昨年いちばん面白かった電子書籍は? 「電子書籍アワード2013」開催決定

文芸・カルチャー

更新日:2017/11/25

電子書籍アワードロゴ

 昨年は、楽天が7月に専用端末「コボ」、米グーグルが9月にタブレット型端末「ネクサス7」、アマゾンが11月に専用端末「キンドル」を、それぞれ発売。凸版印刷系のブックライブも12月に専用端末「リディオ」を発売するなど、電子書籍利用者の選択肢が増えた。また、出版社側も講談社が6月から電子書籍と紙書籍の原則同時刊行を発表したり、集英社が電子コミック配信アプリ「ジャンプBOOKストア!」をリリースするなど、本格的な普及に向け、様々なサービスがはじまった年だった。

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 では、昨年、最も読者から支持された電子書籍はどの作品なのか? その一つの答えを提示すべく、一昨年設立された「電子書籍アワード」(主催:電子書籍アワード実行委員会/ダ・ヴィンチ電子ナビ)の3回目が開催される。3回目となる今年は、昨年までの“アプリ”を中心とした選考から“電子書籍”へと対象を変更。個々の電子書店の年間売上を総合した独自のランキングを集計し、読者に最も支持された電子書籍を決定する。結果発表は3月22日(金)を予定。

 振り返ってみると、2012年度 Amazon kindle年間売上ランキングの小説部門で見事1位に輝いたボーン・デジタルのSF長編小説『Gene Mapper (ジーン・マッパー)』(藤井太洋)や、連載25周年をむかえ、アニメ化や原画展開催などが大きな話題となった『ジョジョ』シリーズ(荒木飛呂彦/集英社)のフルカラー版など、さまざまな電子書籍がリリースされた。昨年はじめて電子書籍を読んだという人も多いと思われるが、新しいデバイスではどんな作品が読まれたのか?

 現在、電子書籍アワード2013特設サイトでは、読者の推薦で決まる「読者賞」の投票を募集している。すでに電子書籍ライフを楽しんでいる人は、ぜひ昨年読んだ電子書籍の中から、よかったと思う作品を推薦してみてほしい。