穴場もいっぱい! 大人気「キッザニア」攻略法

出産・子育て

公開日:2013/7/28

 ついに、子どもたちにとっては待ちに待った夏休みがスタート。だが、親にとっては“どこかに連れてって”とせがまれる、頭の痛いシーズンかもしれない。そんななか近年人気を集めているのが、3~15歳までの子どもたちのためのテーマパーク「キッザニア」だ。そこで今回は、『キッザニア裏技ガイド 東京&甲子園2013~2014年版』(キッザニア裏技調査隊/廣済堂出版)から、知っておくとトクするキッザニア攻略法を紹介しよう。

 まずは、キッザニアの解説から。キッザニアはメキシコで誕生し、現在、東京・豊洲と、兵庫県・甲子園の2カ所に設置。最大の特徴は“子どもが職業体験を行う”テーマパークであることだ。会場には仕事場を模した60以上のパビリオンが立ち並ぶが、そのほとんどは大人の入室が禁止。子どもは仕事体験を行うと「キッゾ」と呼ばれる通貨による“お給料”がもらえ、そのお金でパーク内で買い物をしたり、習い事ができるという仕組みだ。

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 なかでも人気ナンバー1の仕事場は「お菓子工場」。ここでは森永製菓の「ハイチュウ」をつくるのだが、当然のことながら夏休みは激コミ必至。開園後すぐに募集が締め切られることも多いので、開園直後の1回目を狙うか、開園直後に予約しておこう。また、食べ物系で同様に人気の「ピザショップ」は、「複数のラインが同時に動くので回転は早い」とのこと。つくったピザは持ち帰ることができるので、多少並んでいたとしても、食事を別に購入する必要もなくなり、時間の有効活用にもなりそうだ。

 さらに、大人も思わず参加してみたくなるのが「病院」の仕事。職業も「医師」に「救急救命士」「看護師」「薬剤師」と分けられており、医師の場合はチームで人形を使い開腹手術や胸腔鏡手術、眼科手術などを行う(東京と甲子園で内容は異なる)。ただし「外科のモニター映像を見て気持ち悪くなってしまう子も」いるようなので、苦手な子どもには注意が必要だ。

 本格派といえば、「裁判所」も凝ったパビリオン。裁判官や弁護士などはくじ引きで決定するので、原告や被告、証人の役になることもある。民事裁判なら「ハイチュウ食べちゃった事件」、刑事事件なら「キッザニアの街灯を壊してしまった事件」などのテーマを争うが、幼稚園児などの幼い子にはちょっと難しいよう。参加するのであれば小学校高学年以上にオススメしたい。

 また、現実の社会同様、貯金に楽しみを見いだす子もいるだろう。そんな「キッゾ集め」に夢中の子にオススメなのは「自動車工場」だ。甲子園のみのパビリオンだが、目立たないせいなのか受付時間がわかりづらいせいなのか定員割れすることもあるという穴場であり、かつ高収入。ここで組み立て作業を行うのは、三菱自動車のi MiEV SPORT。自動車好きにもうってつけのパビリオンだ。

 このほかにも本書には、パビリオンごとに体験した子どもを持つパパやママたちの声や、子どものベストショットを狙うための撮影ポイント、「時間帯別攻略ポイント」なども掲載。この夏の思い出づくりに、キッザニア未体験の人は行楽地リストに加えてみては?