧する著者が、各地の山で暮らす人々や猟師から実体験を取材して集めた、まさに現代版『遠野物語』ともいえる一冊だ。日本の山に存在する不思議な“何か”を感じることができる。

念力ろまん

「高校生カップルの削るロングパフェに隠れ給える誕生釈迦像」「アルミホイルを体に巻いた宇宙人も歩みいるなり学祭の夜は」。一見おどろおどろしく見える“念力的世界”を、ロマンティックかつファンタジックに描く話題の歌人・笹公人の最新歌集。

  • ジャンル : 小説・エッセイ
  • レビュアー : 朝宮運河

※最新の価格はストアでご確認ください。

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