これだけは押さえておきたい! 2013年電子書籍レビュー人気作品ベスト5 (ビジネス・社会・政治編)

社会

公開日:2013/12/28

2013年も残りわずか。今年もさまざまなビジネス書が登場し、『伝え方が9割』(佐々木 圭一/ダイヤモンド社)や『雑談力が上がる話し方 30秒でうちとける会話のルール』(齋藤孝/ダイヤモンド社)といったベストセラーが生まれました。

 ダ・ヴィンチ電子ナビでも様々な作品をレビューしましたが、どんな作品のレビューがよく読まれたのでしょうか? ビジネス書だけでなく政治・社会も含め、1位から5位を紹介します。

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■1位 『性犯罪被害にあうということ』(小林美佳/朝日新聞出版)
レビュータイトル=“最低・最悪の犯罪に遭遇した場合
2000年、24歳で性犯罪被害にあった女性の実名手記。心身がどれほど傷つき、対人関係がどれほど損なわれるか……といったことがリアルに描かれる。同時に恋、友情、家族との関係なども盛り込まれ、青春小説の趣もある。表紙の写真は、著者本人。

■2位 『地方にこもる若者たち』(阿部真大/朝日新聞出版)
レビュータイトル=“地元LOVEな人が増えている!? 都会に出たくない若者たち
若者はいつから東京を目指さなくなったのか? 田舎と東京の間に出現した地方都市という存在の魅力とは? 若者が現在と未来に感じる満足と不安とは? 『搾取される若者たち』で鮮烈デビューを果たした気鋭の社会学者が甲南大学准教授となり、地方から若者を捉え直した新しい日本論。岡山における「社会調査」(現在篇)、BOOWY、B’z、ミスチル、KICK THE CAN CREWなどのJ-POPから独自分析した「若者と地元の関係の変遷」(歴史篇)、そして「新しい公共性の出現」(未来篇)などで現代日本を切り取ります。

■3位 『感動をつくれますか?』(久石譲/KADOKAWA 角川書店)
レビュータイトル=“ジブリ音楽の仕掛け人・久石譲の音楽ジャンルにとどまらない、熱い仕事論
モノづくりは感性に頼らない。宮崎アニメや北野映画など、日本映画音楽の第一人者として20年にわたり活躍してきた著者が、オリジナリティのあるものを作り上げるための心がけを伝授。仕事に勉強に、新しい世界が広がります。クリエイティブに生きたい人に贈る、時代の風を読むために必要な「感性の正体」……あの名曲はここから生まれる!

■4位 『セックス嫌いな若者たち』(北村邦夫/KADOKAWA メディアファクトリー)
レビュータイトル=“「セックスよりTENGAの方が気持ちいい」?若者のセックス離れの実情
いまや若者の3人に1人が、セックスに興味がないという。その理由は様々で、セックスという行為が面倒とか、恥をかきたくない、「自分で」がいい、生身の女性を汚いと思いアニメのキャラに耽溺するとか、仕事で疲れ果ててそれどころではないという者もいる。だが、この傾向を放置していると、日本は大変なことに…。若者たちの生の声を知る産婦人科医が、予想を上回って衝撃的な現状を訴える迫真の報告書。

■5位 『大卒だって無職になる はたらくにつまずく者たち』(工藤啓/KADOKAWA エンターブレイン)
レビュータイトル=“真面目な人ほど「大卒ニート」になる!? 若年無職者の真実とは?
大卒無職急増中、知識も能力もあるのに働けない…。いったい彼らは何につまづくのか?
「第1話 有名国立大学を卒業したけれど。 」「第5話 親に安心してもらいたい。」など、若者支援の最前線の現場で現代の若者たちの“つまずき”から“立ち直り”までを追った6つのストーリー。

 ビジネス書ランキングの常連であるディズニー本では、6位に『ディズニー こころをつかむ9つの秘密』(渡邊喜一郎/ダイヤモンド社)がランクイン。ブランディング、リピーター獲得の鍵、感動をつくり出すしくみなど、準備期間2年で年間1000万人を集客したディズニークオリティのマーケティング術に迫っています。