日本アカデミー賞受賞作品の原作本 売上ベスト5

なんでもランキング

更新日:2013/8/2

 3月8日(金)には第36回『日本アカデミー賞授賞式』が開催されるよね。『テルマエ・ロマエ』や『のぼうの城』など、ラインナップされた作品には小説やマンガを原作とした映画も多かったラコよ。 そこで今回は、映画の原作になっている小説・マンガの中から、日本アカデミー賞選考期間中の売上がよかったものをランキングしてみたラコ~!

1位
ここから、2人のスターが誕生する
悪の教典〈上〉 (文春文庫)
悪の教典〈上〉 (文春文庫)
  • 著者名:貴志祐介
  • 発売元 : 文藝春秋
  • 価格:756円

貴志祐介の原作を三池崇史監督が映画化。実はサイコキラーという裏の顔をもつ蓮実聖司という教師が学校を舞台に次々と陰惨な事件を引き起こしていく。
2012年11月10日に公開され、初日2日間で興行収入2億9,894万円を記録した。今回の日本アカデミー賞では、二階堂ふみと染谷将太がともに新人俳優賞を受賞している。この作品をきっかけに、2人の若い才能が日本映画界を席巻することになるかもしれない。

2位
久石譲、8冠目なるか?
天地明察(上) (角川文庫)
天地明察(上) (角川文庫)
  • 著者名:冲方丁
  • 発売元 : 角川書店(角川グループパブリッシング)
  • 価格:596円

冲方丁の原作を滝田洋二郎監督が映画化。日本独自の太陰暦を作り上げるというプロジェクトに挑んだ渋川春海の20年にわたる奮闘を描く。
2012年9月15日に公開され、初日3日間で興行収入2億1,460万円を記録した。今回の日本アカデミー賞では、久石譲の優秀音楽賞をはじめ、優秀撮影賞など5部門で受賞が決まった。久石譲は、これまで日本アカデミー賞の最優秀音楽賞を7回受賞しており、今回8度目の最優秀音楽賞に輝くかに期待が集まる。

3位
12部門の受賞で過熱する最優秀賞争い
往復書簡 (幻冬舎文庫)
往復書簡 (幻冬舎文庫)
  • 著者名:湊かなえ
  • 発売元 : 幻冬舎
  • 価格:630円

湊かなえの『往復書簡』に所収された「二十年後の宿題」を原案として、阪本順治監督が映画化。かつて小学校教師をしていた川島はるの前に、当時の教え子がある事件に巻き込まれたという話が舞い込んできて…。
2012年11月3日に公開され、初日2日間で興行収入1億8,039万円を記録した。日本アカデミー賞では、優秀作品賞をはじめ12部門の優秀賞を受賞。『あなたへ』『わが母の記』もそれぞれ12部門を受賞しており、今回の最優秀賞争いはデッドヒートしそうだ。

4位
阿部寛の“濃さ”は最優秀賞に輝くのか?
テルマエ・ロマエ I (BEAM COMIX)
テルマエ・ロマエ I (BEAM COMIX)
  • 著者名:ヤマザキマリ
  • 発売元 : エンターブレイン
  • 価格:734円

ヤマザキマリの原作を武内英樹監督が映画化。古代ローマで浴場を設計する技師ルシウスが、なぜか日本の銭湯にタイムスリップしてしまい…。
2012年4月28日に公開され、初日2日間で興行収入4億3,255万円を記録した。日本アカデミー賞では、阿部 寛が優秀男優賞を、原田満生が優秀美術賞をそれぞれ受賞している。古代ローマ人を演じた阿部寛の非常に“濃い”演技がどのように評価されるのかに注目が集まる。

5位
最優秀賞は野村萬斎の浮世離れした“踊り”か?
のぼうの城 上 (小学館文庫)
のぼうの城 上 (小学館文庫)
  • 著者名:和田竜
  • 発売元 : 小学館
  • 価格:494円

和田竜の原作を犬童一心、樋口真嗣両監督が映画化。「のぼう様」と呼ばれ、城内から絶大な人気がある成田長親が、石田三成が率いる2万超の大軍勢と戦うことになるのだが…。
2012年11月2日に公開され、初日3日間で興行収入5億490万円を記録した。日本アカデミー賞では、野村萬斎が優秀主演男優賞、佐藤浩市が優秀助演男優賞他、10部門を受賞している。敵陣の前で田楽踊りをするシーンの振り付けや歌詞をほぼすべて自分で行なったという野村萬斎の名演技が最優秀に輝くのかに期待だ。

ちなみに「2012年 映画興行ランキングTOP10」(興行通信社調べ)をみてみると、1位『BRAVE HEARTS 海猿』(73.3億)、2位『テルマエ・ロマエ 』(59.8億)、3位『踊る大捜査線 THE FINAL 新たなる希望』(59.5億)だったラコ。原作売上4位にランクインした『テルマエ・ロマエ』の阿部 寛に期待が高まるラコね!
他にもこんなテーマのランキングが知りたい!というのがあったら @bookrako までよろしくラコ! ※ランキングは2011年12月11日~2012年12月15日 日販 WIN+調べ (長編シリーズ映画となっている作品は選外とした)