萌える制服1位 パイロットの恋愛操縦術がすごい

マンガ

更新日:2012/11/19

 大空に浮かぶ巨大な飛行機を思いのままに操り、人々に快適なフライトを提供してくれるパイロット。現在ドラマ放送中の『TOKYOエアポート~東京空港管制保安部~』(フジテレビ)に出てくる彼らの姿に、キュンときている女子も多いのでは?

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 そんなパイロットの魅力として1番最初に浮かぶのは、あのきっちりした制服姿。男性のなりたい職業としては少々かげりが出てきたが、以前行われた「制服がグッとくる男性の職業ランキング」や「女性が魅力的に思う制服/ユニフォームの業界ランキング」でも1位に選ばれたように、女子の間では根強い人気を得ているのだ。また、普段なら空港に行ってもなかなか姿を見ることができないので、そのレア度は腐女子たちの妄想力も掻き立てる。

 でも、パイロットの魅力は服装だけではない。彼らの仕事に対するストイックで真摯な姿勢は、世の中の男性たちにぜひ見習って欲しいと思う部分だろう。パイロットになれるのは、幾多の試験をクリアしたエリートのみ。そして、大勢の人の命を乗せて飛ぶ彼らには、強い責任感がある。
 
 『華麗なるフライト』(遠野春日:著、麻々原絵里依:イラスト/徳間書店)には口数は少ないが、思ったことはハッキリと言う真面目なパイロット・瑞原が出てくる。同じクルーの人とあまり関わらないので、彼のことをクールだとか生意気だなんていう人も多いが、操縦の腕前は確か。飛行シュミレータでも完璧な操縦を見せるし、とっさの時には冷静に判断して胴体着陸だってやり遂げる。普段の生活でも自分の体調やスケジュール管理をきっちりこなしてフライトに臨む彼は、まさしくパイロットの鑑。

 また『シークレットフライト』(環 レン/リブレ出版)の司叶は、会社のお偉いさんが3年かけて口説き落とすほど有能なパイロット。自ら整備工場にも足を運び、スタッフとも交流を図ったりもする。おまけに水泳やランニングで肉体を維持し、時差にも強い肉体と精神力を作り上げているのだ。同じく『シークレットフライト』に出てくるレオは、航空会社を経営する一族の御曹司。普段はしつこく好きな相手につきまとっているが、たまたま居合わせた飛行機の機長が貧血で倒れたときは、自ら代わりを買って出たりする。ここまで真摯に仕事に向き合う彼らだからこそ、人々は安心して飛行機に乗れるのだ。

 でも、なんといっても外せないのは操縦の腕前。有能な彼らは飛行機の操縦はもちろん、人の心や体までも意のままに操ってしまうのだ。

 フライトアテンダントの柚流に一目惚れした司叶は、いきなり「俺と“浮気”しようか」なんて声をかけてくる。さらに、出発前の打ち合わせをするブリーフィング中には、ぼーっとしていた柚流の耳元で「君が好きなだけボンヤリできるフライトになるよう私も心掛けよう」と囁くのだ。付き合っているわけでもないのに、こんなこと平気でされたら意識するなという方が無理な話だろう。

 また、チーフパーサーの御許相手に「君を捻じ伏せてでも僕のものにする」と宣言するくらい、強引に相手の中に踏み込み、力づくで心を開かせてしまうレオ。でも、ただ自分の欲望のままに動くわけではない。どんなに冷たくされ、シャンパンをかけられても一切怒らず、惜しげもない愛情を注ぎ、やけくそになって行きずりの相手と寝ようとした時もさっそうと現れて助けてくれる。そうやってまんまと意中の人をゲットしていく方法は、実に鮮やか。一方、瑞原はそっけなくあしらっているだけだった相手に、キスされるとうっとりしてしまう。これでは、まるで瑞原のほうが操られているようにも思える。しかし、相手のことを好きかどうかもわからないまま「試してみてはいけませんか」と誘い、セックスしたあとは自らキスをねだるのだ。無意識だとしても自分から仕掛けているという点では、やはり瑞原も相手を思いのままに動かしていると言えるのかも。

 こんなパイロットたちを見たら、自分も操られてみたくなる!? あなたも、彼らの腕前に酔いしれてみては?