マナー講師が新社会人にエール! “新・女子力アップ本”ベスト5

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更新日:2013/8/2

 新入社員が求められる「コミュニケーション力」…。それは、感情、意思、思考だけではなく知識やアイデアなどを自分の「言葉」で伝えることラコ。 自分を表現するための道具の「言葉」は“武器”でもあり、使い方を間違えると“凶器”となり上司や先輩を敵にまわすことになりかねないラコ。
そこで今回は、ビジネスコミュニケーションやマナーの講師として27年のキャリアをもつ黒澤くみこさんに、「言葉」を縦糸にした“新・女子力アップ本”5冊を選んでもらったラコ。

黒澤くみこ(有)SEA・BEE代表取締役/
学習院大学文学部卒。日産自動車(株)にミスフェアレディを経て、現在は「上品な体育会系」をモットーに、ビジネスコミュニケーションをテーマにセミナーの実施を手がけ、人材育成に従事している。生まれも育ちも両国の生粋の江戸っ子。趣味は落語。鑑賞するだけでなく、「花伝亭コミック」という名前で素人落語の高座にも上がっている。著書に『営業マンはお辞儀をするな』(幻冬舎)があり、誰もが売れる営業マンになるためのノウハウを伝授する。

1位
“お世辞上手になって可愛がられる存在に!”
話のおもしろい人、ヘタな人
話のおもしろい人、ヘタな人
  • 著者名:立川談四楼
  • 発売元 : PHP研究所
  • 価格:1,404円

落語家・立川談四楼が絶妙の間で無理なく会話を弾ませる方法を伝授。その昔「落語は庶民の学校」と言われていましたが、噺(はなし)の中には人との付き合い方や、ちょっとした口のきき方、礼儀作法にいたるまで、現代社会に活かせるヒントが満載です。著者は“前座”を新入社員、最上級格の“真打”を上司にたとえ、職種を問わない人間の普遍性についてギャグを交えながら温かくユーモラスに説いています。デキる人でも若いころはこんな失敗をしてきたんだ、とホッとさせられる話や、ユーモアでピンチをチャンスに変える方法がわかる1冊。

2位
“言葉を紡ぐ姿はまさに職人芸! 忍耐が大事!
舟を編む
舟を編む
  • 著者名:三浦しをん
  • 発売元 : 光文社
  • 価格:1,620円

主人公・馬締が辞書編集部の一員として「言葉」を追い続け新しい辞書『大渡海』の完成を目指すストーリー。「言葉」という絆で繋がる人たちが、どこの会社にもあるようなさまざまな問題を乗り越え成長していく過程に自然に気持ちが寄り添い、ライフワークと思える仕事に出会えることの素晴らしさを教えられます。また、時間の経過を味方につけてドンドン魅力的になっていくそれぞれの登場人物たちように、初めは慣れないオフィスでも、だんだんと「自分らしさ」を発揮していってください。

3位
“与えられた機会を大事にして「発見力」を養う!”
置かれた場所で咲きなさい
置かれた場所で咲きなさい
  • 著者名:渡辺和子(修道者)
  • 発売元 : 幻冬舎
  • 価格:1,028円

新人女子は社会人として自立し、仕事を通じて成長する喜びを感じる半面、学生時代には予想もしなかった大きな壁に突き当たることもあります。人間関係や仕事に悩み、「こんなはずじゃなかった」と思うことも。真面目な人ほど悩んでいるうちにどんどん深みにはまって負のスパイラルに…そんなときに読みたい本です。「焦らなくて大丈夫、このままでいいんだ!」と慰められ、励まされる言葉がちりばめられています。たとえ希望の部署に配属されなかったとしても、自分が選ばれた場所だと思って、タイトルにあるように、そこで自分の花を咲かせる気持ちでいきましょう。「楽しい仕事を選ぶ」のではなく、おのずと楽しいことを見つける力、発見力が養われるはずです。

4位
“人と人が気持ちよく関われるバランス感覚を磨く!”
マンガ版「江戸しぐさ」入門―イキで素直にカッコよく
マンガ版「江戸しぐさ」入門―イキで素直にカッコよく
  • 著者名:新潟江戸しぐさ研究会
  • 発売元 : 三五館
  • 価格:1,080円

インターネットの普及でずいぶん便利な世の中になりました。その半面、感情が伝わりにくく、ライブ感ある生のコミュニケーションを苦手とする人も増えているようです。世間には「AとBは正反対。でもどちらも正しい」ということや「白黒がはっきりせずモヤモヤする」「あちらを立てればこちらが立たず」など、悩ましいことがたくさん。『江戸しぐさに』は、マナーの根底にある「人と人とが気持ちよく関わり、暮らしていくための知恵」や「中庸」といったバランス感覚が満載です。「傘かしげ」などの言葉に込められた日本人の知恵は、シチュエーションが違っても今の社会に十分置きかえられます。周りの人達とうまくやっていくためのヒントが詰まった1冊です。

5位
“美しい日本人女性の感性を磨く!”
美人の日本語 (幻冬舎文庫)
美人の日本語 (幻冬舎文庫)
  • 著者名:山下景子
  • 発売元 : 幻冬舎
  • 価格:648円

日めくりカレンダーのように4月1日から3月31日まで、一日一語、その季節やその日に関連のある言葉が日記風に書かれています。繊細で多彩な日本語に触れながら、日々感性が磨かれ、豊かな心になれる1冊。何もかもがはじめての新入社員。慣れない環境や、仕事、時間に追われ、心にも言葉にもゆったり感がなくなったときには、この本を開いて美しい日本語で心を癒し、気持ちをリセットして、元気で明日に向かいましょう。

新人女子は“可愛がられること”“叱られ上手(受け止め上手)になること”“いい恋愛をすること”が大事と黒澤さんは言っているラコ~! 「ありがとう」「ごめんなさい」を素直に言えたり、周りのことに興味関心をもったり、あとは恋愛をたくさんして気配り上手になって 、上司や先輩に可愛がられる女子社員になりたいラコね!

他にもこんなテーマのランキングが知りたい!というのがあったら @bookrako までよろしくラコ!