早稲田大学探検部が選ぶ 冒険心をそそられるマンガベスト5

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更新日:2013/8/5

『ONE PIECE』や『HUNTER×HUNTER』など、見知らぬ土地を舞台にしたマンガを読むと、誰でも一度は冒険に出かけてみたいなんて思ったりするはず。そこで、今回は洞窟探検や未確認動物調査など、数多くの冒険をこなしている早稲田大学探検部(担当・松田氏)に、冒険心をそそられるようなマンガは何かを聞いてみたラコ!

早稲田大学探検部

ケイビング(洞窟探検)や沢登り、クライミング、ツリー・クライミング(木登り)、UMA調査、妖怪調査など幅広く活動している探検サークル。4年前にもパプア・ニューギニアにて、幻の生物ローペンを探しに行くなど、未確認動物調査は続いている。2008年には創部50周年を迎えた。

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HP:http://wasedatanken.com/

1位
あの腐海を探検することができたら…
風の谷のナウシカ (1) (アニメージュコミックススペシャル―フィルムコミック)
風の谷のナウシカ (1) (アニメージュコミックススペシャル―フィルムコミック)
  • 著者名:宮崎駿
  • 発売元 : 徳間書店
  • 価格:720円

映画化もされた宮崎駿による有名コミック作品。 「なにより、舞台設定に惹きこまれますね。あの腐海を探検することができたらなーと考えてしまいます。腐海の奥に巨大生物などがいるのがポイントですね。探検部でも、UMA(未確認動物)を探査すると言う活動を行なっており、今年もインドネシアの方に巨大人面コウモリを探しに洞窟に行く予定です。洞窟の奥に巨大な空間が広がっているという設定などは現実にもありうることで、シンクロする部分は多いですね」

2位
子どもの冒険心に火をつけた名作
フルアヘッド!ココ 1 (少年チャンピオン・コミックス)
フルアヘッド!ココ 1 (少年チャンピオン・コミックス)
  • 著者名:米原秀幸
  • 発売元 : 秋田書店
  • 価格:410円

週刊少年チャンピオンで連載さいれた海洋冒険漫画。 「海洋冒険の王道漫画ですね。旅をしながら古代文明の遺産を探し悪役と戦う作品なのですが、小学生の頃に古本屋でたまたま見つけて読み出したら全部買ってしまうほどハマり込んでしまって。この本から子供心に冒険したいという気持ちが芽生えて、今探検部にいるといっても過言ではありません」

3位
みんなの中でクライミング熱をつけた作品
孤高の人 1 (ヤングジャンプコミックス)
孤高の人 1 (ヤングジャンプコミックス)
  • 著者名:坂本眞一
  • 発売元 : 集英社
  • 価格:555円

孤独な青年・森文太郎がクライミングに目覚め、やがて前人未到のK2東壁に挑むというクライミング漫画。 「主人公の生活に突っ込みどころが多く、チョコ一つで山の中を過ごすなんて無理だろうってシーンもありますが、クライミングをしている間の感情などが表現されており、みんなの中にクライミング熱をつけた作品でもあります。実際わたしたちも奥多摩などでクライミングを起こっており、その奥深さに驚かされます。海外では体育でもボルタリングが取り入れられていることもあって、日本でもこれからブームがくるかもしれません」

4位
ただ生きることを強いられる冒険の恐ろしさ
漂流教室 1 (ビッグコミックススペシャル)
漂流教室 1 (ビッグコミックススペシャル)
  • 著者名:楳図 かずお
  • 発売元 : 小学館
  • 価格:1,851円

砂漠化が著しく進行した近未来の地球にタイムスリップしてしまった小学生たちのサバイバルが描かれた作品。 「主人公と同い年の6年生の時にこのマンガを読み、これ程絶望的な状況の中で、ただ生きることを強いられた冒険があるのかと驚愕し恐ろしくなってしまいました。一口に冒険と言っても、発見や未知を追いかける輝かしい冒険と、このように恐ろしくサバイバルすることだけで精一杯の冒険があり、それは表裏一体なのだということを肝に銘じた作品です。」

5位
何もない状況から一夜を過ごすことができるか
サバイバル (1) (リイド文庫)
サバイバル (1) (リイド文庫)
  • 著者名:さいとう・たかを
  • 発売元 : リイド社
  • 価格:617円

仲間と洞窟探検中に地震に遭遇したサトルが極限の状態からからサバイバルに挑むマンガ。「現状では若干古くなってしまった知識や技術もあったりするんですけど、何もない状況から一夜を過ごすことができるのかを、探検部のみんなと議論したりすることがあります。探検とサバイバルの違いについても考えさせられる作品です」

早稲田大学探検部の方々、ありがとうございました!
他にもこんなテーマのランキングが知りたい!というのがあったら @bookrakoまでよろしくラコ!