足首から先がむくんでパンパンに…、クリームパン足の解消法は?

美容

更新日:2013/11/5

 みなさんは、“クリームパン足”というものをご存知だろうか。実はこれ、足首から先がむくんでパンパンになってしまっている状態のことで、最近多くの女性を悩ませているもの。そこで『たった5秒のむくみとり!ストレッチ』や『これ効きシリーズ! むくみを治す74のワザ+α』から、その解消法を紹介してみよう。

 『たった5秒のむくみとり!ストレッチ』(廣田彰男/青春出版社)によると、本当は昼寝を取り入れるのが最も効果的な方法なのだそう。でも、働く女性たちが会社で横になって昼寝できる時間を確保するのはなかなか難しいこと。

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 そこで、まずは会社でもできる基本のマッサージやストレッチから紹介していこう。この本では、座ったままできるストレッチも紹介されている。おしりの真下につま先を立てて座り、両手を体の前についてバランスをとりながら体重が両脚に同じだけかかるようにする。もう少し強めにストレッチしたい場合は、ちょうどよく、かつ安定する位置まで体を起こし、5秒間キープを2セットやる。他にも、デスクのイスに座ったまま足を伸ばして足首を上下に動かしたり、脚をもう一方の脚の上にのせて足首をくるくる回す方法も。これなら、どこでも気軽にできるはず。

 一方、『これ効きシリーズ むくみを治す74のワザ+α』(森田綾乃・大手小町編集部/保健同人社)で紹介されているのは足のリンパマッサージ。最初は、約10秒間足の裏を両手の親指で全体的に押していく。足の甲も同様にほぐして、指も1本1本つまむようにしてマッサージする。その後、足首からふくらはぎ、膝窩(しっか)リンパ節に向かって15秒ほど両手でマッサージし、最後に膝から太もも、脚の付け根にある鼠径リンパ節へとゆっくりさする。これで足先だけでなく、足全体のむくみもスッキリ解消できる。

 日頃の食生活で改善していく方法もある。むくみ解消に最適なのは、カリウムを多く含んだもの。ほうれん草やマッシュルーム、里芋にじゃがいも、かぼちゃなど、これからの季節にぴったりの食材も多い。それに、クエン酸もむくみ解消に一役買うし、ナッツ類やかぼちゃなど、血流を良くするビタミンEを含んだ食材も欠かせない。逆に、注意したいのが塩分の摂りすぎ。そして、水分をとりすぎるとむくむともいわれるが、極端に制限し、脱水症状を起こしてしまっては意味がない。そこで、利尿作用のあるハトムギ茶、タンポポ茶、グァバ茶などを利用するのも手だ。

 むくみの原因には下肢の筋肉が少ないことや静脈、リンパの流れが悪くなっていることも関係している。筋肉をつけるためにはとにかく歩くことが大切だが、そのときに注意したいのが靴。『たった5秒のむくみとり!ストレッチ』によると、特にハイヒールは履いているだけで脚の筋肉を緊張させて固くするので、静脈血を心臓に送り返すポンプ機能が十分に発揮されなくなってしまう。だから、どうしてもハイヒールを履かなければならないシチュエーション以外は、なるべく履かないように心掛けてみてはどうだろう。普段から歩いて脚に筋肉をつけておけば、ここぞというときにはむくまずにハイヒールを履きこなすことができるはず。

 そして、静脈やリンパの流れをよくするためには、帰宅後や休日に足湯をするのも効果的。『これ効きシリーズ むくみを治す74のワザ+α』で紹介されているように、深めのバケツや洗面器に40~42℃くらいのお湯を張り、最低でも20~30分以上はくるぶしが隠れるくらいまでつかる。血流をよくしてくれる足湯は、むくみだけでなく、冷え性改善にもつながるので一石二鳥。

 この冬は、上記のむくみとりでクリームパン足とおさらばしよう。

文=小里樹