矢口真里は次の一手を打てるか!? 修羅場の先輩に学べ

恋愛・結婚

更新日:2013/6/5

 先日、離婚届を提出したことが明らかになった、モーニング娘。元メンバーの矢口真里と俳優の中村昌也。離婚のきっかけは、中村が地方での撮影で家を空けた際に矢口が男性モデルを自宅に連れ込み、予定よりも早く帰宅した中村が裸で横たわる2人を発見したこと、と報じられている。まさに画に描いたような修羅場だ。

 ここまでの大事にならなくても、生きている限り修羅場とは無縁でいられないのが世の常。ならば、いざ修羅場に出くわしたとき、どう対応すればいいのだろうか。

advertisement

 そんなときに参考となるのは、元妻・大桃美代子にツイッターで女優・麻木久仁子との不倫をバラされてしまった、ジャーナリスト・山路徹氏の『修羅場を生き抜く力』(光文社)。恋愛でのいざこざはもちろん、紛争地に取材に赴き、生命の危機に直面した経験を持つ山路氏が修羅場での立ち居振る舞い方を教授している。

 本書によると問題発生後に一番大切なのは、冷静さを保つこと。修羅場に対峙すると、多くの人は狼狽し、感情のまま動いて対応を間違えてしまう可能性が高い。そこでいかに感情を押し殺して問題点を把握できるかが、修羅場を切り抜けるポイントとなる。そのためには「“自分=当事者”という意識を、一度、外して考えてほしい。もしも、自分がその相談を受けている相手だったら、という前提で、最初から全体を見直してみる」。そうすれば、相手への対応や説明のポイントなど、具体的な問題点が浮き上がり「テンパってる場合じゃない」と気持ちが落ち着いてくるのだとか。

 状況が見えてきたら、「想定外のことが起きる」という心構えも必要。問題の渦中にいるとき、場の空気や相手の気持ちをコントロールして、自分に有利に決着をつけたいと焦りがち。しかし、「修羅場には関係者が必ず複数存在する」「複数の人間が関われば、その人数分の考え方や事情が交差するし、各自がなんらかのアクションを起こし、そのアクションをきっかけに状況は変わっていく」ので、“想定外”な出来事が起こるのは当たり前だと思っていた方がいい。

 ましてや自分の主張が通るように着地点を想定し、それに向かって無理を押し通したり自己保身に走ったりすると、新たな修羅場が発生する。「そのときどきで自分がなすべきことに戦力を注ぐ」「関係している人たちがみな、“自分で選んだ”と感じられる着地点を模索していくことが大切」というように、投げやりではなく努力する姿勢を見せながらも、状況に身を委ねる余裕を持っていたいもの。

 そして、修羅場における最大の脱出法は、とにもかくにも謝罪。浮気発覚時の切り抜け方も「“浮気をしました。ごめんなさい。反省しています。もうしません”もしくは、“浮気をしました。だから、別れてください。ごめんなさい”そのいずれの文言であやまるしかない」と、素直に認めて謝るべきなんだとか。「たいていの場合、人は謝っている人をそれ以上、責めることはできない」というのが、数々の修羅場をくぐり抜けてきた山路氏が発見した法則。浮気発覚でもめる場合の、相手は目撃証言などの物的証拠を持っていることが多いので、ごまかしたりウソをつけたりするほど「修羅場をよりこじらせるだけ」なんだとか。謝罪をした上で、別れを選ぶか、「雨降って地固まる」のように関係を戻すか、話し合った方が賢明なようだ。

 現在、体調不良を理由にレギュラー番組を休んでいる矢口。所属事務所の関係者がテレビ局などにお詫び行脚に出向いているという報道もあるが、山路氏いわく「修羅場の当事者になってしまったら、プライドは捨てなくてはならないし、自力だけで脱出することは不可能」と人に迷惑をかけることをためらうなと話す。しかし、助けてもらった人に謝罪や感謝の言葉を伝えずにいると新たな修羅場の火種になるよう……。矢口が復帰する際は、不倫騒動だけでなく、仕事を休んだことで発生した“被害”に対するフォローも必要なようだ。