4人家族で電気代月500円の節約術と脳タイプ別貯金術

マネー

更新日:2013/7/23

節約本を読んだことはおありだろうか?

 私はこれまで、お金がないのにもかかわらず、読もうと思ったことがなかった。否定するわけではないけれど、きっとうまくいかないと決めつけてしまっていたからだ。

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 たまたま本屋をウロウロしていたとき、気になるタイトルの1冊を発見した。その名も『電気代500円。贅沢な毎日』(阪急コミュニケーションズ/アズマカナコ)である。1カ月の電気代がワンコインとは……。サラリーマンのランチでも500円に収めるのが精いっぱいというこのご時世に、一体どんな生活を送っているのだろう。

 著者のアズマカナコさんは4人家族。彼女の家には、冷蔵庫も洗濯機も掃除機もないという。食料は必要な量だけを買う、洗濯は手洗い、掃除はホウキと雑巾。彼女はそういう生活が心地良いと感じるのだとか。「あるのが当然」と思っている私には、理解しがたいようにも思えるのだが、読み進めていくと彼女が本当に好きでこの生活を選んでいることがわかる。確かにモノであふれた便利な生活は、それを探すのがストレスになるなど、かえって不便にしてしまっていることもあるのかもしれない。

 「服はタンスに入るだけ」「メイン料理は毎日必要ない」のように、彼女の生活は究極のシンプル。お金よりも手間をかけることを重視し、そうすることで豊かな毎日を手に入れているのだ。

 なかなか時間を取れないのなら、『年収300万円台でも絶対貯まる! 脳タイプ別ハッピー貯金生活』(横山光昭/扶桑社)はいかがだろうか。

 同書では、貯金の仕方を4つのタイプに分けて紹介。目標を決めると真っ直ぐそれに向かって突き進む男脳・あれこれ同時進行で試す女脳の2タイプ、そしてさらに、文字や数字に強い左脳・物事を感覚や直感でとらえる右脳の2タイプ、全部で4つの組み合わせから、貯金方法を分析している。

 例えば、右脳×男脳タイプなら、「直観と条件でお金を使うため、節約より自分の利益を優先」するなど、貯金できない理由を徹底的に分析。実例とともにそれぞれにあった貯金法がわかるようになっている。

 貯金や節約は、苦しくて大変なもの…と思いがちだが、楽しまなければ続かないもの。自分に合ったユニークな貯金法を見つけてみては?

文=廣野順子(Office Ti+)