舞台は会社だけじゃない! 地域や子育てでも輝くおやじたちに読んで欲しい本ランキング

暮らし

公開日:2014/2/13

 家族のために働く世のお父さんたちの活動の場は、なにも会社だけではない。子どもと一緒に参加できる催しやボランティア活動などを通して地域交流を図るお父さんたちも珍しくない。そこで今回は、宮城県内にある「お父さんたちのネットワーク」のスタッフとして、“おやじ”たちの地域参加、家族参加を応援する照井貴広さんに、“おやじたちに読んでほしい10冊”をランキング形式で紹介してもらった。

■1位『奇跡のむらの物語 1000人の子どもが限界集落を救う!』 辻 英之/編著 農山漁村文化協会 1785円
長野県の下伊那郡で、都会の子どもを集めた山村留学を展開したNPOの25年に及ぶ歩みを紹介するノンフィクション。地域生活や教育活動を実践していくヒントが詰まっている。

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■2位『昭和40年男 Born in 1965』(奇数月発売) クレタパブリッシング 680円
昭和40年生まれをターゲットにした隔月発行の男性誌。同世代が共感できる懐かしの流行に関する記事の他に、健康情報をはじめとする、いまを頑張るための記事が目白押し。

■3位『できる大人のモノの言い方大全』 話題の達人倶楽部/編 青春出版社 1050円
タイミングや状況に応じた言葉選びの仕方や、目上・目下といった立場によって変わる言葉づかいの用例が満載されたベストセラー。「できる大人」になりたい人は必読の一冊。

■4位『クッキングパパ』(1~126巻) うえやま とち 講談社モーニングKC 459~550円
連載スタートから現在までに126巻が刊行された長寿料理マンガ。ランキングの選者・照井さんは「レシピを真似できるのが他の料理マンガとの違い」と語って、本作を絶賛。

■5位『とんび』 重松 清 角川文庫 660円
不器用で破天荒な父親と、健やかに成長する息子の親子愛を描いた2008年刊行の感動作。内野聖陽、佐藤健らが出演した連ドラ(13年放送)が話題となり、原作の人気が再燃。

■6位『新冒険手帳』 かざまりんぺい 主婦と生活社 1000円
火起こし、水の確保、ロープの結び方などアウトドアで役立つ知識をふんだんに紹介。照井さんは「震災の前に読んでおけばよかった」と語る。頼もしい大人を目指す人におすすめ。

■7位「まだある。」シリーズ 初見健一 大空ポケット文庫 各767円
「今でも買える“懐かしの昭和”」を合言葉に、1960~70年代に発売、現在も市販されているアイテムをぞくぞく紹介。食品編、文具・学校編など、さまざまなジャンルを網羅。

■8位『工作図鑑 作って遊ぼう! 伝承創作おもちゃ』 木内 勝/作・絵 田中皓也/絵 福音館書店 1680円
1988年に刊行、現在も重版され続けている手作りおもちゃの解説書。全170種のおもちゃの作り方、遊び方をイラスト入りで掲載。道具の使い方も覚えられ、親子で楽しめる。

■9位『災害時 絶対に知っておくべき「お金」と「保険」の知識』 生活設計塾クルー+ダイヤモンド社/編著 ダイヤモンド社 680円
災害補償や公的支援など、災害時のお金に関する知識をまとめたガイド本。照井さんは「電気がないとネットで情報を得られないので、手元に一冊あった方がいい」とコメント。

■10位『ごっつぉうさん』(1・2) みやぎの食を伝える会/編著 河北新報出版センター 各1680円
照井さんの出身地・宮城県の郷土食と、そのレシピを紹介。郷土食について、照井さんは「大人には懐かしく、子どもには新鮮」と語り、親子をつなぐきっかけになると解説。

取材・文(ランキング部分)=澤井 一/ダ・ヴィンチ3月号 「その道のプロに聞く! ダ・ヴィンチなんでもランキング」