美肌、便秘解消にダイエット効果も? 炭酸水のチカラを試してみた!

健康

公開日:2014/4/11

 「誰でもできる!」「美肌に効果抜群」「ラクして痩せる」「10歳若返る!」美容に関する売り文句はたくさんある。雑誌やネットなどで記事を読むと、それなりに効果がありそうに書かれている。さまざまな運動や食材が美容に効果アリというのはわかるが、実際に試して続けるのはなかなか難しい。筆者も試してみるが全く続いたことがなく、続かないのでもちろん効果もない。最近はそんな記事に飛びつくのもアホらしく、ほぼスルーしている。

 そんなズボラな筆者でも挑戦してみようと思えたのは「炭酸美容」。以前、炭酸美容家の高橋弘美さんが講演会で炭酸美容の良さを話していた。コストパフォーマンスは最強。飲んでも良し、塗っても良しで、顔でも髪でも全身どこにでも使える。ダイエットにも、美肌にも、効果アリ。ということで、かなり万能なアイテムなよう。高橋さん著『改訂版 炭酸水でツルふわ肌に』(高橋弘美/扶桑社)には、炭酸を使った美容法が載っている。そこで、実際に効果があるか試してみた!

advertisement

■まずは炭酸水を作成!
炭酸水の作り方は簡単。500mlの空のペットボトルの中に「重層小さじ2分の1」を入れて、「水道水400ml」を注ぐ、その後「食クエン酸小さじ2杯」を入れて炭酸ガスが噴き出す前にフタをして一晩冷蔵庫で寝かせれば出来上がり。ちなみに筆者はレモングラスのハーブティーで香り付けをしてみた。この炭酸水は美容用で飲めないので注意!
100円均一ショップで買ってきた重層とクエン酸、家にあったハーブティーを使いコストはわずか200円。重層とクエン酸の量は多くかなりの回数使えそう。問題は、炭酸が抜けると効果がないので1日~2日で全て使い切らなければいけないところ。

■ふきとり化粧水を試してみた!
「エタノール1ccと「エッセンシャルオイル1滴」を混ぜ合わせ、空のペットボトルに入れる。そこに「炭酸水100ml」を入れて出来上がり。コットンに含ませ、化粧水をつける前に肌を拭き取ってみる。これによって後につける化粧水などの効果がアップするらしい。使ってみるが……うん……これだけではよくわからない。

■保湿ローションを作ってみる!
ふきとり化粧水は肌がヒンヤリするだけで、効果は感じないので保湿ローションを使ってみた。空のペットボトルに「炭酸水100ml」「ハチミツ1ml」「グリセリン10ml」を入れる。ペットボトルにフタをしてハチミツが溶けるまで回し、液をスプレータイプのボトルに入れて出来上がり。顔に吹きかけてみる。さっぱり系のローションとしては良さそうな気がする。肌もすべすべになった。乾燥肌で無ければこれで十分。しっとり系を求めるなら、この上に乳液などつければ問題なさそう。

■足湯に浸かってみた!
足首までお湯がつかる大きさの桶を用意する。桶も100円均一で購入。その中に「38~40度くらいのぬるま湯4L」を入れて、「重層小さじ10g」「クエン酸8g」を入れるだけでOK。そこに足を浸して15分ぐらい。かかとのカサつきが悩みの筆者にはすごく効果があった! 固かったかかとが柔らかくなって、ひび割れの痛みも解消。そこに炭酸水で作った保湿ローションをつけてみると、さらにしっとりして固かったかかとが柔らかくなる。かかとの悩みを抱えている人にはオススメ。冷えも解消されて体全体が温まった。

■飲んでみた! ダイエット効果は?
飲むのは市販の飲料用炭酸水。安いものは100円以下で売っている。便秘解消効果があるらしいが、そもそも便秘でないのでわからない…。しかし、満腹中枢に働きかけて食欲が減るというのは納得。食事の時に炭酸水を一緒に飲めば、早めにお腹がいっぱいになって食欲が抑えられる。お茶を飲みながら食事をするよりは効果がありそう。これで、炭酸風呂に入れば代謝も良くなってダイエットにも効果がありそう。ちなみに炭酸風呂は市販のバブやきき湯などの入浴剤で問題ないらしい。

 みるみる体重が落ちる、あっという間に美肌に、とはならないけれど、続けてみれば美肌にもダイエットにも効果はありそう。手軽にローコストでできるので、続けるのも苦じゃない。炭酸水は美容の万能アイテムと言ってもよさそうだ。

文=舟崎泉美