戦う「宝石」たちの物語　『宝石の国』単行本1巻発売　フルアニメPVを公開

更新日：2013/7/23

　デビュー短編集『虫と歌』が手塚治虫文化賞新生賞受賞、2作目の『25時のバカンス』がマンガ大賞2012にて5位にラインクインするなど、新作発表のたびにマンガファンより絶大な支持を受ける市川春子氏待望の初連載作『宝石の国』が、2013年7月23日（火）ついに単行本になって発売された。

　舞台は今から遠い未来。体が「宝石」でできている主人公たちと、彼らを装飾品にしようと襲い掛かってくる月人との戦いを描いた物語。「宝石」たちは戦闘や医療などそれぞれの持ち場についているのだが、月人と戦うことを望みながら、何も役割を与えられていなかった主人公フォスは、「宝石」たちを束ねる金剛先生から博物誌を編むように頼まれる――。戦う「宝石」たちの幻想的な物語だ。

　ストーリーの面白さはもちろんだが、その美しい作画も大きな魅力。単行本の発売と同時に配信される電子書籍版は、その美しい連載時カラーを完全収録するということだ。

　さらに、単行本の発売を記念してフルアニメーションPVが公開された。設定画の描き下ろしやコンテ監修など作者である市川春子氏が全面協力。キャラクターデザインと原画は、市川氏が全幅の信頼を置くアニメクリエイター、加納綾氏が担当。各キャラクターとも、原作の雰囲気を残しつつ、アニメならではの色気と可愛さのあるデザインになっている。アニメ制作はスタジオ雲雀が担当している。