CD大量購入しなくてOK! AKB総選挙で推しメンを神7入りさせる方法

芸能

更新日:2014/1/29

 すっかり日本の年中行事になってしまったAKB48グループの選抜総選挙が、今年も6月8日に開催される。先日はYoutubeの公式チャンネルで、出馬したメンバーたちの「政見放送」を公開。圧倒的な人気を誇る大島優子や、1位奪取もあるといわれる渡辺麻友に島崎遥香のほか、再生回数では「めちゃイケ」で“バカセンター”に輝いたばかりの川栄李奈、“唐揚げにレモン”という持ちネタで笑いに走ったNMB48の山本彩らが健闘している。

 そんななかでも話題になっているのが、“神7入り”に期待がかかっているSKE48の松井玲奈だ。涙を懸命にこらえ、声を震わせながら演説を行い「今年は一番を目指して、上だけを目指して、頑張っていきたいと思います」とアピール。これに対してネット上では「さすがヲタを鼓舞させる方法を知ってるな」といった評価から「ほんとあざといな」という醒めた感想まで、意見が割れている状態だ。

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 だが、選挙にとって重要なのは、人の心をつかむこと。選挙プランナーである著者がAKB総選挙を分析した『AKB48総選挙に学ぶ心をつかむ技術』(三浦博史/フォレスト出版)によれば、候補者が熱い熱を持っていることを伝えるのはとても重要で、それにより口コミでファンを広げていくことができるという。“泣き落とし”は古典的ながら、気持ちの熱さを伝える上で十分に効果的といえるだろう。このように、一般の選挙と同じようにAKB総選挙にも“勝つ”ために必要な選挙術があるという。

 では、あなたの推しメンを神7に入れるにはどうすればいいのか。まず、著者いわく“圏外の娘がメディア選抜に入るのは、ほぼ不可能”。その理由はメディア露出が圧倒的に不足しているからだ。また、同じ理由で13位以下を神7に入れることも“不可能に近く、ミラクルも厳しい”という。神7入りできる可能性があるとすれば、昨年8~12位だった候補者にあるといえるだろう。

 この位置にあたるメンバーは、板野友美、松井珠理奈、松井玲奈、宮澤佐江、河西智美。しかし河西は不出馬のため、13位の北原里英が繰り上げられる。ここに、すさまじくメディア露出が増えた23位の島崎遥香や、ユーキャンのCMで知名度を上げた15位の横山由衣あたりを加えて考えていきたい。

 彼女たちのファンに必要なのは、神7であるメンバーのファンから「強いポイントと弱いポイントをできる限り正確に抽出」すること。ここから「○○候補の、強いていえば威張っているところが嫌い」「○○さんも年を取ったから」といった“切り崩しのキーワード”を理解し、「気さくな△△」「若さと情熱の△△」というキャッチコピー案を生み出すのだ。

 「そんな調査をするのは難しい」という人も多いだろうが、あなたにもできる有効な手はある。それはコアなファン層で“宗教団体の伝道師”のように活動するのだ。「ライバルを上手に褒めつつ、けなしつつ」しながら、最後は推しメンへと導く。そうした熱伝導師軍団でTwitterやFacebookにどんどん書き込んでいくのだ。もちろん「工作員」と呼ばれる可能性は非常に高いので、そのあたりの手加減には気を配ろう。こうしたソーシャルメディアを活用した支援は、現代の“ドブ板選挙”のようなもの。本書は「ライバルの倍以上展開」することを掲げているので、それを目標に推しメンをアピールしよう。

 果たして、昨年9位から4位までのぼりつめた指原莉乃のようなサプライズが、今年は起こるのか。熱心なファンは、本書片手に選挙プランナーになった気分で、お金をかけない選挙術を練ってみてはいかがだろう。