『あまちゃん』の舞台裏をGMTメンバーが暴露!?

テレビ

公開日:2013/8/6

 AKBグループにももいろクローバーZ、E-girls、モーニング娘。など、勢いが収まる気配のないアイドル業界。しかし、いまもっとも注目を集めているのは、間違いなく「GMT」だろう。ご存じ、朝の連続テレビ小説『あまちゃん』のなかで結成された、全国から集められた“GMT=地元”アイドルグループで、劇中で彼女たちが歌う『暦の上ではディセンバー』は、配信されるやいなやmoraミュージックストアやレコチョクのシングルランキング、iTunes Storeのシングル総合チャートで1位を獲得。この曲を実際に歌っているのは別グループなのだが、早くも“紅白に出場してほしい!”の声が高まっている。

 そんなGMTの6人が、7月に発売された『連続テレビ小説あまちゃんPart2 (NHKドラマ・ガイド)』(宮藤官九郎:著、NHK出版:編集、NHKドラマ制作班:その他/NHK出版)で“GMT秘話”を披露。その気になる内容を紹介しよう。

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 まず、『暦の上ではディセンバー』について。福岡といいつつ実は佐賀出身だった遠藤真奈(大野いと)は、「最初、意味がわからなかった(笑)」と話すと、最年少メンバーの宮城代表・小野寺薫子(優希美青)も「私も“暗躍”とか、歌詞でわからない言葉があり、辞書引いちゃいました」と中学生らしい発言。主人公の天野アキ(能年玲奈)も、「(小野寺に)これを歌わせるんだ……宮藤(官九郎)さんは意地悪だなって(笑)」と感想を述べている。

 また、隙あらばBEGINの歌を歌い始める沖縄代表の喜屋武エレン(蔵下穂波)は、アキがフォーメーションをよく間違えることを暴露! なんでも、アキが間違えると“みんなで笑顔で踊りながらどかしてあげている”らしい。アキいわく、「縦1列になってクルクル回るところが難しい」。これには喜屋武も、EXILE風にできているかと思いきや映像で見たらまったくできておらず、「ショックだった」のだとか。ちなみに、作中で彼バレし、GMTを脱退してしまった徳島代表の宮下アユミ(山下リオ)によると、メンバー間で盛り上がっているのは、小野寺のご当地ポーズ「ずんだずんだ」。「みんなで“ずんだずんだ”って大騒ぎしながらムービー撮ったり」するほどに流行っているそうだ。

 メンバーはそれぞれ女優として活動している女の子たち。それゆえ、アイドル役を演じることで「アイドルの苦労」を理解したという。なかでも、「天下とろうね」が口癖の埼玉代表・入間しおり(松岡茉優)は、スチール撮影用に「アイドル、グループ、写真」でネット検索し、握手会におけるアイドルたちの技術を研究。「手を握るんじゃなくて、親指か小指を浮かせていたの!」と、その細やかな努力に驚いている。

 アイドルとしての写真撮影を振り返って、アキが「昔、バンドをやってたときみたいで、みんなで何かをやるのって楽しいよね」と語っているように、ドラマのなかとはいえ、グループで切磋琢磨した時間は大切な思い出になっているよう。同世代ゆえ、初対面のときは遠慮があったというメンバーだが、いまではすっかり打ち解けて仲良し。座談会の雰囲気はドラマと同様にとても楽しげだ。

 もちろん、視聴者が期待している“紅白歌合戦への出場”についてもしっかり言及。リーダーのしおりが「“紅白”のクオリティーじゃないけど?」とネガティブ発言をしているが、最後には全員でプロデューサーの荒巻に「“紅白”に連れていって!!」と声を揃えている。果たして、GMTの夢の舞台は実現するのか。いまから年末が楽しみだ。