BUMP OF CHICKENが初音ミクと異色のコラボ!

音楽

更新日:2014/3/13

BUMP OF CHICKENのニュー・アルバム『RAY』

BUMP OF CHICKENのニュー・アルバム『RAY』

 BUMP OF CHICKENは、3月12日にリリースしたニュー・アルバム『RAY』の収録曲「ray」の別ヴァージョンで、初音ミクとのデュエットVerを発表。「BUMP OF CHICKEN feat. HATSUNE MIKU」名義で、レコチョク、iTunes Store他にて配信をはじめた。

 注目したいのは、そのプロモーションビデオ。手掛けたのは、数々の初音ミクアートやファッションと斬新なコラボレーションを実現してきた新鋭クリエイティブカンパニー、A4A(エー・フォー・エー)の東市氏。このプロモーションビデオは、CG合成ではなく、BUMP OF CHICKENと初音ミクが同じ空間に立ち、撮影に挑むという、世界初の“リアルタイム共演”となった。強力サポートのクリプトン・フューチャー・メディア社は「14(イチヨン)モデル」という新たな3DCGモデルの初音ミクを制作。初音ミクの振付は、でんぱ組.incやゆずなどの振付で知られるYUMIKOが担当。また、BUMP OF CHICKENとしては、初のコラボレーション楽曲&プロモーションビデオの制作となり、メロディ、歌詞、特にアレンジにおいて、楽曲の持つ新たな方向性をより斬新かつ前衛的なアプローチが取り入れられている。

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 藤原基央(Vo, G)は、「もし自分がBUMP OF CHICKENとして音楽を奏でていなかったら、きっとその世界の“P”のように、ボカロを使って音楽表現をしていたと思う」とコメント。初音ミクの世界観を深くリスペクトしていることが、このコラボレーションに繋がったようだ。

 プロモーションビデオは、YouTubeで見ることができる。

 また、『RAY』のCDジャケットのブックレットでは、BUMP OF CHICKEN、映画『ALWAYS三丁目』シリーズの山崎貴監督、ALTERNATIVE DESIGN++所属の開発ユニット“AR三兄弟”3者によるコラボレーションが実現。ブックレット内イラストのストーリーをBUMPメンバーと山崎監督が考案。山崎監督がコミックマンガ風イラストを書き下ろし、出来上がったAR動画は、AR三兄弟がプログラミング、演出を加えるという見事な融合により仕上がった。

 新たな世界を切り開いたともいえるBUMP OF CHICKENの今後の活動と進化に期待したい。