話題の“メンタリズム”を使えば恋愛がうまくいく!?

恋愛・結婚

公開日:2012/12/15

 DaiGoの活躍で一躍話題となった“メンタリズム”。手品とは違うのできちんとしたテクニックがあるそうだが、見ている側からすれば魔法のようにしか見えない。しかし、最近では芸能界の引退を考えているらしいDaiGo。自身のブログでも、今後はパフォーマンスとしてではなく「メンタリズムをコミュニケーションツールとして、ビジネスや日常生活に活かす方法を提案していきたいと思っています」と綴っている。そんなDaigoの理想とする“メンタリズム”が、実際に学べてしまうかもしれないコミックが発売された。

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 11月27日に発売された『Doubt!』(天乃咲哉/アスキー・メディアワークス)は、多額の借金を背負い、人間嫌いの引きこもりになってしまった17歳の少年・神崎イチルが、父親に頼まれて彼の隠し子を探すことになってしまうというお話。その隠し子候補は3人の女子生徒、成績優秀で品行方正、誰からも好かれる人気の委員長・藤堂飛鳥。元舞台役者で女子に絶大な人気を誇る“聖条中のプリンス様”こと水城真魚。そして、いつも何かしら騒ぎを起こし、学校でもほとんど捕まらない。先生たちでさえ手を焼く学園一のトラブルメーカー・立花彪の3人。父親の隠し子ということは自分の実の妹ということでもあるので、恋愛感情を抱かせてしまうのはNG。そこで、イチルは彼女たちの行動やクセ、友達との会話を頼りに彼が得意とする心理学の知識や分析力を駆使して探し出そうとするのだ。

 ひとつは、自分の話をすること。たとえば、妹候補の1人である藤堂の家庭環境について知りたいと思ったイチルは、まずはさりげなく「うちの親父ってさー」と自分の家庭環境について話し出す。こんなふうに、知りたい情報はまず自分から話すのだ。いきなり初対面の相手に「君の家庭事情ってどう?」と聞かれても、答えてくれる人なんてそうそういない。でも、先に自分の話をすることで、相手も「自分の家はどうだろう?」と、自然に頭が働く。もし気になる人がいて彼氏や彼女がいるか聞きたい時は、「この間フラれちゃって……」などと切り出してみては?

 また、自分の頼み事を聞いてもらうには早口で混乱させて頼み事の論点をズラすのがポイントなんだそう。作中でも、急に「弁当作って」と言い出したイチルの頼み事を、藤堂はなんだかんだで引き受けてしまう。突然「弁当作って」なんて言われても、「はぁ? なんで私が…」と思うだろう。しかし、そこで「あれ? 藤堂って昼は購買? そっかー俺一人分だけ作ってもらうのは大変だもんなぁ…」と言われると自分は弁当を作っているし、別に1人増えても大丈夫だけど…というふうに、できるかできないかという論点へ移ってしまうのだ。実はこの方法、セールスでもよく使われるんだとか。ニコニコしながら早口で頼み事をしてみると、多少無理めのお願いごとでも意外と引き受けてもらえるかも?

 他にも、腕を組んでいるのはガードが堅いことの表れ、体の軸が出口の方をむいている場合は逃げたいと思っている証拠なんだそう。こんなふうに、行動や仕草で相手がどんなことを考えているかわかれば、アプローチの仕方も変わってくる。実際に、生活していく中で役立つポイントが満載なのだ。これを読めば、もしかすると恋人だってゲットできちゃうかも?