衆議院解散後1週間で売れた政治本ベスト5
更新日:2013/8/2
自民党の安倍総裁が年内の衆議院解散を求めたのに対し、野田総理は今月14日に宣言してとうとう16日に解散したラコね。第46回の衆院選は、12月4日には公示、16日に投開票が行われるけれど、石原慎太郎氏や橋下徹氏ら第三極もあわせて14もの政党が乱立する異例の選挙戦なんだって。そこで今回は、衆議院解散後の1週間で売れた政治関連の本を紹介するラコよ!
※ランキングは2012年11月16日~2012年11月22日 日販 WIN+調べ
- 1位
- 池上彰が今の政治の問題点をやさしく解説!
- 著者名:池上彰
- 発売元 : 朝日新聞出版
- 価格:821円
「票集め」に走る政治家と、「幸せの青い鳥」を求める国民―今の政治の問題点は何なのか。今年9月に発売されたばかりの池上彰氏による新書は、国会、政党、官僚制などの政治の基礎から混迷する現在の政局までわかりやすく解説、ネットと政治、橋下現象に象徴されるポピュリズムなどの新しい話題も満載だ。また、アメリカ大統領選など世界各国の選挙事情にも触れている。
- 2位
- 原発事故に対する前総理の苦悩と覚悟が綴られた手記
- 著者名:菅直人
- 発売元 : 幻冬舎
- 価格:929円
3月11日14時46分―未曾有の大震災が発生。原子炉すべてが制御不能に陥り、首都圏を含む東日本の数千万人が避難する最悪の事態も想定された上、原発の有事に対応できない法制度、日本の構造的な諸問題が表面化する中、首相として何をどう決断したのか。10月に発売されたばかりの、最高責任者としての苦悩と覚悟が綴られた手記。
- 3位
- 元防衛大学校教授が日本の領土問題を考察
- 著者名:孫崎享
- 発売元 : 筑摩書房
- 価格:821円
長きに渡る北方領土問題から最近の尖閣・竹島問題まで、さまざまな難しい国境問題を抱えている日本。中ソ国境紛争やイラン・イラク戦争の現場に外交官として赴任、情報収集にあたり、その後、防衛大学校教授として日本の安全保障を研究・分析していたという著者が、日本の領土問題に関して考察した本。昨年5月発売。
- 4位
- 混迷を極める今の政局にこの人がいたら…?
- 著者名:早野透
- 発売元 : 中央公論新社
- 価格:1,015円
「コンピュータ付きブルドーザー」と呼ばれた頭脳と行動力で、高等小学校卒から54歳で首相の座に就いた田中角栄。彼の金権政治は強い批判を浴び、政権は二年半で終わったが、その後も巨大な「田中派」を背景に力を持ち続けた。脳梗塞で倒れた後、田中派は分裂、ロッキード事件では有罪判決…角栄を最期まで追い続けた番記者が語る真実とは。今年10月発売。
- 5位
- ネット界の寵児・津田大介が説く新しい政治へのアプローチ法
- 著者名:津田大介
- 発売元 : 朝日新聞出版
- 価格:886円
「ニコニコ生放送」で政治討論が行われるなど、政治はもはや遠い世界の出来事ではなく、ウェブを駆使して社会を動かせる時代はもうそこまで来ている。今月発売された本書では、動員の革命、政治家のSNS利用、ネット選挙、オープンガバメントなど、近年のめざましい動きを追い、「どうせ何も変わらない」という閉塞感を抱えた現代人へ向け、ネット界の寵児が政治への新しいアプローチを説く。
どの本も、ここ最近発売されたものばかり。混迷する政治について分かりやすく解説してくれる池上さんの本や、強いリーダーシップを持っていた田中角栄氏の本、ネット社会における政治との新しい関わり方を教えてくれる津田さんの本など、まさに“今の時代”を感じるラインナップラコね。他にもこんなテーマのランキングが知りたい! というのがあったら @bookrako までよろしくラコ!