東大有名文芸サークルが選ぶ2013年にアニメ化されそうなライトノベルベスト5
更新日:2013/8/2
2012年は「ソードアート・オンライン」「人類は衰退しました」などライトノベル作品が多数アニメ化され話題となったラコね! 来年もきっと沢山アニメ化されるだろうし流れに遅れないよう注目のライトノベル作品を押さえておきたいところラコ…。
という事で今回は『このライトノベルがすごい!』(宝島社)に創刊当初から協力している東京大学の文芸サークル「東京大学新月お茶の会」さんに、来年アニメ化されそうなライトノベルをランキング形式で選んでもらったラコ!
- 1位
- WEBで人気を博した魔法学園物
- 著者名:佐島勤
- 発売元 : アスキーメディアワークス
- 価格:594円
SAOよろしくウェブから現れた新星が描く正統派学園魔法もので、その緻密なまでに凝られた設定によって作られる世界観は読む者を圧倒させる。題に劣等生とある通り、主人公の達也は補欠扱いの二科生であるが、複雑な過去を持っていてその実力はプロ級。護衛対象である優等生の妹深雪や、友達たちと共に彼は様々な事件に巻き込まれる。見どころはやはり迫力満点の魔法戦。練りに練られた戦闘シーンはリアルな緊迫感を伝えてくる。
- 2位
- すべてがゲームで決まる世界
- 著者名:榎宮 祐
- 発売元 : メディアファクトリー
- 価格:626円
こんなクソゲーな現実ではなく、全てがゲームで決まる世界だったら…。そんな異世界に召喚されたプロゲーマー兄妹が繰り広げる摩訶不思議ゲーム戦争。魑魅魍魎が跋扈する中、主人公たちが圧倒的知識量と駆け引きを駆使して勝ち抜いていく姿は圧巻。目標は世界征服、神との対決。次代をリードする異世界召喚モノの最先端。今読まないと先にアニメにされてしまいますよ。
- 3位
- 農林高校を舞台に繰り広げられるラブコメディ
- 著者名:白鳥士郎
- 発売元 : ソフトバンククリエイティブ
- 価格:659円
県立田茂農林高校の学生は誰もかれもが変人ばかり。だから読者の眼前に広がるのはあまりにも馬鹿馬鹿しい、だけど憎めない彼らの乱痴気騒ぎである。時にシリアスに恋をして、現在の農業に向きあうこともあるけれど、最後はやっぱりギャグで締める。フォントもイラストも長期取材さえ、全力でふざけるためにその労力が惜しみなく注がれたこの作品にはこんなエールを送りたい。いいぞ、もっとやれ!
- 4位
- コミカルで不条理な設定に引き込まれる新感覚ミステリー
- 著者名:更伊俊介
- 発売元 : エンターブレイン
- 価格:670円
春海和人は一度死ぬも、本を読みたいという執念だけで犬として蘇るほどの読書バカ。夏野霧姫は犬になった和人の言葉が分かるサドではさみな売れっ子作家。その一匹と一人が織りなす、というかはさみを持った作家が犬を責める非日常的日常。そこに妹や編集者、他の作家といった類まれなる変人たちも加わり、犬をつっこみ役に生き生きと大騒ぎ。熱くて奇妙なバトルもあって、これまでなかった不条理コメディが生み出された。
- 5位
- 中毒者続出のサイバーパンクニンジャノベル
- 著者名:ブラッドレー・ボンド
- 発売元 : KADOKAWA/エンターブレイン
- 価格:1,296円
今ネットで密かなブームを巻き起こしているのがこの“ニンジャスレイヤー”だ。近未来都市ネオサイタマを舞台に、忍者抹殺を使命とする主人公・ニンジャスレイヤーと悪の忍者組織ソウカイヤの戦いが繰り広げられる。連作短編で綴られる物語は“忍殺語”と呼ばれる独特な言い回しもあって中毒者続出。アニメ化どころかハリウッド化も遠くない。備えよう。
ファンタジー、ラブコメ、ミステリー、サイバーパンク…様々なジャンルの注目作が集まったラコね!個人的にはボケ無しでガチガチに再現したニンジャスレイヤーが見てみたいラコ〜!
他にもこんなテーマのランキングが知りたい!というのがあったら @bookrako までよろしくラコ!