隕石衝突!? UFO侵略!? ムー編集長が選ぶ いま読むべき「予言書」ベスト5

なんでもランキング

更新日:2014/1/27

 昨年世界を騒がせた、マヤ暦の人類滅亡説。ノストラダムスが予言した恐怖の大王も記憶に新しい。世界を揺るがす予言はいったん何事もなく過ぎ去ったかのように見えるが……果たしてそうなのか!? 世界の謎と不思議に挑戦し続ける、月刊『ムー』の三上丈春編集長に聞いたラコ!

三上丈春
1968年青森県生まれ。学習研究社に入社後、歴史群像編集部を経て、ムー編集部に配属。2005年より、月刊ムー編集長に就任し、現在に至る。

1位
カトリック界の未来を予言した書
聖マラキ・悪魔の予言書 (サラ・ブックス)
聖マラキ・悪魔の予言書 (サラ・ブックス)
  • 著者名:ダニエル・レジュ
  • 発売元 : 二見書房
  • 価格:734円

12世紀初頭のカトリック司教聖マラキが、未来の法王に対して一言ずつ予言をしている。例えば前々法王のヨハネパウロ2世については「太陽の労働」と書かれていた。彼は実際、初めて空をめぐる太陽のように世界中を周り布教した法王という具合です。聖マラキによれば実は最後の法王が現在のフランシスコで、彼にに対しては一言だけでなく、短い文が書かれていました。「7つの丘に迫害があり、荒廃してこの世が終わる」。7つの丘というのはローマの象徴。そして聖マラキが正しいとするならば、つまり、カトリックが…。

2位
2014年…戦争勃発!?
2014年 ユダヤの大預言 (ムー・スーパーミステリー・ブックス)
2014年 ユダヤの大預言 (ムー・スーパーミステリー・ブックス)
  • 著者名:久保有政
  • 発売元 : 学習研究社
  • 価格:998円

2014年から15年にかけて、皆既日食2回と、皆既月食4回の計6回が、連続でユダヤ教の祭礼日に重なります。これは一大事なんです。6回以上連続で祭礼日に日食と月食が重なるのは、紀元30年のキリスト磔刑と、1947年のイスラエル建国による第一次中東戦争、そして1967年の第三次中東戦争からのエルサレム奪還というたったの3回! どれもユダヤ人にとっては旧約聖書の預言、すなわち神の啓示です。ユダヤ人悲願の「神殿建設」が実現すれば、第四次中東戦争は必至です。

3位
SF小説の大家が、100年以上前に予言していた未来
H.G.ウェルズの予言された未来の記録
H.G.ウェルズの予言された未来の記録
  • 著者名:五島勉
  • 発売元 : 祥伝社
  • 価格:1,512円

ノストラダムスの大予言を日本に広めた五島勉先生の最新作です。『宇宙戦争』などで知られるSFの大作家H・G・ウェルズは、小説において科学的可能性や技術の予測だけではなく、現代に起こる事態を明確に予言していた、“第二次世界大戦”や“原爆投下”“原発事故”が起こることも見抜いていたなど独自の分析が面白いです。五島先生はウェルズの本を原文で読み解いているため、大変読み応えがありますよ。

4位
三島由紀夫は、ヒトラーを予言者と見ていた!
1999年以後―ヒトラーだけに見えた恐怖の未来図 (ノン・ブック)
1999年以後―ヒトラーだけに見えた恐怖の未来図 (ノン・ブック)
  • 著者名:五島 勉
  • 発売元 : 祥伝社
  • 価格:926円

ノストラダムス大予言シリーズの番外編ですね。恐怖の大魔王が降りてくるという1999年以後、2039年までの世界についてヒトラーが予言しているのです。ヒトラーはノストラダムスの予言をよく知っていて、ナチス政権下のプロパガンダに利用していました。旧約聖書、新約聖書、そして預言書としてノストラダムスの予言本を位置付け、ナチスを成長させたんです。実は著者にこの視点を与えたのは三島由紀夫。彼は古代文明やUFOなどに関心があり、「ヒトラーは予言者だ」という見方をしていたそうですよ。

5位
聖書から読み解く未来のこと
聖書の暗号 (新潮文庫)
聖書の暗号 (新潮文庫)
  • 著者名:マイケル ドロズニン
  • 発売元 : 新潮社
  • 価格:761円

ユダヤ教の聖典であるトーラ(創世記、出エジプト記……などのモーセ五書のこと)は、ユダヤ教徒にとって神の言葉です。だからすべてがここに書かれているとユダヤ教徒考えています。聖書はヘブライ語で書かれており、その文字列を斜めに読んだり何文字か飛ばして読んだりして、暗号を探し当てるわけです。イスラエルのラビン首相暗殺も、この暗号解読により予言されていました。謎解き、暗号解読ジャンルの預言書として面白い一冊です。

三上編集長からコメントも頂いたラコ。
「ユダヤを知らずして預言は語れないということが、選書のポイントです。歴史、宗教、民族、あらゆる点でユダヤはキーですから。『ムー』はよくオカルト雑誌と言われますが、哲学雑誌なのです。思想、宗教、美学という観点から世界を見ている。世界の秘密は、ここに隠されている。」
三上編集長、ありがとラコ〜! 世界の真実を、これからも『ムー』で発信してくださいラコ!

他にもこんなテーマのランキングが知りたい!というのがあったら @bookrako までよろしくラコ!