【第15回】最近のネット事情に違和感があったから、『一億総ツッコミ時代』を読んでみた。

更新日:2013/8/8

ども。
笑っていいとも!の
テレフォンショッキングに出演してまいりました。
長年の夢だったので感無量です。
言葉にしていたら夢って叶うもんなんですね。
そんないいともの中でもチラリと話をしたことなんですが、
以前まで私・ヒャダイン
自分の名前をTwitterや匿名掲示板で調べて自分の噂を見て凹む、
という不毛すぎる行為をしていたのですが、
「モテキ」の作者である久保ミツロウ先生が
テレフォンショッキングに出演されていた際
同じようなことをおっしゃっていた時に、
タモさんが名言「出るなら見るな 見るなら出るな」と言ってくださり、
テレビ越しに大変感動して、
以来ずっとタモさんの顔と一緒に
その名言を携帯の待受画面にしているヒャダイン(32)です。
エゴサーチって結構中毒性があって、
自分がそこに存在しているという証明みたいな気分になる時もあって、
寂しい時とか孤独を感じる時とか
存在を証明したくてやってしまっていたんですが、
そういった誘惑があるたびに待受画面のタモさんが
「出るなら見るな 見るなら出るな」と諭してくれるのでここ数カ月、
本当にエゴサーチをしないし、
某匿名掲示板も全く見なくなりました。
全く。
どうせ悪口まみれだしね。
情熱大陸でもちらっと放送されていましたが、
僕はネットから這い上がってきた、っていうこともあり
ネット住民から結構攻撃対象になることがあります。
まあ、ニコ動でアンチコメを食らい続けてきたので
随分耐性は付いてはいる方だとは思うんですけど、
Twitterとか見てたら最近有名人の皆さんの炎上や喧嘩がひどいですね。
あとニュースサイトのコメント欄。
あそこも色んな罵詈雑言がたくさん。
耐性ついていない有名人の人はあれを見たら病んじゃうよ、ほんと。
有名人のことを人間と思ってないふしがあるよなあ。と思っていたら
ぴったりの本があるとのことで読んでみた。

 

advertisement

『一億総ツッコミ時代』槙田雄二/星海社新書

ツイッターで気に入らない発言を罵倒し、ニコ生でつまんないネタにコメントし、嫌いな芸能人のブログを炎上させる。ネットで、会話で、飲み会で、目立つ言動にはツッコミの総攻撃。自分では何もしないけれど、他人や世の中の出来事には上から目線で批評、批難ー。一般人がプチ評論家、プチマスコミと化した現代。それが「一億総ツッコミ時代」だ。動くに動けない閉塞感の正体はこうした「ツッコミ過多」にある。「ツッコミ」ではなく「ボケ」に転身せよ。「メタ」的に物事を見るのではなく「ベタ」に生きろ。この息苦しい空気を打破し、面白い人生にするために!異才・槇田雄司(マキタスポーツ)による現代日本への熱き提言。

 

芸人・ミュージシャン・コラムニスト・俳優である
「マキタスポーツ」さんによる文庫本。
ちなみにマキタスポーツさんとは私、
ヒャダイン、一度共演しております。
テレビ東京系のシチュエーションコメディ
「ウレロ☆未完成少女」という番組にて
コントで共演したことがあるんです。
その際も気さくでありながらも真面目で、
でもステージに出たら誰よりも狂っていて、
ものすごい人だなあ、と感じました。