大使就任でフィーバーのキャロライン 両親であるケネディ夫妻の激し過ぎる下半身事情

海外

公開日:2013/12/5

 新駐日大使のキャロライン・ケネディが、11月15日に来日を果たした。アメリカの“皇室”ともいわるセレブ一族の一員であり、その華やかさは格別だ。19日に行われたオバマ大統領からの親書を天皇陛下に手渡す「信任状奉呈式」では、儀装馬車に颯爽と乗って現れ、彼女をひと目見ようと約6000人もの人々が沿道に集まったほど。まさにキャロライン旋風といった様相を呈している。

 日本でも絶大な人気と興味を誇るケネディ家の一員であるキャロライン。彼女がこれほど注目を浴びるのは、彼女が50年前に暗殺された第35代アメリカ大統領である故・ジョン・F・ケネディの長女であるからにほかならない。奇しくも暗殺から50年ということもあり、キャロラインだけではなく父親である故・ケネディ大統領にも再びスポットが当てられている。

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 現在でもくすぶり続ける暗殺に対する陰謀説がその代表だが、ケネディ一族の“華麗な異性関係”もまた世界の注目を浴び続けている。

 なかでも最も有名なのはケネディ大統領とマリリン・モンローの関係だろう。ハリウッド大スターでありセックスシンボルとして名高いモンローと、ハンサムな若き大統領との不倫劇。しかも2人の関係が破綻した直後、モンローが謎の死を遂げたことも大きな関心を呼ぶ理由だ。

 だが、『JFKの寝室 ケネディとジャクリーンの封印された「性」』(クリストファー・アンダーソン:著、戸根由紀恵:訳/徳間書店)によると、大統領の異性関係はお盛んどころか病気の域にまで達していて、さらに妻のジャクリーンにも浮気疑惑が取り沙汰されていたというのだ。

 ケネディ大統領(以下ジョン)が父・ジョセフの強い影響下にあることは有名で、「なるべく多くの女と寝るように」との父の教えを忠実にも守っていた。

 学生時代、娼婦を買って童貞を失ったジョンだが、その後も数多くの女性と関係を持ち続けた。しかし「彼はほんとうに恋したことなどなかった。彼は女性が好きだった。彼には女性が必要だった。でも彼には女性と本気でつきあう気などなかった」という。

 それはまさに手当たり次第だった。オードリー・ヘップバーン、ソフィア・ローレン、リー・レミックなど数多くのハリウッドの女優とも浮名を流し、セレブ夫人との浮気もあった。最初の下院選挙中も、オフィスで部下との情事に耽り、運動員の1人に目撃されたことも。マフィアや実弟と愛人を共有したり、またナチスのスパイでもある人妻記者との情事もあったという。

 もちろんジョンの女漁りはジャクリーンとの結婚後も、変わらず続いたという。

 ジョンの下半身事情はあまりに有名だが、驚くのはジャクリーンだ。このファーストレディにもまた、夫ほどではないが華麗な恋愛・浮気遍歴が存在したというのだ。

 初体験は大学3年の頃、作家のマーカンド・ジュニアと部屋に行く途中の「止まってしまったエレベーターの中」で処女を失い「ふたりの営みはなかなか激しいものだった」らしい。その後、ジャクリーンは株式仲買人のジョン・ヒューステッドと婚約をする。しかし婚約から1ヵ月ほどで彼女の熱は急速に冷めてしまう。ヒューテッドが中流ほどの収入で、思っていたほど裕福ではなかったからだ。ジャクリーンが男性に望むもの。それは「権力とカリスマ」だったという。

 ジャクリーンは婚約を解消することはしなかったが、多くの男性と会うようになる。そんな1人がジョンだった。

 ジョンもまた別に複数の恋人がいた。2人が出会った当初は、お互い2又、3又状態だったということである。

 そして結婚──。ジャクリーンは夫の不貞を知って、見ないふりをした。それが上流階級の妻の役目であり、自分が恥をかくような事態にならなければ、それは容認することでもあったという。だが、寂しさは募る。

 そんな孤独を癒すように、ジャクリーンにも結婚期間中、何人かの“恋人”が取り沙汰されているのだ。

 親友といわれた弁護士ウォルター・ソヒエとは長い時間を共有し、その親密ぶりが憶測の的となっていた。22歳も年上で国防省の元ナンバー2だったロズウェル・ギルパトリックともロマンチックな関係が取り沙汰されている。ジャクリーンは彼に熱烈な手紙を送り、ギルパトリックは2人の関係について「愛し合っていた」と認めたという。

 またジョン亡き後、ジャクリーンが再婚することになるアリストテレス・オナシスとの関係も「暗殺以前にすでにオナシスと深い関係にあった」という。夫同様、ジャクリーンもお盛んだったということだ。

 キャロライン駐日大使の今は亡き両親の“激しすぎる下半身”事情。当のキャロラインは、1986年にデザイナーのエドウィン・シュロスバーグと結婚し息子1人(イケメン!)に娘2人をもうけている。夫は今回の来日にも同行していて、夫婦仲もよさそうに見えるのだが──両親を反面教師としたなら幸いだ。