何問解ける!? 空いた時間で賢くなれる! 大人のクイズ

文芸・カルチャー

更新日:2017/11/22

発売当初から大人気の『考える力が身につく! 大人のクイズ』(逢沢 明/PHP研究所)。発売されて1年近く経つが、今でも多くの書店で平積みされている。本書は、内容が面白いのはもちろんのこと、様々なジャンルのクイズが155問も詰まって680円と、非常にリーズナブルなのも魅力のひとつだ。ちょっとした暇つぶしや頭の体操に、ぜひこの大人のクイズに挑戦してみてはいかがだろうか。クイズが苦手な人も、次のページにわかりやすく解説してあるので安心してチャレンジできる。

ちなみに筆者が挑戦した結果、時間はかかったが155問中109問正解できた。最初は分からなかった難問も、コツが分かればすらすら解けるもので、普段あまり使っていない脳が活性化されて頭が良くなった気がする。では、実際どのようなクイズが収録されているのか、その一部をご紹介しよう!

advertisement

■問1(P.115)
A~Eの5人がそれぞれ2つの証言をしました。

A:「Cはウソをついている。Dはウソをついている」
B:「Aはウソをついている。Eはウソをついている」
C:「Bはウソをついている。Dはウソをついている」
D:「Cはウソをついている。Eはウソをついている」
E:「Aはウソをついている。Bはウソをついている」

5人の中に、2つの証言ともウソをついている人物Xが1人います。また、X以外にも、片方の証言がウソだという人物が何人かいます。Xについて確実にいえるのはどれでしょう。

1、XはAである。
2、XはBである。
3、XはEである。
4、XはBかCである。
5、XはCかDである。

■問2(P.125)
ある映画館では、普通席の入場券は1300円、指定席は1800円でした。1人目のお客が、黙って2000円を出すと、窓口の女性は「普通席ですか、指定席ですか?」と尋ねました。ところが、2人目のお客が黙って2000円を出したら、「指定席ですね」と言って、おつりの200円を返してよこしました。なぜ指定席とわかったのでしょう?

■問3(P.299)
川にさしかかると、小さなイカダがひとつありました。旅人は、
・キツネ 1匹
・ヤギ  1匹
・キャベツ 1個
と一緒でした。1回の横断で、イカダにはひとつのものしか積めません。しかも、キツネとヤギだけにすると、ヤギが食べられます。また、ヤギとキャベツだけにすると、キャベツが食べられます。さあ、旅人は何回川を横切れば、どれも失わずに川を渡れるでしょう。イカダをこげるのは旅人だけだし、泳いでは渡れません。

以上の3問、何問解けただろうか。

答えは…
問1:5、XはCかDである。
問2:2人目の客は千円札1枚と500円玉2枚を出したから
問3:7回

なぜ、その答えになるのかは、ぜひとも本書で確認してほしい。他にも、これらの類題やマッチ棒を使ったもの、そのほか計算問題など、様々なジャンルのクイズが掲載されている。中には「え!? そんなのありなの!?」といったものもあるが、クイズが好きな人なら熱中できること間違いなし! ひとりで楽しむもよし、家族や友人と楽しむもよし、イベントなどで盛り上がるもよし。使いどころ満載のこの本。持っていて損はない1冊。他にも、『読めますか? 小学校で習った漢字』(守 誠/サンリオ)などの“小学校で習った”シリーズや、『錯視で大人の脳トレーニング』(篠原菊紀:監修、グループ・コロンブス:編集/講談社)、数独で大人気のシリーズ「ポケット数独」(ソフトバンククリエイティブ)など、空いた時間で頭の体操ができる本がたくさん出ており、書店でもコーナーが作られていることが多い。ぜひ自分の好みのクイズ本を見つけて、脳を活性化させよう!

文=月乃雫