「八重の桜」にも登場 二本松少年隊のマンガが紙と電子で同時発売

マンガ

公開日:2013/9/11

 2001年に自費出版され、福島県・二本松で愛読されてきたマンガ『二本松少年隊物語 霞の天地』。幕末の悲劇を描いた同作品が今回、幻冬舎コミックから紙と電子それぞれで刊行される。

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 NHK大河ドラマ「八重の桜」にも登場し、その名が全国に知られるようになった二本松少年隊。戊辰戦争における会津藩の白虎隊の悲劇は古くから知られてるが、二本松藩(現・福島県二本松市)でも、白虎隊よりも歳若い12~17歳の少年たちが戦場に出て戦い、その若い命を散らしていった。しかし、その事績は長い間表に出ることはなく、生き残りの隊士によって明らかにされた少年隊の姿が地元で語り継がれていた。

 同作品は、地元の子どもたちに分かりやすく郷土の歴史を伝えたいという意図で、二本松少年隊をマンガで紹介したもの。コミックス化にあたり、ルビ、解説、登場人物紹介、地図等も増補し、よりわかりやすく読んでもらえるよう加筆修正している。

 地元・二本松では同書のカバーイラストを用いたお菓子や地酒などが商品化され、販売されているということだ。

■『二本松少年隊物語 霞の天地』 東雲さくら/原作 まきお/画 幻冬舎コミックス 700円