『ハリー・ポッター』完結から5年 J・K・ローリング新作は大人向け

文芸・カルチャー

更新日:2017/11/25


 「ハリー・ポッター」シリーズの著者、J・K・ローリングが描く初の「大人向け」本格長編小説『カジュアル・ベイカンシー 突然の空席』が2012年12月1日(土)にいよいよ発売になる。電子版も同時配信される。

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 全世界74ヵ国語に翻訳され、200以上の国々で総計4億5千万冊以上を売り上げた「ハリー・ポッター」シリーズ。その著者、J・K・ローリングが描く新たな小説はこれまでとはまったく違う内容だということだ。ローリング氏自身が「作家生活の次のステージに新しい一歩を踏み出す」と語る意欲作となっている。

 物語は、パグフォードというイギリス郊外の小さな町が舞台。教区会評議委員のメンバーのひとり、バリーが突然亡くなり、その突然の死去による空席によって、予想だにしない騒動が町を揺るがすことになる。怒り、憎しみ、二枚舌、さらには思いもかけない秘密の暴露など……。これまでのファンはもちろん新しい読者にも訴える内容となっている。
 電子書籍版も同時に配信となるので、さらに幅広い読者を獲得しそうだ。

 現在、邦題と装丁の決定を記念してキャッチコピーコンテストが開催されている。優秀賞10名には、『カジュアル・ベイカンシー 突然の空席』1巻・2巻セットがプレゼントされる。詳細は公式サイトにて。

⇒『カジュアル・ベイカンシー 突然の空席』公式サイト(講談社)
■『カジュアル・ベイカンシー 突然の空席』第1巻
 J・K・ローリング/著 亀井よし子/訳 講談社 1575円(税込)