過去最大1360社が出展 第20回東京国際ブックフェア開催

文芸・カルチャー

更新日:2017/11/23

 7月3日(水)、第20回東京国際ブックフェアが東京ビッグサイトで開幕した。今年は過去最多の1360社が出展(※同時開催展を含む)。関連する第17回電子出版EXPOも同時開催されている。

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 日本書籍出版協会理事長で小学館社長の相賀昌宏氏のスピーチで幕を開け、ブックフェアの名誉総裁である秋篠宮殿下、紀子妃殿下も加わりテープカットが行われた。今年はテーマ国「韓国」の展示ブースを展開。日本と韓国の出版文化の交流もテーマに掲げている。

 朝10時30分からの基調講演では株式会社KADOKAWA取締役会長角川歴彦氏が登壇。1700名の聴衆がつめかけセミナーホールは立ち見も出る超満員となった。

 角川氏は、「出版業界のトランスフォーメーション〜Changing Times, Changing Publishing〜」と題して講演を行った。「電子書籍の本質は、書籍をデジタルパッケージ化したことではなくネットにつなげたことであり、日本とAmazonを含む海外の電子書籍ストアが出揃った2012年が本当の電子書籍元年。デジタルコンテンツ産業の一角となった出版業界は、外からのイノベーションに流されるのではなく、中からイノベーションを起こしたい。図書館や書店を含む新たなエコシステム作りが必要。」と語った。

東京国際ブックフェアは7月3日(水)から開催され、6日(土)まで、東京ビッグサイトで行われる。


●開催概要
第20回 東京国際ブックフェア
会期:2013年 7月3日(水)~7月6日(土) 10:00~18:00
会場:東京ビッグサイト

・同時開催展 会期:7月3日(水)~5日(金)
第17回 [国際] 電子出版 EXPO
第3回 ライセンシング ジャパン
第2回 クリエイターEXPO東京

⇒「第20回 東京国際ブックフェア」公式サイト