今年のバレンタインは“痛チョコ”で決まり！？

　バレンタインでは手作りチョコ派というみなさんに、今年ぜひともオススメしたいチョコがある。それが“痛チョコ”だ。車体にアニメのキャラをデザインした“痛車”は有名だが、同じように板チョコにアニメのイラストを描くのかと思いきや、そうではない。チョコでアニメのキャラクターを描いたものを“痛チョコ”と呼ぶのだ。去年のクリスマスやバレンタインあたりから火がつき、今ではクックパッドでも作り方が紹介されているし、ネットで“痛チョコ”と検索するとチョコとは思えないほど完成度の高いものがたくさん出てくる。

　そんな話題の痛チョコだが、作り方は至って簡単。まず、下絵となるイラストを用意し、その上にクッキングシートを敷いて固定する。そして、チョコペンや50℃ぐらいのお湯で湯煎して溶かしたチョコを使い、輪郭や枠線を型どって冷蔵庫で冷やし固める。固まったら取り出し、上からホワイトチョコを流して固めれば最も簡単な痛チョコの完成だ。さらに上級者になると、ホワイトチョコにチョコ用の着色料を混ぜて色まで忠実に再現している。色だけでなく味も楽しみたいという人は、いちごチョコや抹茶チョコを使ってもいいし、ホワイトチョコに抹茶やフランボワーズパウダーをまぜてみるのもいいかもしれない。

しかし、痛チョコを作る上で欠かせないのが、参考にしたり元となるイラスト。もしも彼氏が『まどマギ』好きのオタク男子なら、『魔法少女☆まどかマギカ公式ガイドブックyou are not alone.』（Magica Quartet：著、まんがタイムきらら：編集/芳文社）のイラストを使えばいいし、アイマス好きなら『アイドルマスター アニメファンブック BACKSTAGE M@STER+』（ポストメディア編集部/一迅社）がある。しかも、アイマスならデフォルメしたキャラが登場する『ぷちます！』（明音：著、バンダイナムコゲームス：原作/アスキー・メディアワークス）もあるので、絵に自信がなかったり、不器用な人でも大丈夫！ 相手がオタク男子ではなくても、『ONEPIECE』（尾田栄一郎/集英社）のチョコを作って渡せば他の子より印象に残るだろうし、アピールできるチャンスかもしれない。また、女の子同士の友チョコに『TIGER＆BUNNY』チョコを作っても喜ばれるかも。

　こんなふうに、相手に合わせていろんな痛チョコを作ってみるのも楽しいだろう。今年は、いつもと一味違ったチョコで勝負したい。そんなあなたにピッタリの“痛チョコ”で、彼のハートを射止めてみては？