40代女子、モテたいのなら“女装”しろ!?

公開日:2013/1/12

 先日化粧品会社が発表したアンケートによると、20代・30代男性の約6割が40代以上の女性に「現役として魅力を感じる」と答え、美魔女・熟女ブームを実感できる結果となった。女性側も“いつまでもオンナとして見られたい”という思いがあり、それを反映するように『GLOW』(宝島社)、『STORY』(光文社)、『Precious』(小学館)など数多くの40代向け女性ファッション誌が書店に並び、最新のファッションやメイクを紹介している。中には、年齢より若く見せたいという願望を叶えるために、奇抜なメイク法や全身流行アイテムでそろえたコーディネートも紹介されているほどだ。

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 しかし、作家の横森理香は『40代 大人女子のためのお年頃読本』(アスペクト)で、お年頃(40代~50代の更年期)には「フツーの格好、フツーのヘアメイクが一番キレイ」だと断言。もともと個性的なファッションやメイクが好きで、30代前半のころは短髪の金髪というヘアスタイルを楽しんでいた横森。しかし、ゲイの友だちに「レズのタチ(男役)にしか見えないよ」と言われたことや、習い事の関係で髪の毛を伸ばす必要に迫られ、それを機に方向転換。そして、「面白い格好は、若い肉体があってこそのお洒落」だと気付いたという。

 一般的に更年期障害の症状は不眠やホットフラッシュ、気分の落ち込みなどがある。自身も更年期を体験した横森氏いわく、心身ともに不安定な状態で個性を追求すると、「ヘアメイクや服装のはっちゃけぶりに、自分がついていけなくなっている」「ホルモンバランスの悪さから不調になったり、不眠でふらふらのときもあるわけですから、派手な格好をしたら、自分が負けて」しまうそうだ。

 そこで横森が推奨するのが“女装”。女性らしさをつかさどるホルモンが減り、“体が中性化”していくからこそ、女性らしさを補うことが必要。女らしい恰好をしたほうが、女らしさを味わえ、落ち込みやすい“お年頃”に潤いを与えてくれるのだという。

 女装することで周囲も安心して見られるし、「知らない人からも優しくされる」というおまけもあるそうだ。40代の女性が“現役”に見られたいなら、ベーシックな女らしいファッションを選び、自身の健康をキープすることが一番の近道のようだ。