「マンガ大賞2013」は吉田秋生『海街diary』に決定

マンガ

公開日:2013/3/22

 書店員を中心にした各界のマンガ好きが選ぶ、「マンガ大賞2013」が吉田秋生『海街diary』に決定した。

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 選考の対象となったのは、2012年1月1日から12月31日までに単行本が発売されたもので通巻8巻以内の作品。
 書店員などの投票により上位11作品が第一次を突破し、本選にノミネートされていた。

 そのノミネート作品の中から選考委員による厳正な投票の結果、数ある話題作を押さえて同作が大賞に決定した。

 ◆『海街diary』 鎌倉の祖母の残した家で暮らしていた3人のもとに、幼いころに別れたきりだった父が残した“異母妹”を迎えることになり…。海の見える町に暮らす姉妹たちの織り成す清新でリアルな家族の絆の物語。第11回文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞受賞。

<マンガ大賞2013>
大賞 『海街diary』 吉田秋生 小学館
2位 『乙嫁語り』 森薫 エンターブレイン
2位 『ボールルームへようこそ』 竹内友 講談社
4位 『ハイスコアガール』 押切蓮介 スクウェア・エニックス 
5位 『俺物語!!』 原作:河原和音 作画:アルコ 集英社
6位 『暗殺教室』 松井優征 集英社
7位 『九井諒子作品集 竜のかわいい七つの子』 九井諒子 エンターブレイン
8位 『人間仮免中』 卯月妙子 イースト・プレス
9位 『テラフォーマーズ』 原作:貴家悠 作画:橘賢一 集英社
10位 『山賊ダイアリー』 岡本健太郎 講談社
11位 『ぼくらのフンカ祭』 真造圭伍 小学館

■「マンガ大賞」公式サイト

2008年石塚真一『』、2009年末次由紀『ちはやふる』、2010年ヤマザキマリ『テルマエ・ロマエ』、2011年羽海野チカ『3月のライオン』、そして昨年の荒川弘『銀の匙 Silver Spoon』とこれまでの大賞受賞作品は受賞後大ブレイクしている。すでに高い評価を得ている『海街diary』だが、さらなるブレイクをみせるのか非常に楽しみだ。