冬太りも解消! 食べながら“太らない”体を作る、フードヒーリングって?

公開日:2013/1/26

 冬は食べ物もおいしく、洋服で体型をカバーしやすいこともあって、なにかと太りがち。ダイエットをしようにも外は寒くて運動する意欲は失せ、時間がなくてジムも長続きしない。そして一番怖いのは、そんなことを何年も繰り返すうちに、痩せにくい体へとすっかり変化しているということ!

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 このように中年にさしかかるとスタイルの変化だけでなく体質も変化し、痩せないことが新たなストレスになるケースもある。そんな人たちに朗報! 今、食べることで心身を癒やす「フードヒーリング」という方法が話題を集めているのだ。

 『20歳若く見える人の食べ方』(ソフトバンククリエイティブ)の著者、オーガスト・ハーゲスハイマーさんが見い出したフードヒーリングを実践すれば、運動をしなくても食べることで「老けない、太らない、疲れない」体を作れるという。

 オーガスト流のフードヒーリングはとてもシンプル。まず食事の際には大きな皿1枚を用意し、半分に生野菜、残りの半分に肉や魚、卵といったタンパク源を盛りつけるだけ。生野菜はドレッシングなどを使わずに、天然塩・オリーブオイル・酢またはレモンで味付けるというのがポイント。生野菜には抗酸化作用があり、これが「老けない、太らない、疲れない」体づくりへの大きな役割を果たしているという。

 食事法とともに気をつけたいのが、糖質の過剰摂取。多くの人はダイエットや体質改善を考える時に食べもののカロリーを気にするだろう。カロリーになる3大栄養素は脂肪、タンパク質、糖質だが、前2つは蓄積しにくく、肥満に直結するのは糖質のみ。オーガストさんいわく「日本人は、食べ物から摂取するカロリーの半分以上を糖質から摂っている」そう。また、糖質の過剰摂取は体を若々しく保つ成長ホルモンの分泌を妨げ、老化のスピードを速めているのそうだ。つまり、糖質は太る原因にも老化の原因にもなっている。

 ところが現代人は糖質を含む食品を常時食べるような食生活になっており、強い依存性があるという糖質を断つには強い意志が必要なようだ。

 フードヒーリングの特長は、短期間のダイエットではなく、長期的な体質改善を見込めるということ。普段、無意識に食べたいものをメインに食事しているという人は、この本でフードヒーリングの基礎を学び、現在の食生活を見直すことが、「老けない、太らない、疲れない」体への第一歩になるだろう。