「話しやすい」「誠実ですね」…その本音は? 女性の建前言葉を翻訳!

人間関係

公開日:2013/9/24

 デートのあとに「またお会いしたいですね」とメールが届き、すっかり有頂天になったのに、なぜかその後はなしのつぶてに……。そんな経験をしたことのある男性も少ないはず。いかにも、女性の本音はわかりづらいものである。

 そんな男性の悩みを解決してくれるのが、8月に発売された『決定版 オンナの【建前⇔本音】翻訳大辞典』(日本女性言語学会/扶桑社)。男女1600人への調査をもとに、女性たちの言葉に隠された本音に迫った1冊だ。

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 まずは、もっとも本音が見えない初対面の関係で発せられる言葉。「誠実そうですね」と、一見すると褒められているようなひとことだが、当然コレは建前。本音は「これで顔が良ければいいのになあ」のだそう。要は恋愛対象外、適当に片づけられているので、くれぐれも本気にしないように。

 また、「サラリーマンっぽくないですね」と言われると、半沢直樹のように型破りな人間として捉えられているようにも思えるが、実際は「清潔感ないですね」あるいは「よく社会人になれたね」と心では毒づかれているので注意が必要だ。

 逆に“脈アリ”なのは、「話しやすいですね」と言われたとき。女性にとって話を聞いてくれる男こそが“話していて楽しい男”。これは好感をもたれている表れと考えてもよさそう。一方、いかにも社交辞令的な「真面目ですよね」という言葉も、相手が関係の進展を促している言葉。「我慢しているからだよ」と返せば、「女はイチコロ!」だという。

 さらに、デートに誘ったときのリアクションも気になるところ。たとえば「そのイベント、いいかも」という返事だと、たいていはOKサインだと受け取るが、語尾についた「かも」に注目。これはお茶を濁している証拠で、「あなたと行く気はないけど」の意味だそう。飲みに誘ったときも、「うん、ぜひ!」と返されたら要観察。「ぜひ」という言葉の距離感からも察することができるが、とりあえず前向きな返事をしているだけという可能性も否めない。

 反対に、相手から「今度、みんなで飲みに行こうよ」と言われると脈ナシな感じがするが、本音は1対1で誘って断られるのが怖いだけだという。うーん、純情というか、面倒というか……。

 ちなみに、「自分から告白するほう?」と聞かれたときは「私から告っちゃおうかなぁ」の意思表示で、同じように「強引な男の人って好き」は「早く告白してきて」、「私たちって付き合ってるみたいだね」は「ちゃんと告白して」という本音が隠されているらしい。いわば賽は投げられた状態なので、気になる女性には攻めの態勢に入ろう。ただ、これから猛攻が始まる合図でもある。論外の相手なら、ここは全力で逃げ切るのが吉、かもしれない。