お花見から子どものお弁当まで! 元書店員が選ぶキャラ弁レシピ本

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更新日:2020/3/2

 もうすぐお花見の季節。また、4月になると、学校や幼稚園のお弁当も始まる。 色とりどりの可愛いキャラ弁は、みんなの注目の的! そこで今回、つい最近まで書店で3年以上実用書を担当していた筆者が、実際に売れていたオススメのキャラ弁レシピ本をご紹介&実際にキャラ弁を作ってみた!

■人気ブロガーのレシピ本
akinoichigoのたっぷり型紙つき! キャラクターのおべんとう』(稲熊由夏/宝島社)
akinoichigoの全プロセスつきお弁当キャラ200』(稲熊由夏/主婦と生活社)
kaerenmamaの簡単かわいい! キャラいっぱいのお弁当』(菅原京子/宝島社)
kaerenmama×asamiの親子でつくろうかわいいキャラ弁!』(kaerenmama、asami:著/アスキー・メディアワークス)

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 キャラ弁で真っ先に思い浮かぶのは、やっぱり人気ブロガーの「akinoichigo」さん、そして「kaerenmama」さん。様々な出版社から多くの本を出している彼女たちの本を見れば、可愛いキャラクターや動物、車などがモチーフの、子どもが喜びそうなお弁当が簡単に作れる。 バリエーション豊かで愛嬌もたっぷり。見ているだけでも幸せな気持ちになってくる。

■グッズ付きのレシピ本
はじめてでもかんたん&かわいい!サンリオキャラ弁当BOOK』(学研パブリッシング)
ONE PIECE海賊キャラ弁当BOOK』(尾田栄一郎:イラスト/集英社)
スージー・ズーのHAPPYキャラ弁当BOOK』(集英社)

 キャラ弁初心者にとって、本を買って帰ったものの道具がない! というのはよくある話。しかし、これらの本を買えばちゃんと型がついているので、レシピ通りに作ることができる。初めての人はチェックしてみよう!

■他にも…
はじめての簡単キャラ弁 冷凍保存で朝スグ作れる!!』(学研ライフ&フーズ編集室/学研パブリッシング)
はじめてのキャラ弁 忙しい朝でも、かわいいお弁当がスグ作れる!』(asami、おはよう奥さん特別編集/学研パブリッシング)

 『冷凍保存~』は880円、『忙しい朝~』は680円と、どちらもお手頃価格。お手軽価格でバリエーションを増やせるので、どちらも持っておいて損はない。

 今回は、akinoichigoさんが今年2014年2月に出したばかりの、『akinoichigoの楽チン! おにぎりキャラのおべんとう』(稲熊由夏/大和書房)という本の中から、実際に2種類のお弁当を作ってみた。本書は、使えるおかずのレシピはもちろんのこと、タイトルの通りおにぎりの種類が非常に豊富。お弁当といえばおにぎりということで、1冊あれば楽しいお弁当を作れること間違いなしだ。

 

テディベアのおにぎり
▲P25の上段『テディベアのおにぎり』

 

思わず一目惚れして作ってしまったこのお弁当。お弁当箱にくまが埋まってる感じがなんともたまらない。おかずは、エビの照り焼き(P.81)とプチトマトのコロコロサラダ(P.84)。プチトマトの方は、少しアレンジして、中のチーズをマッシュポテトに、上のオリーブを茹でたにんじんにしてみた。

 

いちごのおにぎり
▲P45の『いちごのおにぎり』

 

春らしい、今の季節にぴったりなお弁当。女の子なら、誰でも見るだけで嬉しくなるのではないだろうか。顔がなく、パーツも少ないので初心者向け。おかずはごぼう入りハンバーグ(P.77)、ポテトのチーズ和え(P.86)。ハンバーグには、みじん切りにしたにんじんと玉ねぎも入れてみた。

 キャラ弁初心者にしては、まあまあ上手くいったのではないだろうか? 通常の弁当に比べれば時間はかかってしまうが、それでも出来上がった時の達成感、そして食べる時の楽しさは比べ物にならない。試しに友人に見せてみたところ、「女子力高い!」「修練の書でステータスを全部デフォルト化してやりたい!」と大絶賛(?)してくれた。すべてはこの本のおかげである。

文=月乃雫