早起き、即活動はNG!? “ゆっくりのんびり朝活”のススメ 

暮らし

公開日:2013/6/22

 「早起きは三文の徳」。それを実践する“朝活”が数年前からブームになっている。これを牽引する出勤前講座や、朝の社会人サークル活動も相変わらず流行っているようだ。しかし、ただでさえ忙しく慌ただしい毎日。「朝からそんなガツガツ動けないよ」という人もいるのでは? できることを自分なりにのんびりやりつつ、仕事を始める気力をアップさせたいものだ。

 とは言っても、ひとりじゃどうすればいいのかわからないという人、こんなのはどう? DVDつきの美容本、『心もカラダもすっきりリセット! 朝ヨガ&夜ヨガ』(西川尚美/宝島社)と、『DVDブック“神の手”上田実絵子の「朝イチ」小顔マッサージ』(上田実絵子/マガジンハウス)。前者は、一日の体の時間割に合わせたポーズで、不調や心のモヤモヤを解消するというもの。後者は、「夜に行うもの」と思われがちなマッサージを、実はより効果が期待できる朝イチで実践するように勧めている。

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 朝に合わせてやるからこそ効果が期待できるものなら、やる気もおきそう。キレイを目指しながら、ゆっくり目を覚ますことができれば一石二鳥かも。

 また、「朝からバリバリ活動してはいけません!」と提唱するものも。『朝は「毒出し」からはじめなさい』(蓮村誠/主婦と生活者)では、起きたらまず体にたまっている毒を吐き出すことを提案している。体にたまった毒とは? インドで数千年前から伝承されてきた自然科学「アーユルヴェーダ」に基づくもので、この毒出しをすると心と体が浄化され、日中の活動のクオリティもアップするという。無理をせずに誰でも簡単にできるものをいくつか紹介しよう。

 ひとつは「カップ一杯の白湯を飲む」こと。白湯は消化力を高めて代謝を整えてくれるから、お通じを促してすっきりと痩せたり、吹き出ものが消えたりするそう。さらに、心をポカポカにしてくれるから、焦りや不満、イライラを解消してくれるようだ。

 また、「脈を感じる」というのもいいらしい。脈は心身の状態をダイレクトに反映しているそう。目を閉じて3~5分ほどそれを感じると、ゆったりと落ちついた心を取り戻すことができるという。

 朝の活動は、日中の活動の質を上げることを目的にしたいもの。「時間を無駄にしたらもったいない!」なんて、バタバタと働いたり勉強に勤しんだりするより、1日をより効率的に気持ちよく過ごすために、“ゆっくりのんびり朝活”をはじめてみてはいかが?

文=佐藤来未(Office Ti+)