警察小説がダブル受賞! 第12回『このミステリーがすごい!』大賞決定

文芸・カルチャー

更新日:2017/11/23

 宝島社が主催する、第12 回『このミステリーがすごい!』大賞が決定した。

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 応募総数457作品の中から、1次選考(21作品通過)、2次選考(7作品通過)を経て、2作品が大賞を受賞した。大賞賞金は1200万円(均等に分配)で、単行本は両作品とも2014年1月に刊行する。
『このミステリーがすごい!』大賞は、ミステリー&エンターテインメント作家の発掘・育成を目指す新人賞。1000万部突破の「チーム・バチスタ」リーズで知られる海堂尊さんも『チーム・バチスタの栄光』で第4回大賞を受賞している。
 同賞は、これまでに、医師やホテルマン、料理人など様々な職業の方が作家としてデビューしており、今回のは、コンピューターメーカー勤務の梶永正史さんと、会社員でコピーライターの八木圭一さんのダブル受賞となった。

●受賞作
警視庁捜査二課・郷間彩香特命指揮官』(仮)(応募時タイトル:『真相を暴くための面倒な手続き』)
渋谷の百貨店内の銀行で立て籠もり事件が発生。犯人グループは、現場指揮官および交渉役として主人公の郷間を指名する。元警察官である犯人グループたちの真の目的とは……?
梶永正史(かじなが・まさし) 山口県長門市出身。コンピューターメーカー勤務。『このミス』大賞には2009年から毎年応募しており、4年目にして大賞を受賞。

一千兆円の身代金』(仮)(応募時タイトル:『ボクが9歳で革命家になった理由』)
政治家の孫にあたる小学生が誘拐される事件が発生。犯人「革命家」からの要求は、財政赤字の見直しか、一千兆円!政府、マスコミ、国を巻き込んだ事件の真相は……
八木圭一(やぎ・けいいち) 北海道十勝出身。広告会社勤務。野菜ソムリエ、フードコーディネーター、フードアナリスト、魚食スペシャリストの資格を持つ。

⇒「このミステリーがすごい!」公式サイト(宝島社)